「デザインだけじゃなく、企画提案からWeb制作もできるデザイナーとして活躍したいと思いました」20卒新入社員インタビュー
今回は、今年入社した2名のルーキーへデパートに入社した理由や、現在行っている研修内容、将来の展望などをインタビューしました。
今回は、デザイナーの町屋くんのインタビューをお届けします。
――自己紹介をお願いします
町屋健斗です。
大学時代から、デザイン学科でデザインについて学んでいたので、この分野で活躍出来たらと思い就職活動をしていたところ、ご縁があってデパートへ入社を決めました。
趣味は写真撮影で、元々大学の課題の為に写真撮影する事が多かったということもありますが、その延長でカメラが好きになりました。
カメラは、富士フィルムのXT-2というミラーレス一眼レフカメラを3年使用しています。休日はこのカメラを持って写真を撮りに行きます。
――大学時代に打ち込んだことを教えてください
大学生時代は、ほとんどの時間をデザインの勉強や実習に注ぎ、専念していました。
多くの実践を学び身につけたいと思い、実習のある授業を3つ履修し、3、4年生の時は情報デザインの多くのデザインに関する知識を吸収しました。
また、3年生の夏からは長期インターンで、ある会社でデザイン業務のお手伝いをしていました。そこではWebのバナーを制作したり、店頭に飾るポップをデザインしたりなど、実際の仕事を体験させて頂きました。
自分が制作したものがアウトプットされ市場に出るということを、学生という立場で学びながら実践できるという経験は中々ないと思うので、とても新鮮に感じましたし、実際に店頭で発見した時は嬉しかったです。
――デパートとの出会いのきっかけと、入社を決めた理由を教えてください
2018年大学3年生の夏、登録していた媒体を通してワンデーのインターシップに声を掛けてもらったのがきっかけでした。
インターシップでは、課題に対しグループワークで成果物を完成させるワークを行いました。
作成した成果物を発表した際に、社員の方々がビジネス目線で厳しく評価してくれたので、とても勉強になり、参加して良かったと思いました。
また説明会では、デパートのことや制作会社というのはどのような仕事をしているのかなど、細かく教えてくれたので、業界について深く理解することができました。
大体の説明会は、一方的で事務的に話されることが多いですが、デパートは親身に話を聞き、話してくれたので、思っている疑問を解決できたし、自身の将来像をイメージする事ができました。
4年生になって進路に迷った時、やはり今まで学んできたデザインに携われるような環境で仕事がしたいと思うようになり、デザイン系の会社で選考へ進めることを決めました。
その中でも、「誰かを想って創る」というビジョンやデザインに対する想いに共感し、デパートで働きたいと思う気持ちが強くなりました。
また、選考に進む前に、意思確認の面談を行ってもらったので、安心して選考に進めました。
――今取り組んでいる研修の内容を教えてください
入社の4月から8月末まで研修プログラムを組んでいただいており、ディレクション〜情報設計〜デザイン〜コーディングまで一通り研修を行います。
最初はビジネスマナー研修で社会人としての基礎を学びました。
他にも、リモートワーク推奨の為、なかなか先輩方にお会いすることができなかったので、自身の事を知ってもらえるよう、社内に貼り出す自己紹介ポスターを作成しました。
ポスターの作成は、自分をどう知ってもらうか、どう見せたいかを情報設計をし、デザインに落とし込みました。その上で、社内投票をおこないました。
また制作をする上で、様々な業界を知る必要があるため、関連会社をはじめとする多岐にわたる業種を調べ、他業界についても理解を深めました。
最近は、主にコーディングと、企画設計について学んでいます。
コーディングは学生時代に少し勉強していましたが、理解できずに挫折しました。
研修でも最初は、何が出来ないのか調べる方法が分からなかったりとだいぶ苦労しましが、今では過去に挫折したコーディングについて徐々に理解できるようになり、調べる力が身につきました。アドバイスをもらったということもありますが、自分で調べて知ることの楽しさを理解したので、新しい知識をたくさん身につけたいと思うようになりました。
また、デザイナーとしてただデザインするだけではなく、デザインにたどり着くまでの工程がいかに大切かを研修で学んだので、実際に自分がデザイナーとして活躍する際にはどのように動けばいいのか、コミュニケーションの取り方を知ることができました。
――デパートに入社して成長したと感じることはありますか?
まだ入社して3ヵ月と少しですが、物事の捉え方が変わったと思います。
今までなら、Webサイトを見ても「かっこいい」「ダサい」といったユーザー目線での第一印象止まりでしたが、最近では、Webサイトを通してその会社は何をユーザーに伝えたいのか考えたり、UIがあまり良くないと感じたら、どの部分を改善したらよりユーザーが見やすくなるのか考えたりと、思考が大きく広がりました。
また、ニュースキャッチアップという、自身が気になるニュースをピックアップしてその背景や、仕事への活かし方などを考える研修を行っているのですが、その研修で学んだことにより、流し見するだけではなく、そのニュースに関連している企業情報を調べて背景を探ってみたり、取り組みの狙いについて考えるようになりました。
技術面でも、苦手意識を持っていたコーディングが出来るようになってきたことに成長を感じます。
※研修内でどのような人を目指すか、曼荼羅シートを用いて目標設定をおこないました
――半年後、5年後、10年後、どのような人物になっていたいか教えてください
半年後は、徐々に業務に携わる機会が増えていくかと思いますが、まずは与えられた実務を正確にこなせるようになっていたいと思います。今まで研修で学んできたこと以上の知識を付け、更に実力を付けて実践することが目標で課題だと思っています。
5年後は、実務を通してデザイン分野だけではなく、自身の得意分野や、軸となる部分を明確にしたいと思っています。それを発見して活かせるように成長できたらと思っています。
10年後は、5年後で見つけた得意分野や軸となる部分を、5年間で更に精度を高めて絞り、誰かにアウトプットや提供できる立場でありたいです。それが今後出会う新入社員なのか、外部での講演会なのか、書籍なのかYouTubeなのか、形はそれぞれありますが、しっかりと誰かに発信できるような立場でありたいと思っています。