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東京の大企業から徳島のベンチャーに転職。「コロナ禍でも泥臭くリモートワーク」

新型コロナが国内で流行し始めた2020年3月に電脳交通に入社した井上さん。
新卒から大手の金融会社、保険会社でキャリアを積み重ね、33歳・4社目で人生初のベンチャー企業に転身。

これまでの企業とは違う社内カルチャーや電脳交通の仕事に慣れようとした矢先、日本全国に緊急事態宣言が発令され、強制的にリモートワークを余儀なくされます。

初めてのベンチャー転職、初めてのリモート営業、初めてのタクシー業界。
初めてづくしの中でこれまでの経験を武器に日々戦う井上さんに話を聞きました。

いままでは金融・保険業界の営業一筋だった

ー井上さんはこれまでどんな仕事をされてきたんですか?

まず新卒で銀行に入行しました。
金融業界を選んだ理由は、親が金融の仕事をしていたのでその影響が大きかったです。

当時は、スーパーカブに跨って毎日色々な場所を営業で回りました。
個人向けの投資信託を営業するのですが、会社の雰囲気は「営業は足で稼ぐもの!」「営業成績が全て」で、とにかく必死で過ごしていました。

2社目は外資系保険会社で法人向け営業、前職が国内大手流通会社の関連会社で保険商材の営業だったので、社会人になってからは一貫して金融・保険に関する仕事です。

ー会社の規模も事業内容も、電脳交通とはかなり違いますね。

たしかに、転職を決めたあと周囲からは「意外だね」って言われました。

ただ、昨年11月に転職活動し始めた時点で
・物流や移動など、交通関連の業界
・ベンチャー企業
この2つを希望条件として絞り込んでいたから、自分としてはむしろ希望通りって感じでした。

電脳交通の「泥臭さ」が信頼できた

ーなぜ「交通」と「ベンチャー」にこだわったんですか?

前職が小売関連の業界で、そこで「物流の大事さ」を知ったこと、営業商材の中に自動車保険があったことで交通の分野に関心がありました。

ベンチャーにこだわったのは、スピード感や自分の意欲です。
これまで所属した会社はどこも大企業で、営業しながら会社のブランド力や良い環境で仕事が出来る恩恵を感じていました。でも一方で大企業特有の社内政治やスピード感の遅さを感じていて。

自分自身30代になり「もっと勉強したい」「もっと成長したい」「やってやるぞ!という実感を得ながら仕事がしたい」の気持ちがあったので、ならばベンチャー企業に絞ってみようと。

ー最初に電脳交通に会った時のことを覚えてます?

はい、昨年11月にwantedlyで求人を見て応募しました。
「交通」「ベンチャー」の2つに該当していたことに加えて、これまでの仕事で地方出張した際に「地方の交通空白地帯の現状」を感じていたことで、ピンと来ました。

一次面接で良い印象だったんです。
新宿の喫茶店でカジュアル面接して「社内の体制はこれから作っていく段階」「裁量を持って仕事ができる」など、詳しい内情を話してくれたのを覚えています。

ー当時、他のベンチャー企業の話も聞いていた?

当然、同時進行で他のベンチャーとも面接していましたが、そこと比べて電脳交通は「キラキラしていない」「泥臭さがある」と感じて、その点が良かったんです。

二次面接では取締役の北島さんと話した時も「色々大変だけど前向きで可能性がある会社だ」と思いました。

当時、ほかのベンチャー企業の話を聞いて違和感があったんです。
なんか「いいことしか言わないな」って、もちろん事業が好調なんでしょうけど、何を聞いてもポジティブな話ばかりで鵜呑みにできないというか・・

でも、電脳交通は「いや実際しんどいよ」って話をちゃんとしてくれた。それに加え、昨年末に徳島のオフィスに招待された際、他の社員の方ともお会いして純粋に「この人達と一緒に働きたい」と思えたんですよね。

大企業からのベンチャー転職、最終関門は「妻」

ーでは昨年末にはすでに電脳交通に行くと決めていた。

はい、ただ実際に入社を決めるまでに1ヶ月掛かりました。
理由は妻です、いわゆる「嫁ブロック」ってやつで最初めちゃくちゃ反対されました。

偶然、妻は徳島出身だったので「徳島の会社でしょ?」と先入観もあったようです。 それに加えてベンチャー企業への転職で、今後のキャリアや給料の事、色々と言われました。

ー大手からベンチャーに転職したい人が最後に嫁ブロックで断念するケースはよく聞きます。井上さんはどう説得されました?

持久戦です、何を言い返されても折れない覚悟。
何か言い返されて折れるって時点で、たぶんそれは本当にやりたい事じゃないです。

とにかく話しましたね、電脳交通が目指すこと、自分自身が視野を拡げて成長したいこと、でも自分は最終的に絶対成功するという覚悟。

1ヶ月ずーっと話して、最後に妻が「もう決めたんでしょ」って折れてくれました。 入社オファー頂いて1ヶ月も待ってくれた会社にも感謝しています。

入社直後に新型コロナ流行、「いまできる最大限のことをしなければ」

ー3月1日入社なので、入社直後に新型コロナの影響を受けましたよね。

一応最初から東京メンバーとしてリモートワーク前提ではあったのですが、最初2週間徳島で研修を受けて、東京に戻って「さあ電脳交通のセールスとして動くぞ!」と思ったら「緊急事態宣言」です。

電脳交通の営業スタイルを知る前に、営業先に訪問も出来ず生まれて初めてリモート営業ですし、これまで培った「対面コミュニケーションで雰囲気を掴んで営業する」も通用しない。

「この状況下で何が出来るだろう」っていきなり手探り状態です。

ー手探りの中で、これまでの法人営業経験が活きる部分はありました?

はい、相手の企業全体を俯瞰で考えて、経営体質・予算・財務状況を踏まえてアプローチを考える癖は活きていると思います。

金融・保険の業界にいたことで「ロジカルな説明」の癖がついたのも良かったです。 商材の説明に終始せず、「このサービスを利用することのメリット」の話をする。

すると「こういう話が聞きたかったんだよ」って言って頂くことが多いので、もちろん人として好かれる人情的な面も大事にしつつ、さらに「メリットをロジカルに説明」を意識しています。

ー営業先で印象的だったことはありますか?

タクシー業界の現状です。
「タクシー業界は縮小傾向」というのはマクロな市場分析でも言われていますが、実際に経営者の方と話すとそれがリアルに伝わってくる。本当に「明日会社が潰れるかも」の危機感を抱えています。

だから「やるなら早くしないと」って。
「いま自分ができる最大限のサービスを提供しなければ、目の前の人を救う事ができない」そういうスイッチが入りましたね。

リモートでのコミュニケーションとベンチャーのスピード感

ー仕事をする上での社内での変化を教えて下さい、ベンチャーでの働き方やはじめてのリモートワークなど

全然変わりましたね。
例えばチーム・上司とのコミュニケーションでも、以前の職場は上司が10歳以上年上で、きっちり「上司と部下」の関係でしたし、それが当然って感じでした。

いまのチームだと、リーダーの西野くんは年下だというのもありガチガチの上下関係とではなく同じ目線で、「一緒に動いて対話する仲間」のようなオープンなコミュニケーションになりました。

次に「スピード感への意識」です。
西野くんをはじめチームメンバーと一緒に動きはじめて「これがベンチャーのスピードか」と痛感しました、とにかく何を意思決定するのも早い。

ですから、何かを議論・相談する際に「まず自分の中で結論を出す」「根拠までしっかり考え抜く」の意識が強くなりました。そのために必要な「素早く漏れなく思考し意思決定するフレームワーク」を勉強しはじめたり。

ー話を聞いていると、井上さん元々ベンチャーっぽい人ですね。

そう思います。とにかく入社から半年経ち「やってやるぞ!」と思っています。

いまは凄く手触り感のある刺激的な毎日が送れている実感があるし、いまの年齢・キャリアでゼロベースから創る事業に関われていることに意義があると思います。

それと、結果的にぼくはリモートワーク向いていたと思います。
よく「仕事とプライベートの境界線がなくなる」って言いますよね、これがとてもやりやすいんです。朝起きて支度することなくすぐに仕事机に座る。夜も周りを気が済むまで仕事できる。

前職は片道1時間掛けて出社していましたが、いまのほうがやりやすいです。

ー他の部署との交流などはどうですか?

そこは凄くケアするようにしています。
ぼくは入社してずっと東京からのリモートワークですから、仕事でやりとりする人でもお互いの性格がわからない部分も多い。だから仕事上の存在感を出していく意識と同時に「丁寧な言葉遣いや姿勢」を忘れないようにしたり。

新型コロナで、リモートワークが世の中のスタンダードになり、社内コミュニケーションや情報共有のあり方も変わると思います。いま社内で「リモートワーク円滑化」を目的とするプロジェクトのリーダーになったので、社内での情報共有の質を上げることに貢献できたらいいなと思います。

ー最後に、「電脳交通に向いているタイプ」を聞きたいのですが。

ぼくと似た「大きな企業から転職」で言うと「セルフマネジメント」です。
大企業はマネジメントや社内ルールなど、環境がしっかりしていることが多いです、でも会社が与えてくれる環境関係なく自己管理出来る人・したい人には合っていると思います。

正直、同世代で「会社が与えてくれる環境の上にあぐらをかいているな」と思うタイプもいましたが、そうではなく「もっとバリバリやりたい人」にはとても良いと思います。

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ご覧いただき、ありがとうございました。

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