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制作会社から29歳で転職、3年後には事業責任者へ。「井の中の蛙が大海にでた感覚だった」

サイバーエージェント メディア事業では様々なバックグラウンドを持った社員が活躍していますが、現在「アメーバピグ」や数々の派生サービスを管轄する事業責任者をつとめる下山もその一人です。

7年間制作会社でデザイナーとして働くなかで「井の中の蛙状態で、調子に乗っていた」自分に気づいたという下山。新たな環境でチャレンジがしたいと29歳でデザイナーとしてサイバーエージェントに転職し、気付けば3年後には事業責任者になっていたといいます。

現在35歳の下山に、29歳のときに転職を決めた際の思いや、サイバーエージェントに入社を決めた理由、入社して感じたギャップなどざっくばらんに答えてもらいました。


下山 航平
メディア統括本部 ピグカンパニー カンパニー長。  
デザイナーとしてグラフィック・Webデザイン制作会社やテレビ局の子会社に勤務後、2011年サイバーエージェント中途入社。新規コミュニティサービスの立ち上げに携わり、入社2ヶ月でチーフデザイナーに。その後プロデューサー職に転身。2014年8月に「アメーバピグ」や複数の派生サービス、新規事業を統括するピグカンパニーの事業部長に就任。


30歳を目前に成長への危機感が募った

ーー6年前、どのような経緯で転職しようと思ったのでしょうか?

前職でも仕事は楽しかったですし、チームリーダーも担当させてもらっていたのでそれなりに裁量権はありました。ただ年末のタイミングでふと、前年に比べて成長感がなくなっていることに気づいたんです。
毎回プロジェクトが終わる度に達成感はあるのですがだんだん高揚感が薄れてきて、クライアントワーク中心でユーザーに直接向き合えない歯がゆさを感じるようになりました。7年間働いて、ある程度やりきってしまったんですね。

また会社の飲み会で、ある種の諦め発言や愚痴を話すようになっていて、仕事の話をするのも嫌になっていました。会社の居心地自体は良かったし、チャンスももらっていたのに、その分調子に乗っている自分もいて、やりたいことを実現できないのを会社のせいにしてました。


そんな中で、いつか新しい環境でチャレンジがしたい、自分の市場価値を確かめたいと思うようになりました。もう1段自分のレベルを上げるには環境をがらっと変える必要があると強く感じるようになって、転職するなら30歳までの方が有利だろうということで、20代での転職を目標に動き始めることに。結果的に、30歳になる1ヶ月前に転職しました。



「君が思っているよりも泥臭い会社」という一言が逆に好印象に


ーーサイバーエージェントは最初から転職の候補にあったのでしょうか?

最初は全然考えていなくて、転職エージェントから紹介されたことがきっかけでした。
2011年当時サイバーエージェントでは「2年で100個の新規スマホサービスを創る」というビジョンを掲げていて、100個作るのであればそのうち1つくらいは自分が作れるのでは?という期待があったんですよね。

採用面接を進めていくと、会う社員が皆誇らしげにAmebaの紙袋やメモを使っていることに衝撃を受けました(笑)あとは会社のビジョンを社員が皆語っていたことも衝撃でしたね。本当にビジョンが浸透しているんだ、っていう。内定をいただく前に、「うちは君が思っているよりも泥臭い会社だけど平気?」と言われたのが逆に好印象で、入社を決めました。入ってみたら本当にイメージよりも泥臭かったですね



ビジネス職においては、”新卒中心の文化” が強いとは思う


ーー入社後、思っていたイメージとのギャップはありましたか?

やはり、ギャップもそれなりにはありましたね。サイバーエージェントのメンバーは仕事に対しての向き合い方が圧倒的に真面目ですし、皆成果を出したいと心から思っているんだなと思いました。また社内のスピードも、思っていたよりも10倍は速かった。ほとんどの中途入社の人は、最初にやると思っていたことを1年後はもうやっていないんじゃないかと思います(笑)それくらいスピードが速い会社なんですよね。

併願していた会社の方から「サイバーエージェントは新卒文化の会社だからね」と言われていたのですが、ぶっちゃけた話、たしかにビジネス職においては新卒中心の文化が強いとは思います。特に自分はデザイナー職からのジョブチェンジなので同じようなキャリアの人がほとんどおらず、正直たまに肩身が狭いときもあります。でももう慣れて、新卒は同期がいて羨ましいなくらいの気持ちですね。むしろ反骨精神で自分がもっと活躍してそのイメージをぶち壊す結果を出したいと思ってますね。
当たり前ですが、新卒中心の文化といっても、中途入社で活躍してる人は大勢います。特にここ最近はまた増えてきてうれしいですね。中途入社組がもっと会社の中心を担えるように私も頑張っていきたいですし、今回メディア事業で積極的にビジネス職の中途採用を強化することで、ぜひ一緒に会社をより一層伸ばしていきたいと思っています。





ーー入社して印象的だったことを教えてください

役員の凄さに圧倒しました。役員と直接仕事させていただく機会が多くありますが、心から尊敬できるし、彼らのようになれるかはわかりませんが、少しでも彼らの能力や考え方を取り入れて自分の血肉にしてやろうって思ってます。鋭い視点と高いクオリティを間近でみられるのは大きな価値ですね。




自分のやりたいことができて、会社にバックアップしてもらえる最高の環境



ーーデザイナーとして入社しプロデューサーを経て、現在は事業責任者を務めていますが、ご自身のキャリアで転換点のようなものはありましたか?

入社当時は新規サービスを担当する部署だったので、部署の制度も、ルールも何もない状態。サービス作りだけでなく、カルチャー面においても大小様々なことに取り組みましたが、その時の評価をいただいてチャンスをもらったと思っています。

デザイナーからプロデューサー、事業責任者と肩書きが変わっても、自分としては、 “いいモノ” を作って多くのユーザーに届けるという軸は一緒です。その守備範囲が年々広がっている感覚で、良いビジネススキームや戦略、良い組織を作り、そして最終的に良いプロダクトを作ることがモノづくりと捉えています。もちろん上手くいかないことだらけですが、自分次第でどうにでもなる。今は3つの事業部を見ていますが、目標設定から戦略策定、施策の意思決定、組織づくりまで全て任せてもらっているんです。事業部のメンバーにはなるべくユーザーに向き合う部分に集中してもらえるよう心がけています。

3年間事業責任者をやっていますが、「アメーバピグ」のように大きなサービスを何も経験のない自分に任せてくれる会社は他にはないと思っています。
事業責任者としては少しづつできるようになってきた感覚なのですが、役員から日々ヒントをもらい、信頼して任せてもらってるのでありがたいです。今は自分でやりたいことを作り出せて、会社にバックアップしてもらえる最高の環境で働けていると思います。


妻から「転職してから表情が優しくなったね」


ーーいま、転職前の自分を振り返ってみていかがでしょうか?

こうして改めてサイバーエージェントでの5年間を振り返ってみると、今は成長痛を感じるくらい成長している実感がありますね。あのまま調子に乗っていた自分のまま35歳になっていたらと思うとゾッとします。井の中の蛙だった自分が外にでて大海に出た感覚でした。そう考えると以前の会社には申し訳ないですし、そんな自分を受け入れてくれて感謝しかありません。

妻からも、サイバーエージェントに入社してから優しくなったねと言われます。家で仕事の話をしているときに、会話の端々から仲間に対しての信頼感を感じるみたいです。変われるきっかけと環境を与えてくれたサイバーエージェントには感謝しています。ただ、まだ何も成し遂げられていないので、良いモノづくりができるようにさらに精進していきます。





ーー最後に、どんな方と一緒に働きたいですか?

今転職先としてサイバーエージェントが選択肢にない方も、ぜひスコープに入れてみてほしいです。幅が広く、変化が多く、速い会社なので、様々な仕事やミッションがあります。今の会社の経験がマッチしないと思っている方も、ぜひ話をしてみてほしいですね。
自分もいまこの仕事をしてるなんて夢にも思っていなかったので。
良いモノづくりをしたい方となら一緒に働きたいと思います。


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