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代表取締役兼CD近衞を直撃インタビュー!

こんにちは。広報担当神宮です。

curioswitch代表取締役兼クリエイティブ・ディレクター近衞(このえ)についてくわしく知りたい!

と言うお問い合わせに応えて、インタビューを敢行しました。最後まで、ご覧頂けると嬉しいです。


神宮:はじめに、クリエイティブ・ブティックを日本で設立した背景を教えてください。

近衞:クリエイティブにおける日本の底力を、もっと日本人にわかって欲しいと言う思いがありました。

Adobeが2012年に行った調査(※1)では、米英仏独日の5カ国の中で「最もクリエイティブな国」はどの国?という質問に対して、なんと、日本が総合1位でした。

ところが、同じ調査で、日本人だけの回答を見ると、アメリカが1位。苦笑。

クリエイティブな国として世界から注目を浴びているのに、当の日本人がそう感じていないのです。

そもそも日本は、縄文土器や和歌に顕著なように、古来より独自の美意識や文化を育んできた国ではないでしょうか?

curioswitchがある原宿を歩いていても、その系譜は脈々と受け継がれているのを実感します。

奈良時代から、間接的にも直接的にも、日本文化へ関わってきた家に生まれた私としては、「日本発のクリエイティブで、世界をとりまく様々な課題を解決したい」という気持ちが改めて強くなり、今回の会社設立へとつながっているのです。

総合広告会社発のクリエイティブ・エージェンシーやPR主軸のブランディング会社ではなく、クリエイティブに特化した独自の会社を、日本でもっと活性化させたいと考えています。

(※1) https://www.adobe.com/aboutadobe/pressroom/pdfs/Adobe_State_of_Create_Global_Benchmark_Study.pdf


神宮:代表取締役兼クリエイティブ・ディレクターとして創業されて数カ月経ちますが、改めて今どのような心境ですか?

近衞:志を共有できる限られたメンバーを集めて起業したので、代表取締役としての意気込みは、まだまだ高いですよ。笑。

先ほどもお話ししたように、日本人は独自の価値観や文化を育むことに長けています。火山地帯にある東の島国という地政学的な背景が多分にあるわけですが、人やモノや情報が様々な化学反応を起こして日本へたどり着き、さらに、島の中で熟成されて、ユニークなスタイルへ進化していくのです。

「他」を受け入れるフレキシブルさに関して、私たち日本人はズバ抜けて高い能力を持っています。保護主義や原理主義、或いは環境破壊で、世界が混迷を極める今こそ、日本はプレゼンスを発揮していくべきではないでしょうか?

そのためには、やはりクリエイティブ・ディレクター個人としてではなく、クリエイティブ・ブティックの経営者として、世界に影響力を持つ企業や団体と、より強固なパートナーシップを築く必要があると考えています。

私自身、8年間スイスで育ち、美大を卒業した後も、海外と仕事をする機会は多かったため、各国から様々なインプットが、ジャンルを問わず日々あります。特定の手法、時代や地域に縛られず、あまたある選択肢からベストなクリエイションを掛け合わせて新しい表現を創造することが、私のレゾンデートル(生存理由)であり、かつ、特技なのです。

しかし、この業界に長くいて気づいたことですが、いろいろな分野にまたがってクリエイティブなことをやっている「何でも屋」的な人物は、意外と少ない。

人生100年時代と言われていますが、残りの半生をかけたライフワークとして取り組むためにcurioswitchを創りました。そういう意味では、私たちの考えをご理解頂いた上で、クライアントと地球の課題を、クリエイティブの力で解決していきたいと願っています。


神宮:(恐る恐る...)クライアントの反応はいかがですか?

近衞:おかげさまで、ご相談いただく機会が増え、私個人の忙しさは倍増したような感覚です。笑。

ちなみに、これまで外資の仕事を多く手がけていました。海外企業が日本へ進出してきて、マーケティングをしようというときに、クリエイティブに関する知識や人脈のみならず、日本の伝統的な文化や考え方を理解していて、英語でコミュニケーションできる人材は数える程しかいなかったのです。それをかれこれ20年もやってきました。

curioswitchでは、日本のクリエイティビティとその背景にある考え方やシステムを、日本から世界へ発信して行きたい、と言う強い気持ちがあるのです。

私自身が代表取締役として前面に立つことによって、クライアントに自分たちの志を理解してもらいやすくなったかなと感じています。


神宮:そうすると、国内クライアントとの仕事がメインになるのでしょうか?

近衞:そうですね。日本で創業した以上は、まずは日本のクライアントを想定しています。

経済産業省と特許庁が2018年に「デザイン経営宣言」(※2)を発表したことからもわかるように、日本の企業や団体は、世界に対してどう自分たちをブランディングしていったらいいのか、どのように自分たちのクリエイティビティをアピールしていけばよいのか、うまく整理できていません。

そういったクライアントと海外へ一緒に出向いていきたいのです。海外で受け入れてもらえる商品やサービスのコンセプトやクリエイティビティ、プロモーションやリテールなど、川上から川下に至るコミュニケーション上の課題を、クリエイティブ・ブティックとして解決していきたいと考えています。いわゆるアウトバウンド領域です。

(※2) https://www.meti.go.jp/press/2018/05/20180523002/20180523002-1.pdf

一方で、長年携わらせて頂いている外資系のインバウント領域における課題解決も私たちの強みです。

最近では日本のことをよく勉強してからローンチされるケースが多くなってきました。より理解度が高まったのですが、ある意味、ハードルが一層高くなったとも言えます。そういう環境の中で、自分たちの強みを活かせる部分がまだあると信じています。他社に対しては差別化できているというか、私たちの優位性はまだ保たれていると思うので、そこを追求していきたいと思います。


神宮:近衞社長が考える、curioswitchに向いているタイプの人とは?

近衞:やはり神宮さんのように国際感覚のある人ですね。笑。例えば、留学経験があったり、帰国子女だったり。もしくは外資系企業や海外の顧客と直接長いこと仕事をしてきたりとか、そういった経験があると良いです。海外歴はないけど、他文化や異文化の中で仕事をしてきたなんて方も歓迎しますよ。また、日本国籍がマストというわけでもありません。

仕事をする上では、単にTOEICの点が高いだけの人は不向きで、抽象的な表現かも知れませんが、異文化交流に揉まれる中で、“自分の土俵”を確立してきた経験のある人ですかね。例えば、暗算で世界大会に出場したとか、このテーマの出版だったら任せてくださいとか、自分の得意分野を持った人を希望します。さらに言うと、日本のクライアントと取引する以上は、百人一首でもNARUTOでも宝塚歌劇でも良いのですが、何らかの日本文化に精通している方が良いとは思います。


神宮:漫画でも良いのですね!?ちょっと安心しました。最後に、これから入社をされる方のために、curioswitchで体験できる世界について教えていただけますか?

近衞:普通の企業に勤務していると、自分の立場で会える人が限られていたり、仕事の範囲が決まっていたりしますが、弊社ではクライアントのマネージメント層や名だたるアーティーストなどと、がっぷり四つに組んだ仕事が多いので、見える景色は変わると思います。curioswitchは、その点で非常に魅力的だと感じられるのではないでしょうか?


 パリ3つ星レストラン「Arpège」のスターシェフ、アラン・パッサール氏(中央)には、

 アンバサダーとして「MAHO NABÉ by TIGER」のレシピ開発をして頂いている


私自身の経験でいうと、シャネルやルイ・ヴィトンの周年記念イベントを手がける機会があり、普通では会えない本国の経営者、トップデザイナー、フォトグラファー、映画監督たちと一緒に歴史的瞬間を共有することができました。

例えば、トップデザイナーの熱い思いを「直接」聞き、その思いを汲み取った上で、最適解を探し出し、チームとして表現を仕上げていけるという体験は、自分自身を進化させてくれます。

最初はもちろん、デザイナーの要望は、クライアントの窓口からメールなどの文章で届きます。でも、テキストの情報は真意がよくわからないので、直接本人に会って話がしたい…と伝えてみるのです。すると、私が強運なのか、意外と会って貰えますよ。笑。

そういった現場では、文化や法律の違いに端を発して、侃侃諤諤と議論することが多々あります。ただ、粘り強くコミュニケーションを重ねて、そのデザイナーやブランドのイメージを表現しきった時には、やはり心から感謝されるので、とても充実した気持ちになりますね。

ハードルの高い要望に対して、なんとか解決しようと、新しい施策をトライするのは困難を伴いますが、結果的には、自分たちも視座が高くなり成長できるのです。

これが、curioswitchで体験できる世界かと思いますが、伝わりました?苦笑。


神宮:はい。早くその世界にどっぷり浸かりたいです! 今日は有難うございました。


これにてインタビューはおしまい。最後までご覧いただき感謝です。

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