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<第22回日本遠隔医療学会学術大会>禁煙治療において、オンライン診療が持つ可能性とは?

11月9日、10日に福岡で行われた第22回日本遠隔医療学会学術大会。弊社でも活躍頂いている、聖路加国際大学 公衆衛生大学院 谷川朋幸医師が禁煙アプリ」を併用した標準禁煙治療プログラムにおけるオンライン診療および対面診療の多施設無作為化比較試験プロトコル』をテーマに、弊社の「禁煙(ニコチン依存症)治療アプリ」に関する学会発表をいたしました。

ニコチン依存症の治療を行う禁煙外来では、12週で計5回の対面診療が原則です。しかし、この5回の外来を完遂できる人の割合は約35%にとどまり、定期的な外来通院の負担が継続への妨げとなってしまっている可能性があります。

そのような課題感の中で、禁煙のオンライン診療が、対面診療に臨床的に劣らないことを実証することができれば、臨床の質を維持しながら治療からの離脱をも防げる有力な手段となりえます

そこで、禁煙治療を対面診療群とオンライン診療群の二つに分けて実施し、診療の継続率と禁煙の成功率を比較する初の試験を開始しており、研究デザインや、標準治療の要件などについてお話をさせていただきました。

禁煙、そして禁煙を推進する新たな手段への関心は、学会に参加する度に高まっており大きな期待を感じます。
また、オンライン診療が制度化され、今後より使いやすい制度への進化が議論されている中で、この遠隔医療学会も今まで以上にアカデミア・ビジネスサイドから注目が集まっていることを実感しました。

キュア・アップでは、オンライン診療による禁煙治療で課題となる「呼気一酸化炭素(CO)濃度測定」を遠隔オンラインでも可能にするIoTデバイス一体型治療アプリを開発https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000015777.html)するなど、テクノロジーにより医療の質を維持、さらには高めながら、患者さんにとって利便性の高いオンライン診療の展開を実現できるよう、プロダクトの開発、さらには学術的に意義のある研究・発表を積み重ねて参ります。

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