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これから社会に出る皆さんや、新入社員に読ませたい本3冊【女性編】

今年、日本で新社会人となった女性たちが足を踏み入れたのは、世界144か国を対象にした男女格差ランキングで114位に位置づけられる国の社会であり、会社である。その良し悪しを語る前に、それが今日の事実なのだ。そこに落胆するのか、無限の可能性が隠れていると見るのかで、未来は変わってくる。先週のコラム「新入社員に読ませたい本3冊【男性社員編】」に続いて、今週は【女性社員編】の書籍をピックアップ。


1、「成功への情熱」稲盛和夫著
日本のみならず、世界的にも経営の神様として知られる稲盛和夫氏の著書は、1冊は読んでおくことをお勧めしたい本である。なぜなら、自分の会社、自分の会社の顧客会社、さらには今後何らかのご縁でつながるかもしれない会社、その経営者たちが師とあおぐ稲盛氏の経営哲学の存在を知っておくことは、社会人として有益な情報になることは間違いない。「成功への情熱」は、経営者でなくとも、人としての生き方、他者を思いやる心、そして明日も頑張れる気持ちを教えてくれる1冊。

2、「思考の整理学」外山滋比古著
帯には東大・京大で一番読まれた本とある、31年間で113刷のロングベストセラー書。これからの時代、年齢性別に関わらず「AI」という寝なくても元気、癒されなくても気にしない、というスバ抜けて仕事ができる同僚に仕事を奪われないために、「自ら考える力」という最強のツールが必要となる。だからこそ、会社でも人生でも、常にすべてを手取り足取り教えてくれる人がいて、わかりやすい教科書があって当然、という思考と行動の癖がついてしまう前に読んでおきたい本である。

3、「勉強の哲学 来るべきバカのために」千葉雅也著
前出の「思考の整理学」が東大・京大で一番読まれた本なら、こちらは東大・京大で今1番読まれている本と帯にある。「勉強とは、これまでの自分の自己破壊であり、別の考え方をする環境へ引っ越すこと。新たな環境のノリに入ることである」という新概念から、「深い勉強」という人生革命にもつながる原理と実践に導いてくれる。新入社員として会社という新しい環境にいるということは、まさに新たな環境のノリに入ったということなのだから。

そして、番外編のもう1冊はこちら。

番外編:「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」ジェーン・スー著
先輩たちの憎めないメンタリティとバイタリティの中に思い切って飛び込んでみる決意の書!そこから20代、30代、40代、たぶん50代以降も含めた女性の働き方と生き方の技とパワーに触れることができる本。1年後にはあっという間に先輩社員となる自分自身が、どんな先輩になっていくのか、なりたいのか。今の自分を優しい目で見つめ直すのにお勧め。パワハラ、セクハラを受けない与えない知恵のひとつもつく…かも知れない。

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