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CTIA、R3 Cordaを使用した国際金融取引システムの開発に着手

ブロックチェーン・ソリューションを使用したサービスを提供する組織へのコンサルティングやマーケティングのサポートを手掛けるCTIA(シー・ティー・アイ・エー)(本社:シンガポール、CEO・手塚 満)は、R3 LLC社と開発パートナー契約を結び、Corda(コルダ)製品によるソリューション開発を行います。

2019年1月にR3よりリリースされたCorda Settler、Corda Network、Corda Tokenを活用することでより金融や貿易に特化したシステムの開発が可能となりました。それら最新のCordaを活かして貿易会社向けの取引証明書発行システムや貸付証明書といった商業取引向けのサービス提供を予定しています。また、このサービスはCTIAの本社があるシンガポールや支社のあるスイスとも連携して国際取引を意識した仕様となります。2019年では50社の導入を目指します。

R3はブロックチェーンプラットフォームのCordaや、商用版であるCorda Enterprise(コルダ・エンタープライズ)を手掛けており、同社が主導する企業コンソーシアムには約300の企業・団体が参加しています。現在、貿易金融や保険といった金融分野やサプライチェーンで、Cordaを活用したプロジェクトを推進しており、外部連携としてRipple社の提供するXRPや金融機関で広く使用されているSWIFT*への接続を可能にしています。

Cordaは、スマートコントラクトをベースとした技術を用いて、分散型台帳の特性を使用して送金やその他データ送信などを行うプラットフォームです。世界の全業界でプライベート型のブロックチェーンを適用した商取引が可能となるよう、ある特定の取引者の間でだけデータが共有されるモデルで技術設計されています。

R3

R3は従来のブロックチェーンの概念を見直して立ち上げられた独自のオープンソースブロックチェーンプラットフォーム『Corda』を開発し、あらゆるビジネスへのブロックチェーン導入を促すブロックチェーンソフトウェア会社です。
『Corda』は、スマートコントラクトをベースとした技術を用いて、世界の全業界でブロックチェーンを適用した商取引が可能となるよう、分散型台帳の特性を使用して送金やその他データ送信などを行うプラットフォームです。Cordaを活用することであらゆる事業分野において企業が独自のニーズに合ったデジタルアセットを活用できるようになります。
また、2018年にはビジネス(商用)版の『Corda Enterprise』が開発され、カナダではすでに金融や健康管理、また運送や保険など、さまざまな業界のサービスで導入されています。あらゆるグローバル決済システムに対応する決済アプリケーション『Corda Settler』の開発を推進するなど、R3 LLCは『Corda』により世界に摩擦のないデジタルアセットエコシステムの完成を目指し活動しています。

*SWIFT(Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication)
…SWIFT(スイフト)は加盟者が所有するグローバルな協同組合で、高度に安全化された金融メッセージングサービスを提供する金融業界の標準化団体です。SWIFTは銀行間の国際金融取引に関する事務処理の機械化、合理化および自動処理化を推進するため、参加銀行間の国際金融取引に係るメッセージをコンピュータと通信回線を利用して伝送するネットワークシステムを提供しています。
CTIA Co., Ltd. では一緒に働く仲間を募集しています
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