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"memesan"で飲食業界の人手不足を解消したい!

こんにちは、現在新規事業チームで開発をしている中島です。実は現在開発中の"memesan"というプロダクトがあります!今回はそんなmemesanについて取り上げてみたいと思います。

この記事で話すこと:このチームで開発している"memesan"というプロダクトについての概要と作ることになった経緯・現在どういう状況なのかなど

どんなプロダクトなのか

"memesan"は、特に「注文が多く忙しい」飲食店に使ってもらいたいアプリです。memesanは一言でいうとセルフオーダーアプリで、人手不足という課題を解決します。どのように解決するかというと、飲食店に来た客はまずmemesanのQRコードリーダーでテーブルの上のQRコードを読み込みます。すると、メニューが表示され注文できるようになります。あとは注文し料理がくるのを待つだけ…といった感じです。注文を取りに行く動作がmemesanによって減ったり無くなったりすることで、業務を効率化して人手不足を解決することができると考えました。また、スタッフ側は削減した時間を使って、より丁寧に接客をすることができ、結果としてリピーターを増やすことにつながると考えています。

これを読んですでに導入事例もあるタブレットでの注文と同じでは?と思う方がいるかもしれませんが、memesanはタブレットと違い多数の人が触ることなく衛生的だというメリットがあります。また、飲食店側もタブレットの導入や運用といったコストを抑えることができます。


ちなみにmemesanとは人の名前ではなくインドネシア語で「注文」という意味です


これまでの取り組み

企画(5月〜6月

CEOの佐々木さんを中心に新サービスの案を出し、最終的にはリストアップしたものだけで30弱の案がありました。その中から投票を行い多数決でセルフオーダーアプリに決定しました。

プロダクト設計(6月〜7月)

リーンスタートアップ型のプロセスを軸にプロダクトを設計していきました。具体的には

  1. リーンキャンパス課題顧客セグメントなどを考え、仮説を立てる
  2. ペルソナシートジャベリンボードを使って課題の言語化や前提条件を洗い出す
  3. 仮説を元にユーザ候補にインタビューをして本当に課題を持っているかを明らかにする
  4. インタビューで得た回答から方向性が正しいかを判断し、修正する場合は1〜3に戻る

といった感じです。

新規プロダクトの設計に携わったことのなかった開発メンバーが、リーンキャンパスなどを用いて意見を出し合うことで、プロダクトをつくることの楽しさを体験することができたので貴重な体験になったと思います。プロダクト開発となると技術やソリューションに目がいきがちですが、本当に大切なのは、「課題に対して向き合うことだ」と学ぶためにはこういった体験が必要だと思います。また、インタビューを行い適切にフィードバックをもらうことで、正しい方向に進むことができるという点も学ぶことができます。実際にインタビューをしてみて、仮定していた課題が意外と問題視されていなかったり、顧客セグメントがずれていたことが分かったりと気付きが多かったです。

その後、UXブループリント、ペーパープロトタイプを作り実装への準備を行いました。UXブループリントではMVP(minimum viable product/実用最小限の製品)の観点から、機能の候補を"Must have""Nice to have"に分類し、プロトタイプでは必要な機能だけを実装できるようにしました。

UXブループリント


ペーパープロトタイプ

実装(8月〜)

8月の中旬から実装に入っていきました。技術選定ではマイクロサービス化を見据え、新しい技術を導入しました。これまではサーバサイドはLaravelのようなモノリシックなフレームワークを使用していたのに対して、今回はGoでAPIサーバの構築をし、アプリとの通信はgRPCを採用しました。また、アプリに関しては工数削減のためにクロスプラットフォーム対応のFlutterを採用しました。いずれにしても、技術スタックはほぼない状態だったので不安な部分もありましたが、結果的には社内に新しいナレッジを持ち込むことができました。次は、新しい技術を選定の候補に入れることができるように日頃からキャッチアップをしておく文化を作っていきたいです。また、システムの設計に関してはDDD(ドメイン駆動開発)を意識したアーキテクチャにしており、新規メンバーからすると難しい部分ではあるかもしれないですが後々のことも考えたアーキテクトにしています。



現在はα版製作中の段階ですが、目標は年内リリースができるようにということで、これからも進展があればWantedlyの方で報告していきます!

チームづくりで意識していること

現在は3人チームで開発しており、1人は新しく入社したインターン生です。紹介記事をいずれ書いてもらうと思うのでお楽しみに。さて、自分がチームビルディングする上で最近意識しているのは以下のような点です。

  • もともとナレッジの少ない環境なので、ペアプロ・モブプロを普段の開発に挟むことで、属人化しないように意識している
  • サーバーサイド・クライアントサイドのように開発ロールを分けることはあまりせず、全員がプロダクトに携わっている空間を作ろうとしている
  • テキストに残す文化を作る
  • チームでの雰囲気を良くすることで心理的安全性を高くする

このうち、テキストに残す文化を作るために毎日、終業直前の30分間でふりかえりをしています。やってみた結果として「他のメンバーがやっていることを把握できる」「今日1日の作業で混乱している部分を整理できる」といった意見がありました。現在は情報を収集することが目的となっているので、些細なことでもプロセスの改善案やアクションが出てくるといいのかなと感じる部分もありますが、一方でふりかえりに必ずしも成果を求めなくていいと思っているので、チームとしての雰囲気作りの場となればと思ってやっている部分もあったりします。


ふりかえりのアーカイブをいつでも見れるようにしている

まとめ

少し長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。どうですか、memesanを使ってみたくなりましたか?早くユーザの手に届くように、開発チーム全員で頑張っていきます。もし、この記事を見て一緒に働いてみたいと感じた方はコンタクトいただければ幸いです。

https://www.crunchtimer.jp/contact

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