「感覚」にまつわる諸々の考察。
こんにちは、夜中にふと久々の動物占いをしてみたら、「クリエイティブな狼」だった採用担当の根津です。”純真さと冷静さをあわせもつバランス派”だそうです。
”純真”だそうです。
ベストパートナーは、「夢とロマンのコアラ」だそうです。心当たりある方は連絡ください。ベストパートナー求む。
それはさておき。本日は感覚に纏わる諸々から。
人によって、五感の中で特に強く記憶に残る感覚ってありますよね。
嗅覚が強い人は「香り」が、味覚が強い人は「味」が、関連した記憶をまざまざと思い出させるわけです。
私の場合は、視覚と聴覚が組み合わさった時が最強です。もーちょい具体的に言うと、文字を見ながら自分で声に出して読んだ時。最初に文字が無いとちょっと威力が弱いんですねー、これがポイント。
例えば目だけでぱーっと読んで頭に入らなかった文章も、声に出して読んでみるとあら不思議、筆者の思考をなぞれる活き活きとしたものに変わります。時間が経っても、ふと一文が蘇ったりします。
反対に、音読してみてリズムが悪かったり長短や言葉の選び方に違和感がある文章は、自分とは相性が悪いのだこの筆者は、と思ってそっとページを閉じます(笑)
最近これを改めて痛感したのは、言語の勉強においてです。
私は結構時間をかけて英語を勉強してきたのですが、言葉としてフレーズが口をついて出るようにならずに悩んでいました。複雑な構文だって分析できるのに!関係代名詞の制限用法と非制限用法だって説明できるのに!なぜ!?ってな感じです。
「とにかく話しかけろ!恐れるな!」みたいな英語勉強法ブログとかも目にするわけですが、それができなくて困っとるんじゃ!って八つ当たりしてましたw
でも最近、自分の強い感覚である視覚+聴覚を働かせる勉強方法を意識してから、ちょっと感触が変わってきたんですね。そしてそれによって可能範囲が広がると、話すことへの抵抗感が減ることも体感しました。
いやー、自己分析って大事。ちょっとグーグル先生に聞けば山ほどのアドバイスが出てくる世の中ですが、自分の特性を思い出すことから始めると効率良いかもしれません。
私たちの学校にも、日本語学習において悩んでいる方がいらっしゃいます。「こんなに時間をかけてるのに、話せない!どうしたらいいのだ!」って。自分の国でないところでのこの体験、私の英語の悩みなんかよりもっともっと深い叫びになるのでしょう。
そんな時、一般論や持論を押し付けるのではなく、何が停滞や恐れの原因なのか、何が強みなのか何からなら始められるのか、それぞれの方と向き合い、それぞれに適したアドバイスができる引き出しの多いコーディネーターでありたいなと思います。
ちなみに私の目+音タッグによる強い記憶の一例。
中学生の時に1週間くらいだけ聞いた(基本飽き性なもので・・・)ラジオ英会話の一文。
”I've decided to take it this year.”
文字面も、音も、染みついています。これで現在完了を覚えたといっても過言ではないでしょう。
が、なぜこの文をチョイスしたのだ私の記憶。そしてitが何を指すのかは、”クリエイティブな狼”でももはや解き明かせない謎。