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意外と知られていない歯科医学の歴史。競争が激化した今こそ求められるコンサルタントの必要性

私たちは、歯科業界におけるコンサルティングのニーズは、今後ますます高まると考えています。その根拠とは何なのか。今回は、歯科医学の歴史から紐解き、歯科業界におけるコンサルタントの役割についてお話しします。

実は、歯を守る重要性が認知されたのはここ最近

――日本の歯科の歴史は医科よりも浅いとのことですが、どのような歩みがあったのでしょうか?

明治初期に海外から歯科医学は伝わったとされていますが、それ以前は歯科専門の医師というのは存在しませんでした。医科の医師や美容師が兼業していたと言われています。その数年後に日本でも歯科医師という身分制度が作られましたが、世界にはいまだにない国もあるそうです。

当時は今のように歯磨きの習慣がなく、そもそも歯を守るという概念がありませんでした。歯科医院自体、「虫歯ができたら行くもの」程度の存在。そういう背景もあって、昭和の中頃は、戦後の砂糖普及に伴い「虫歯の洪水」と呼ばれるほど虫歯があって当たり前の時代に。当時は、歯科医院の数も非常に少なかったこともあり、どの医院も朝から大行列ができていたようです。

歯科医師たちは、あまりに忙しいから、これ以上患者さんが来ないようにと看板を出さなかったほど。今でもその風潮は少し残っていて、看板を出していない歯科医院は存在します。

――では、今のように歯を守るという概念ができたのはいつ頃なのでしょうか?

だいたい平成からですね。国や歯科医師会が、虫歯の予防や歯の重要性について啓蒙していったのが大きな要因と言えるでしょう。加えて寿命が延び、昔は60歳時代だったのが80歳時代になりました。歯は、60歳までは多少抜けても食べるのに困らないくらい保てますが、それ以降の20年間は若い頃からきちんとケアしていない限り保つことはできません。そういった時代の流れから、歯のケアをする人が増えていったのです。

当社が事業を始めたのもその頃でした。

歯科医院の数が爆発的に増え、突如現れた競争社会

――当社が事業を始めた頃は、歯科医院はどのような様相だったのでしょうか?

歯科医院の数が増え、歯科医院は“選ぶ”側から“選ばれる”側になっていました。国が歯科医師不足から大学の歯学部を増やしたため、歯科医師も増加。歯科医院と歯科医師の増加に伴い、今まで必要のなかった競争が突如求められるようになり、困窮する歯科医院が続出しているという状態だったのです。

ちなみに今は、歯科医師が増えすぎたからと減らしているところですね。これが昨今の採用の難しさにつながっています。

――今、歯科医院の数はコンビニより多いと言われていますが、コンサルティングのニーズは開業当初と比較してどうですか?

確実に高まっていますね。セミナー参加者の数を見ても明らかですし、強い危機感や自分の医院を良くしようという意識が強い方が増えていることも感じています。特に今の厳しい時代に、院長として自分の医院を切り盛りしないといけない30〜40代が多いです。

規模が小さいからこそいい。その一方で採用課題も

――コンサルティングにおいて、歯科業界のいいところは何ですか?

規模が小さいところです。コンサル経験者のなかには「規模が大きい方がいい」という方もいるでしょうが、私は小さいからこそいいところもあると考えています。

例えば、規模が大きいと何か1つ取り組むのも大変ですよね。稟議書を回さないといけなかったり、あらゆる段階で色々な人の意見が入ってきたりして、ちょっとしたことでもなかなか決められません。

しかし、歯科医院のように規模が小さいと、社風を変えることすら簡単です。仮説・検証をくり返すのも容易ですし、経営者と直接対話して課題解決に挑めます。大きな企業だと経営コンサルタントと言いつつ経営者と話すことはほとんどありませんから、ここは結構大きな違いですね。

――では、課題は何でしょうか?

採用ですね。先ほど少し触れましたが、今、歯科医師も衛生士も歯科助手も不足しています。各医院は、雇用条件を良くしたり、働く魅力を作ったりと工夫を重ねていますが、どこも苦戦している状況です。いい人材を雇えたとしても、スタッフにとって働きやすい環境を整備しないといい関係が築けなくなり、すぐに辞めてしまう恐れがあります。

そこで求められるのが、私たちのようなコンサルタントの手腕なんですね。院長が何を望んでいるのかを汲み取り、医院をいい方向に導き、その一環として採用活動を成功させることが我々のミッションです。

売上増だけがゴールではない。クライアントが望む人生を実現するために

――当社のコンサルタントの仕事は何なのでしょうか?

クライアントが望む人生をいかにして実現するかを考え、形にすることです。

経営コンサルタントの役目って、普通は売上を伸ばすことですよね。けれど、歯科医師という職種の人たちは、基本的には人助けがしたい人たちなんです。自分がやりたい治療ができないのなら、売上を下げてもいいと言う人もいます。

だから、クライアントが何を望んでいるのかに応じて、コンサルのスタイルを変える必要があります。その歯科医院全体を見渡し、課題は何なのかを見極め、全ての課題解決をすることが私たちの仕事です。採用やWebサイト作成、スタッフのモチベーション向上、人事制度の整備など、経営に関わるあらゆることに全力で取り組みます。

これだけ多種多様なことをやるので、ものすごく力がつきます。

――では最後に、当社が取り組んでいる歯科業界のコンサルティングの特徴は何ですか?

1つの歯科医院と長期間お付き合いができることです。コンサルって短期間で終わるイメージがあるかもしれませんが、当社の場合は長いところだと20年以上お付き合いしています。それだけ長く付き合っていると、だんだんライフパートナーみたいになってくるんですよ。

その人の人生に関わると思うと、責任重大です。けれど、大きなやりがいがあるので生涯かけて取り組める仕事だとも思っています。

共に働く仲間を探しています!

当社では、経営に関わることなら何でも取り組めるので、経営コンサルタント以上の力を身に付けられます。少しでも興味をもってくださった方、まずは一度フランクにお話しませんか?会社のこと、あなたが目指していることをざっくばらんにお話しましょう!

経営コンサルタント
営業から経営コンサルタントへ。全力で顧客に向き合い、成長にコミット
◆【業界において、日本一のコンサルティング会社を目指して】◆ 経営戦略研究所は、医療領域に特化したコンサルティングファームです。現在は歯科医院を専門としており、特徴は経営に関わる全てをコンサルティングしていること。 採用・組織づくりなどのマネジメントや、集客支援・HP制作などのマーケティングなど、様々な問題を総合的に解決しています。 こだわっているのは、戦略・施策を提案するだけでなく実践し、成果を出すこと。支援したクライアントの年間収益は3倍以上に増加するなど確かな実績を残しています。 ◆【コンサルティング待ちの医院が約30社!その強みとは】◆ ◎歯科医院に特化しているため、確かな解決ノウハウを蓄積。新患や月の患者数を聞いただけで、医院が抱えている課題が分かります。 ◎訪問での新規開拓はなし。セミナー参加者の一部にのみコンサルティングを提供しています。 ◎一過性ではなく、継続的なコンサルティングを実施。クライアントとは、5~10年のスパンで付き合いが続くことも当たり前にあります。訪問時には、スタッフ1人ひとりと30分ずつ面談をし、現状や問題点をヒアリングするなど深い関係性を築いています。 ◆【最も医療機関に影響力のある組織を目指して】◆ 自動車産業の市場規模は60兆円に対し、国の医療費は40兆円と、医療業界は日本で2番目に大きい市場となっています。私たちは既に、医療費3兆円規模の歯科業界で、日本最大級のコンサルティング会社としての地位を確立。私たちの持つコンサルティング力で、歯科医院のみならず、医科・診療所など、医療全般を変えていくことを目指しています。
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