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【元リクルート対談】リクルートでの貴重な経験とジレンマ、そして今ここにいる理由とは?

萩原直樹を筆頭に、リクルート出身者が多く集う経営戦略研究所。彼らは一様に結果を出しており、社長の岩渕龍正も「元リクルート社員と自社は親和性がある」と語ります。

一方で、リクルートという大手企業にいたメンバーが当社を選ぶ理由は何なのでしょうか?リクルート出身者である萩原、山下淳平岡本雅史渡邊健二の対談から紐解いていきます!

メンバーの1/4が元リクルート!

――まず最初に、そもそもなぜ元リクルートのメンバーが多数在籍しているのでしょうか?

岡本:リクルートのみんなで楽しみながらも1つの目的に向かって仕事する、という社風がうちの会社に合っているというのがあるよね。

萩原:確かに。仕事はめちゃくちゃ追い込んで一生懸命やるけど、遊ぶときは遊ぶみたいな。まあ、転職をそんなにしていないので他の会社のことはあんまり知らないんだけどさ(笑)。

山下:リクルート時代はとにかく数字を追っていましたからね。個人でも数字を追うし、チームでも追う。

岡本:そういう1人ひとりの成果が強く求められるっていう意味でいうと、リクルートは大企業だけどベンチャーっぽい。だから、ベンチャー的なノリが好きな人がうちの会社には合うんじゃない?

渡邊:そうですね。あとは、単純に萩原さんがメンバーを引っ張ってきているっていうのもありますよね(笑)。僕は30代のキャリアプランで悩んだ時に、リクルート時代の先輩だった萩原さんに相談した結果今ここにいるし、岡本さんも似たようなものでしょ?山下さんはリクルートでは面識なかったみたいだけど……。

山下:当時僕は大阪にいたんですけど、転職サイト経由でスカウトをもらって、萩原さんが大阪まで会いにきてくれて、その時に元リクルートだって知りましたね。で、会って話した後、1度は選考辞退を考えていたのに口説き落とされたんです(笑)。

岡本:まあ、きっかけは萩原さんだったかもしれないけど、結局みんながこの会社を居心地いいと思っていて、会社やクライアントのために頑張ろうって思えてるわけじゃない。それってやっぱり、この会社のベンチャー的なノリが肌に合っていて、しかもメンバーがいいっていう根本的なところがあるからだよね。

常に目標を追い続けた日々。鍛えられたのは精神力と度胸

――リクルート時代はとにかく数字を追っていたとのことですが、具体的にはどのような感じだったんですか?

萩原:リクルートには、日次、週次、月次、それからクオーター(3ヶ月)ごとに売上目標・行動目標が設定されていて、それをどんどんクリアしていかないといけないんですよ。でも、そこにはちゃんと報奨金もあって、週目(週間目標)達成で2000円、月目(月間目標)達成で5000円、クオーター目標達成で1万円だったかな。

岡本:これは結構、20代には刺さるよね。いいモチベーションになる。確か、クオーターは部署で達成すると7万5000円支給されたっけ。

渡邊:リクルートは予算の使い方が極端でしたよね。成果を出した部門には大規模な予算が与えられる。逆に成果を出してないと何もないわけですけど。

萩原:そうそう。俺たちが在籍したときは相当な費用をかけて沖縄の知念村を貸し切ってたよね。屋台を出してもらって、花火もあげて、芸能人も来て。あの経験は他ではなかなかできないだろうなぁ。

山下:ただ、どんなに目標達成で数字を積み重ねていっても、クオーターという区切りが終わると全てゼロになるっていう。

渡邊:痺れる制度ですよね(笑)。しかも、目標値はクオーターごとにロジックなしでどんどん上がっていきますからね。昨年この数字だったから、じゃあ今年は対130%で、みたいな感じ。

萩原:あとね、給料の振り幅が大きい。半期ごとに昇給と減給があるんだけど、目標の達成度や役職付とかで10万前後上下する。これは年俸制が月給制かにもよるんだけど。

渡邊:恐ろしい振れ幅ですよね!あと、僕がよく覚えているのは名刺獲得キャンペーン。3日間かけて誰が1番名刺を獲得できるかを競うんだけど……あれは本当に大変でした(笑)。

岡本:俺、渋谷109を全店回ったんだけどさ、ショップだから誰も決裁権を持ってないの。でも、それ知らなくて。名刺すら持ってない人が多いからショップカードをもらったり、メモ帳にハンコもらったりしたよ(笑)。

萩原:懐かしい。あれは度胸をつけるにはよかったよね。

苦しくても走り続けられたのは、リクルートのマネジメント術

――大変ですね……。そんな中、なぜ数字を追い続けられたのでしょうか?

岡本:さっき言ったような報奨金がモチベーションになったっていうのもあるけど、あとは表彰制度とかかなぁ。

萩原:それはあるよね。表彰されたい欲は大きい。これはもう今リクルートにいる若い世代はわからないかもしれないけど、俺たちがいた頃は垂れ幕があったんだ。目標を達成すると、天井から名前入りの垂れ幕を下げられるという仕組みで、期末になると総務は垂れ幕ばっかり作っていて。もう、そこら中に垂れ幕だらけ(笑)。今は個人情報だかコストの観点だかでその文化はなくなっちゃったみたいだけど。あれはよかったなぁ。

渡邊:多分、頑張れる要因っていろいろあって。表彰されたい欲もそうですし、仲間との一体感とか、上司のマネジメントがいいとか、その全部が合わさってやってこれたっていう感じがします。

山下:仲間との一体感は絶対ありますよね。上司も何か相談したら「飲みに行こう!」って誘ってくれたし、誰か目標達成したら「じゃあみんなで飲みに行こう!」って感じでしょっちゅう飲み会。ほぼ毎週飲みに行ってました。

渡邊:だいたい金曜はみんなで飲みに行って、くだらない話を朝までしてました。そこは一応、上司のマネジメント術でもあったのかな。今じゃちっとも飲みませんけどね。うちの会社は基本的に飲みに行くっていう文化がないから。

岡本:健康的だよね(笑)。確かに、仲間との一体感はでかい。みんなで数字を追うっていう感覚は強かった。俺はリクルートの後、うちに入る前に違う会社にいたんだけど、みんなで数字を追うって感じは全然なかったんだよね。どっちかって言うと、個々で仕事していたイメージで。

山下:仲間との一体感を作るのが、リクルートはすごく上手いのかもしれないですね。事務スタッフも含めてみんなで目標を追っている感がすごくありました。達成したら、男女関係なく「おめでとう!」ってハグしたり、バラが達成した証として名前の横に貼られたりして。

20代を着実に積み重ねてきた仲間と、一体感を持って会社を築く

――大変だけど楽しい、そんな臨場感が伝わってきますね。それでもリクルートを巣立った理由は何なのでしょう?

萩原:僕は、リクルートってずっといる会社ではないっていういうメージがあったんですよ。最初は契約社員で入って、とりあえず3年間とか期間が決まっている。その期間に手を抜いたら、何も得られず終わるし、逆に言えば終わりがあるから頑張れる。だからこそ、必死に数字を追い続けられたというのはあるんじゃないかな。

岡本:それはありますね。もちろんその後正社員になったりするけど、何かを成し遂げるために「今頑張る!」って気持ちで入ってきている人は多かったかもしれない。

萩原:でも、頑張り切ったら次に進まないと、その先の成長はない。だから巣立って、各々が次のステップに進むんじゃないかな。

――リクルートと当社の違いはどういうところにありますか?

渡邊:1番大きいのは、リクルートでは数字を追っていたけれど、当社ではクライアントの成果を追っているということ。正直、今思うとリクルート時代は本当にクライアントのために動いていたかと聞かれると、答えに言い淀んでしまう。でも今は、自信を持ってイエスと言えます。むしろ、クライアントのためにしか動いてません。

山下:確かに。リクルート時代は扱える商材が限られていたから、どうにかクライアントを自分が扱う商材に誘導してたところはあったかもしれません。

萩原:さっき、リクルートであれだけ一生懸命数字を終えたのは終わりが見えていたからだって話をしたけど、当時の働き方を40代50代になってもできるかっていうと、それは厳しいんだよね。そういう意味でいうと、リクルートは20代が頑張れる会社で、当社は、20代で着実に経験を積み重ねてきた30代以降が頑張れる会社って感じかな。

岡本:俺がリクルートを出たのは、成果を出しているのに自分があんまり必要とされてないって感じたのが結構大きな理由だったんだけど、うちの会社だと、絶対的に1人ひとりが必要とされる。クライアントに「ありがとうございます!」って直接感謝されるし、役に立っているという実感を持って仕事ができるのはすごく嬉しいですね。

――今までお話いただいたことをもとに、改めてお聞きしたいんですけど。当社が元リクルート社員に選ばれている理由は何だと思いますか?

岡本:リクルートでの経験って確実に自分の財産になっているんですよ。いい20代を過ごせたって本気で思う。けど、同時に働きながら感じていたジレンマもあったんです。数字ばかり追っていていいのか、自分の仕事は本当に顧客のためになっているのか、とか。

渡邊:僕は、採用だけではなくもっと経営に踏み込んで顧客をサポートしたいというジレンマがありました。

萩原:社長もリクルートの社風を評価しているから、結構僕に「こういう取り組みをしようと思うんだけど、リクルートではどうだったの?」なんて聞いてくる。だから、リクルートのいい部分を踏襲しつつ、うちらしく、数字ではなくクライアントの成果だけを追って仕事ができるんだよね。

山下:雰囲気は似ているかもしれないけど、リクルート時代に感じていたジレンマを解消できるから、より気持ちよく働けていますよね。

萩原:あと、リクルートほど派手ではないけど、ある程度の規模感でみんなが共有できる思い出を作れるところはいいよね。毎年おこなわれる社員総会での表彰式もそうですし、海外(グアム)研修もそう。数年前には社員の挙式に合わせてみんなで沖縄旅行に行ったよね。

山下:あれは楽しかったですねぇ。そういう思い出って、結局今みたいにいつまでも共通の会話として楽しめますもんね。社内の一体感が増す気がします。今度はチェジュ島に行く予定ですもんね。自分ではなかなか選ばないところだからこそ、実はすごく楽しみなんですよ。

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経営コンサルタント
自分の提案が医院を変える。本質的な課題解決力が身に付く経営コンサルタント
◆【業界において、日本一のコンサルティング会社を目指して】◆ 経営戦略研究所は、医療領域に特化したコンサルティングファームです。現在は歯科医院を専門としており、特徴は経営に関わる全てをコンサルティングしていること。 採用・組織づくりなどのマネジメントや、集客支援・HP制作などのマーケティングなど、様々な問題を総合的に解決しています。 こだわっているのは、戦略・施策を提案するだけでなく実践し、成果を出すこと。支援したクライアントの年間収益は3倍以上に増加するなど確かな実績を残しています。 ◆【コンサルティング待ちの医院が約30社!その強みとは】◆ ◎歯科医院に特化しているため、確かな解決ノウハウを蓄積。新患や月の患者数を聞いただけで、医院が抱えている課題が分かります。 ◎訪問での新規開拓はなし。セミナー参加者の一部にのみコンサルティングを提供しています。 ◎一過性ではなく、継続的なコンサルティングを実施。クライアントとは、5~10年のスパンで付き合いが続くことも当たり前にあります。訪問時には、スタッフ1人ひとりと30分ずつ面談をし、現状や問題点をヒアリングするなど深い関係性を築いています。 ◆【最も医療機関に影響力のある組織を目指して】◆ 自動車産業の市場規模は60兆円に対し、国の医療費は40兆円と、医療業界は日本で2番目に大きい市場となっています。私たちは既に、医療費3兆円規模の歯科業界で、日本最大級のコンサルティング会社としての地位を確立。私たちの持つコンサルティング力で、歯科医院のみならず、医科・診療所など、医療全般を変えていくことを目指しています。
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