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#代表インタビュー「建設業界の常識を、ひっくり返す。」ある職人が、” 建設×DX ”に挑戦する 第2創業ストーリー

創業から16年。

2021年6月「株式会社CONOC(コノック)」は、新たに再スタートをきりました。

私たちは、建設業向けの業務管理システム等「Con-tech(コンテック)事業」を主事業とし、建設業における業務効率化や、新たな価値創出するサービス開発に取り組んでおります。
※Con­-Tech Construction(建設)×Technologyの略。


「建設業界の常識を、ひっくり返す。」

このコーポレートメッセージには、建設業界の酸いも甘いも、いや、酸いしかなかったかもしれない、ある職人の想いがつまっています。
「建設業界をより魅力的にしていくのは、自分の天命だと感じている。」
代表取締役社長 山口 一(やまぐちはじめ) のストーリーをご紹介いたします。


◆株式会社CONOC 代表取締役 山口 一 (やまぐちはじめ)
1980年、千葉県に生まれる。”お金を稼ぐのため”と割り切って始めた職人の仕事。
2004年にふたりの仲間と共に起業し、モノづくり、そして経営の面白みを感じ事業拡大を目指す。2010年3月、株式会社CONOCの前身となる株式会社TRUSTを設立。早期からWeb集客を取り入れることで、年商15億・従業員数70名まで拡大する。職人時代から感じていた「建設業界の課題」を業界”発”のアイデアで解決するため、2021年よりCon-tech事業を主軸とし再スタートをきるため、社名を変更。現在に至る。


|多重下請け構造に悩まされた職人時代

2004年、23歳という若さで起業(独立)をした山口。
待っていたのは、陰湿ないじめと、報われない日々でした。

山口:独立してから数年は、ある一定の会社としか取引が出来ず、孫請け・下請け業者として働いていました。どんなに働いても単価をあげることができず、従業員も疲弊していきました。また、20代前半で独立するなんて”生意気だ” と、同業他社からあることないこと言われる日々。「技術で信頼してもらうしかない」と、他社が嫌うような現場を積極的に引き受け、関係をひとつずつ積み重ねていきました。
「いつか見返してやる!」という根性だけで頑張っていましたね(笑)
いつのまにか、陰湿ないじめをしてくる方に対して「TRUSTはそんなことするわけない!」とまわりの職人さんも一緒に戦ってくれるように。報われた瞬間でした。

|Web集客で、大手ゼネコンとの取引増加

2010年に、株式会社TRUSTとして法人化。
「○○建設」「○○測量」という社名が一般的なところ、”きっと今後は違うことをしていく気がする”という直感から、事業で一番大切にしている”信頼”という言葉を社名に。
早期からWebチームを内製化することで急成長を迎える。

山口:この頃はまだWebで問い合わせを獲得する、というのが業界で当たり前ではなかったのですが「絶対にWebの時代がやってくる」という確信があり、初期投資をしてWebチームを内製化しました。
建設業の中でもニッチな職種だったのですが、月3万円の広告費用でWeb集客を開始。3ヶ月後には、大手ゼネコンからの問い合わせがあり口座開設(一次請け)をすることができました。
振り返れば、この成功体験が「建設×DX」を目指すはじまりでした。



| Twitterで 事業の多角化?!内装事業スタート

リーマンショックをきっかけに、1つの事業では会社を守ることができないと実感した山口。職人としての経験を活かし、オフィスや店舗の内装設計・施工を請け負う「空間デザイン事業」を立ち上げる。そして、”社員に健康的な生活をおくってほしい”という想いから、会社の福利厚生もかねてオフィス横に自社運営のカフェをオープン。(現在はベーカリーに業態変更)

内装ショールーム 兼 自社運営のカフェをオープン

山口:内装事業を立ち上げる、と言っても「まずは仕事がこないと始まらない」と思い、当時流行りだしたTwitterのプロフィールに「内装の設計・施工できます」と書いて発信していたら、なんと。仕事が来たんです。
仕事が決まってからは、タウンワークを片手に職人さんをかき集めて、時には他の現場で職人さんを待ち伏せして。今考えると震えますが(笑)最初の案件を無事に引き渡すことができました。
Web・SNSでの集客による圧倒的なスピード感を体感し、そして何より、お客様のご要望を直接お伺いし、提案できることに喜びを感じていました。
また、同時に、3K(キツイ・危険・汚い)と呼ばれる業界のイメージを変えたいと、自社運営のカフェをオープン。この空間があることで、採用面でも効果があり、経験のある人材が採用できるようになりました。


|属人的な数値管理に、危機感を覚える

勢いに任せて突き進んだ結果、キャッシュフローが悪化。
リアルタイムで数値が追えず、気がついたら「社長、来月の支払いができません」

山口:経験のある人材は集まってきたものの、数値管理の意識が甘く「どんぶり勘定」に。粗利率を設定して見積もりをするものの、工事が着地すると5%〜10%の誤差がうまれていました。また、工事が完了してからしか数値を把握できていなかったので、工事の途中で軌道修正することもできていませんでした。
この現状に危機を感じながらも、全員がプレイヤーという多忙な状況で行動を起こすことができませんでした。そんな中、キャッシュフローが悪化。数値管理の必要性に迫られ、業務管理のシステムの導入を決意しました。



| 現場”発” のシステムをつくりたい

さまざまな業務管理システムを導入するが、定着しない。
現場のスタッフからは「操作を覚える時間がない」「スマホからアクセスしたい」と操作性についての声が、そして、経営メンバーも「全体の数字が見えにくい」「結局エクセルで集計している」と情報集約の面で課題がでてきました。

山口:システムの導入については、苦戦しました。
私たちが使いやすいようにカスタムを重ねていくと、カスタム費用だけで膨大な初期費用がかかります。事業拡大のタイミングではありましたが、内装事業単体で20〜30名の組織には大きくのしかかる金額でした。
システム導入の成果もあり10期連続増収増益を達成。特に現場ごとの粗利率は、平均で5%上がりました。1番あがった現場だと20%も!これは数値がシステム上で見える化することで、現場担当の意識づけになったことが大きな要因だったと感じています。

同時に「もっと低価格で、導入のハードルが低く、使いやすい」そんなシステムをつくることが出来れば、多くの建設業者の方に役立つのではないか。そして ”現場を知る” 私たちだからこそ出来るサービスがあるのではないか、その想いから、”建設×DX” のサービス開発を開始いたしました。


| CONOCとは?


山口:CONOCという社名は、Construction(建設)の頭文字「CON」と、その文字を”ひっくり返した”「NOC」を組み合わせた造語です。

現在は、業務管理のシステム・建設業特化のWeb集客サービスを展開していますが、今後はさらにサービス内容を拡充し、一社一社の経営目標達成を多方面でサポ ートしていきたいと考えております。また、建設業界のDX化をすすめる先には、もっと人だからこそできる仕事に注力し、働く人により利益が還元され、魅力的な建設業界に心を踊らせる人が増えてほしい。そんな願いをコーポレートメッセージに込めています。


建設業界の常識を、ひっくり返す。

人手が足りない。それによって時間も足りない。

建設業界ではいま、そんな悪循環が起こっている。

けれど、いちばん足りないのはデジタル化だと思う。

非効率を効率的にし、新たなつながりが生み出せれば、

これまでの常識も、世界も変えられる。

私たちは、本気でそう信じています。

モノづくりからはじまり、現場を知り尽くし

何よりも、人を大切にしてきた私たち。

だからこそ、もっと人を笑顔にする方法はないか。

もっと人にしかできないことに注力できないか。

もっと企業として向き合うべき課題に時間を割けないか。

これからも問い続けていきたい。

建設業界の常識をひっくり返す。

さぁ新しい未来へ、あなたもご一緒に。


サービス紹介 - CONOC 業務管理システム


CONOC業務管理システムには、代表自らの思いとノウハウが凝縮されています。

「直感的な入力で日々の工事管理ができ、日々の工事管理を行うだけで経営課題を可視化出来る」
クラウド型のため導入作業不要、低価格で明日から使えるCONOC業務管理システムは、現場から 経理、社長まで工事にかかる全ての原価、利益をリアルタイムに把握。どんぶり勘定による低採算の状況を改善します。
また、より粗利率を上げるのには何が必要なのかをダッシュボードが教えてくれます。

詳細URL:https://system-lp.conoc.jp/

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