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世界の調理ロボットまとめ(6~10)

今回は、世界の調理ロボットまとめ(6~10)です。アメリカの企業を中心にまとめています。

6.CafeX 調理:コーヒー 国:アメリカ・カリフォルニア
7.Chowbotics(チョウボティクス) 調理:サラダ 国:アメリカ・カリフォルニア
8.Eatsa(イーツァ) 調理:自動会計・サラダ 国:アメリカ・カリフォルニア
9.Creator 調理:ハンバーガー 国:アメリカ
10.Tipsy Robot(ティプシー・ロボット) 調理:バーテンダー 国:アメリカ・ラスベガス

6.CafeX 調理:コーヒー 国:アメリカ・カリフォルニア

開発企業:Cafe X Technologies, Inc. https://cafexapp.com/      
創業者:Henry Hu   創業年:2014年  使用ロボット:三菱製のロボットアーム   調達額:5,000万米ドル(56億円)、
実店舗:有り  店舗名:CafeX 3店舗(https://cafexapp.com/locations

Cafe X Technologies, Inc.(CEO:Henry Hu)と、CafeX Communications(CEO:Rami Musallam)の2社に役割が分かれて存在しているようだ。CafeX Communicationsは、楽天が手動しシリーズCラウンドで1,800万ドル(20億円)の資金調達を実施している。


2台のWMF社製エスプレッソマシンと、1台のロボットアームで構成されています

利用者はまず、スマートフォンのアプリであらかじめ飲みたいコーヒーをオーダーします。コーヒー豆は3種類から選べ、ミルクやシロップの有無もオーダー時に指定できるとのこと。また、装置の前に取り付けられているタブレットの画面から注文することも可能です。

スマートフォンであらかじめ注文しておけば、あとはロボットがコーヒーを自動で淹れてくれます。そのため、お店に向かう道中で注文しておき、できあがった頃に到着すればできたてをピックアップして帰ることが可能。

淹れられたコーヒーは三菱製のロボットアームに掴まれて、台の上にセットされた8カ所の保温ステーションに置かれます。保温ステーションでは8分間コーヒーを保温して利用者にピックアップされるのを待つようになっているのですが、時間が経過したコーヒーは自動的に廃棄され、なんと無料で新しいコーヒーが淹れ直されるとのこと。

ミーハーなので、現地に行った際に、マーケティングスタッフの方と写真とってきました。

ロボットだけで切り盛りするコーヒースタンド「Cafe X」が未来
最後に手を振ってくれる愛嬌のよさ。ロボット技術の発達で、オートメーション化が加速しているこの時代。今度はロボット・アーム1本でコーヒーを淹れてくれるコーヒースタンド「Cafe X」が登場しました。街中に現れたロボットしかいないコーヒースタ
https://www.gizmodo.jp/2018/08/cafe_x_robot_arm_coffee_stand.html
CafeX、楽天コミュニケーションズの親会社である 楽天が主導のシリーズCラウンドで1,800万ドルを調達
ニューヨーク - 2017年1月26日 - リアルタイム・デジタルエンゲージメント・ソリューションで世界をリードするCafeX Communications(R)は、シリーズCラウンドにおいて1,800万米ドルを調達したことを発表しました。本資金調達ラウンドは、楽天コミュニケーションズ株式会社の親会社である楽天株式会社が主導したものです。
https://www.sankeibiz.jp/business/news/170127/prl1701271051035-n1.htm

新しく出来た新店にも、行ってみました。CafeX Tシャツが売っていたので、お土産に買ってきました。2018年2月のタイミングでしたので、ちょうど変なカフェの店長をやる直前だったので、学びが大きかったです。

7.Chowbotics(チョウボティクス) 調理:サラダ 国:アメリカ・カリフォルニア

開発企業:Chowbotics(http://www.chowbotics.com/
創業者:DEEPAK SEKAR, Ph.D.   創業年:2014年  使用ロボット:専用機Sally   調達額:500万ドル(5.6億円)
実店舗:有り  店舗名:Campbell、カリフォルニアに本拠を置くイタリアンレストランのMama Mia 、そしてサンフランシスコのコワーキングスペースGalvanize 、そしてテキサスのH-E-B Groceryの社内カフェテリア

Sallyが、レストランのキッチンで顧客にサラダを提供するために利用できる一方で、同社は、サラダをオーダーするタッチスクリーンとクレジットカードリーダーを備えた自動販売機型のデバイスも製造している。Sallyは空港、ジム、そして病院といった、24時間の運営が行われていて、いつでも健康的な食事の提供が求められている場所で上手く働くことだろう。

Chowboticsのロボットによって作られたサラダは厳密に計量されているので、顧客たちは、注文した食事にどれくらいのカロリーが入ったのかを正確に知ることができる。Sekarは、ファーストフードやクイックサービスレストランが、より健康志向の顧客を引きつけるためにSallyを使い始めてくれることを期待している。ほとんどのファストフードチェーンは、限られた種類のサラダしか提供できていない、と彼は言う。そしてそれらはそれぞれ概ね400キロカロリー以上になることが多い。Sallyのユーザーは、Chowboticsが提供するレシピを用いたり、独自のレシピをロボットに入力したりすることができる。

Chowboticsが、サラダ調理ロボットのために500万ドルを調達 | TechCrunch Japan
Chowbotics ...
https://jp.techcrunch.com/2017/03/10/20170309chowbotics-raises-5-million-for-salad-making-robots-named-sally-of-course/

2018年2月にシリコンバレーに行った際には、このようなオフィスでした。立派なオフィスだなーと感動しました。

入り口を入ると数台のSallyと、卓球台がありました。突撃訪問してしまったので、今日はデモを見せられないから、明日来いと言われたのですが、残念ながら予定が詰まっていて行けませんでした。

8.Eatsa(イーツァ) 調理:自動会計・サラダ 国:アメリカ・カリフォルニア

開発企業:Eatsa(イーツァ) https://www.eatsa.com/
創業者:Tim Young   創業年:2015年8月31日  使用ロボット:専用機   調達額:不明
実店舗:有り  店舗名:サンフランシスコ

調理ロボットというよりは、決済・サービスの無人化を目指している店舗です。裏側で安い労働者の方が作っていると聞きます。

現在展開中の7店舗の内サンフランシスコの「2店舗を残し」、全て閉店しています。

「無人レストラン」導入による顧客体験と従業員満足度の向上ーー全自動サラダ・レストランEatsaにみる外食業界5つの新常識(後半) - THE BRIDGE(ザ・ブリッジ)
 前編では、「無人レストラン技術の外販」と「AIロボットの活用」に関してお伝えしました。ここからは残り3つの要点に関して考察していきたいと思います。 3. 従業員満足度の向上 大手フード・チェーンがオペレーションの自動化を進めている話を前編でしましたが、実際に ...
http://thebridge.jp/2018/01/eatsa-part-2

この、コインロッカーのような場所がデジタルサイネージになっていて、提供時も面白く見ている事が出来ます。後ろ側に調理している人がいるそうなのですが、それは全く見れませんでした。というか人の存在を全然感じない無機質なお店でした。逆に言うと、非常に効率化されたお店とも言えます。

お店の清掃している人に声かけたら、Eatsaの方でした。

少し僕にはお口に合いませんでしたが、健康志向の方が食べるサラダだと思います。


9.Creator 調理:ハンバーガー 国:アメリカ

開発企業: Creator http://creator.rest/
創業者:Alex Vardakostas   創業年:2009年  使用ロボット:専用機   調達額:20億円程度 時価総額100億ドル(2017年に少なくとも1830万ドル調達し、2013年に遡ると600万ドル調達)
実店舗:有り  店舗名:Creator

全長4mほどのオールインワン型マシンに350個のセンサーと20のコンピュータが搭載され、5分でハンバーガーを作ることができる。注文後、焼き立てのバンズと新鮮な野菜、チーズ、15種類のソースと、ホルモン剤不使用&放牧地で育てられた牛肉を使用したパティを完璧な柔らかさで焼き上げてハンバーガーを作るのだ。8年の開発期間を経て誕生したクリエイター初のロボットバーガーレストランをオープン。

Creatorのシースルーなバーガーロボットは、肉を挽いておいしいパティを作る、ということは注文が入るまでしない。これがCreatorのやり方だ。以前はMomentum Machinesという会社だったこのスタートアップは世界で最もフレッシュなチーズバーガーを6ドルで提供しようとしている。Creatorは6月27日、8年もの歳月をかけて開発したロボットレストランを、9月のオープンに先駆けて公開した。

ハンバーガーロボットのCreator、初のレストランオープンへ ー6ドルでアルゴリズム的美味しさを味わえる | TechCrunch Japan
店を1つ開こうとしているスタートアップがどうやったら時価総額100億ドルもの企業になれるのかを尋ねたところ、Creatorの創業者でCEOのAlex Vardakostasは私の目をじっと見つめ、こう答えた。「マーケットは実際のところそれよりもずいぶん大きい」。 ...
https://jp.techcrunch.com/2018/06/22/2018-06-21-creator-hamburger-robot/
世界初、ロボットクラフテドのバーガー。
他のレストランではオートマトンが組み込まれています(バーガーフリッピングロボットFlippyを覚えていますか?)が、クリエイターはハンバーガーを最初から最後まで作るマシンを開発しました。 最終的に、顧客はハンバーガーの細部をカスタマイズする機能を備えたアプリを注文することができますが、今のところ注文はカウンターで人間のコンシェルジュを介して行われています。 ...
http://www.meguminachev.com/blog/2018/8

代表の沢登も2018年11月に、このお店に見学に行っています。


10.Tipsy Robot(ティプシー・ロボット) 調理:バーテンダー 国:アメリカ・ラスベガス

開発企業:Makr Shakrマカー・シェイカー)(イタリア・トリノ) http://thetipsyrobot.com/ https://www.makrshakr.com/
創業者:Emanuele Rossetti  創業年:2014年  使用ロボット:KUKA、安川電機   調達額:不明
実店舗:有り  店舗名:沢山ありそうなのでこちらをチェックしてください。https://www.makrshakr.com/fixed-unit/

マカー・シェイカーが開発したこのロボット・バーテンダーは、1杯12ドルから16ドルのドリンクを1時間に120杯提供する。

マカー・シェイカーのロボットのマス市場向け製品は11万5000ドル。2018年8月には、ニューヨークに拠点を置く別のスタートアップ企業バーシス(Barsys)が、電子レンジほどの大きさの業務用ロボット・バーテンダーを2500ドルで販売する予定だ(家庭用はさらに安く、たった1050ドル)。

ティプシー・ロボットの店舗面積は229㎡ほどとなる予定

| ラスベガスで話題!ロボットバー「Tipsy Robot」へ実際に行ってみた。株式会社キャパ CAPA,Inc.
みなさんこんにちは。 株式会社キャパの阿部恭夏です。 実は阿部、10/20〜27まで1週間海外研修に参加してきました! 参加者は弊社取締役社長の小甲と、私含む新入社員5名の計6名です。今回の研修ではラスベガスに2日間、サンフランシスコに3日間滞在し最新のテクノロジーやデザイン思考について肌で学んできました。 今回は、その模様をいくつかに分けてご紹介する記事の第一弾です。 ( ...
https://www.capa.co.jp/archives/19091
バーテンダーはロボット スマート豪華客船に試乗
クルーズ業界世界2位の米ロイヤル・カリビアン・クルーズが、最新豪華客船「クァンタム・オブ・ザ・シーズ」の船内を今月23日の初就航を前にマスコミ向けに公開した。同客船は、高級ホテルさながらの内装の豪華さだけでなく、最新のハイテク技術をふんだんに取り入れた世界初の「スマートシップ(賢い客船)」として注目を浴びる。その船内を歩いてみた。 ■ウエルカムドリンクを作るのはバーテンダーロボット ...
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO79843630Y4A111C1000000/

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世界と日本の調理ロボットまとめ | コネクテッドロボティクス株式会社
みなさん、こんにちは。コネクテッドロボティクス佐藤です。これから数週間かけて、世界と日本の調理ロボットのまとめを作っていきたいと思っています。まだまだ、調理ロボットは世界に少ないなって思っていた...
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FBページ
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Twitter
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