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物流業界の課題を解決するためにエンジニアにキャリアチェンジしたメンバーの、ドメインエキスパートとしての大きな使命感とは。[Shippio エンジニアインタビューvol.3]

プロフィール:

Chris: Front-End Engineer

ドイツ出身。現地の大学在学中に一橋大学に1年間交換留学。大学卒業後に日本で働くため再び来日。物流企業でオペレーション、品質管理、システム担当のマネージャーを務めた後、エンジニアに転身。2021年9月にShippioに入社し、フロントエンド開発を担当。
趣味はスノーボード、ハイキング、パンを焼くこと。


今日はよろしくお願いします!まずはShippioに入社するまでの経験について教えてください。

よろしくお願いします!
私はドイツ出身です。大学で社会学を学ぶうちに、日本ならではの働き方を知って興味を持ちました。
大学在学中に交換留学生として来日し、1年間の留学生活で日本の人たちをとても好きになりました。そのため、大学を卒業したら日本で就職したいと考えていました。
実際に卒業後に再来日し、友人の縁で日本の小さな物流会社に入社しました。

物流の知見は全くありませんでしたが、実務を通して専門知識を身につけていきました。
新卒で入社した会社がその後ドイツの企業に買収されたため、合弁会社の最初の社員として日本オフィスの立ち上げをしました。


物流業界で働くことが面白いと感じるのはなぜでしょうか?

物流企業で働き始めたことは偶然でした。働く中で業界特有の魅力に気づいていきました。
私が考える、物流業界の魅力は3つあります。

①All-Time-Zoneで常に世界と繋がっており、グローバルなフィールドで仕事ができること

物流サービスは世界中で24時間365日、止まることなく動き続けています。たくさんの国の人々と一つのサービスを通してコラボレーションできることはとても刺激的です。


②日本にいながら、英語を使って世界中の人たちと仕事することができること

物流業務では海外とのやりとりが多く発生するので、英語力を活用・向上させる機会がたくさんあります。
日本では英語を使う機会がない人たちが多い中、仕事で英語を活用することができるのは魅力的だと思います。


③社会的な注目度や必要性が高まっており、全ての人々にとって重要なサービスを提供できること

ECの発達による世界的な輸送物量の増加や感染症の流行によって、物流の混乱が人々の生活に目に見える影響を与えることが増えてきました。
そのため、今まで物流サービスを身近に感じていなかった人たちも、徐々にその重要性に気づき始めています。
社会にとって必要かつ注目度の高い業界で仕事ができることは、とてもやりがいを感じます。


エンジニアとして物流業界に貢献したいと思ったのはなぜですか?

物流業界の伝統的な業務フローや文化は日本に限らず世界中で何十年も前から変わらずに残っています。
現場で働きながら、業務の進め方やコミュニケーションがアナログであることにずっと課題を感じていました。
例えば、私の職場ではEメールとFAXをメインで使っていました。
もしFAXの機械が故障してしまったら仕事が全く進まなくなります。
他にも、業務が属人化していることによる情報共有の難しさや個人への負担が大きいことは問題だと感じていました。
これらの問題を解決するためにはテクノロジーを活用することが重要だと思い、エンジニアになるためにブートキャンプに通いました。
エンジニアの仕事にもとても魅力を感じたので、そのままエンジニアにキャリアチェンジしました。

Shippioへ入社を決めた理由はなんですか?

Shippioはデジタルフォワーディングサービスを通して自分が感じていた貿易業界の課題を解決していることにとても興味を持ちました。

また、感染症流行の影響で、物流業界でも「従来のやり方では現場を維持できない」ことを多くの人が改めて気づいたと思います。
ただし、今誰かが解決のための何かをしなければ、世の中が落ち着くとまた元の状態に戻っていくことが想像できます。

私も感染症の流行をきっかけに、何かを変えなければいけないと思ったタイミングでShippioを知りました。
自分のやりたいことがまさにぴったり当てはまったタイミングだったので、迷わず入社を決めました。

Shippioでは今何をやっていますか?

フロントエンドエンジニアとして働いており、UI/UXデザイナーと一緒にプロダクトのデザインを決めています。
私はエンジニアとしての経験は他のメンバーと比べて少ないですが、ドメインについての知識は誰よりも持っています。
そのため、エンジニアメンバーに物流・貿易ドメインの知識をインプットしてチームとしてドメインとビジネスへの解像度を上げることに貢献したいです。
今、ShippioではDDDを導入しているので、その過程でも自分の知識は役に立っていると思います。

具体的には、2月から物流の知識をチームの定例会議でメンバーにシェアする取り組みを始めました。
また、社内には私だけではなくドメインエキスパートが在籍するオペレーションチームもあります。オペレーションメンバーから見たチームの知識と、エンジニアとしての自分の知識を掛け合わせたら組織としてとても面白い知見が得られるはずです。

また、私は物流業界を数年経験してきて、従来の慣習や業務フローが肌に染み付いています。
プロダクト・エンジニアチームとしては、業界出身者の私が今まで実現すると思ってもいなかった新しい価値をお客様に提供していきたいと思っています。

例えば直近ではゲストアカウントというプロダクトをリリースしました。
今までの物流業界では、輸出入を依頼するお客様(荷主企業)と物流パートナー同士で情報を共有しないことは当たり前でした。
それが、Shippioのゲストアカウントでは、物流パートナーに含まれる倉庫会社が荷主と直接やりとり・情報共有をすることができます。
これは荷主の業務工数とコミュニケーションコスト削減に貢献できる、とても価値のあるサービスです。

本来はとても保守的だった物流業界を、柔軟な視点で少しずつ変えていきたいです。


今後の目標を教えてください。

ShippioのMission Statementsの一つに、”to be the compass of logistics innovation” という言葉があるのですが、私の目標はこの言葉そのものです。
Shippioを通じて貿易・物流をより簡単に、クイックに変えていくことができると思っています。

私たちのような小さい会社の方が何事も早く始められて、早く改善していくことができます。
また、既にお客様がShippioのサービスに高い関心を持ってくださっていて、とても頼りにしてくださっていることを日々実感しているので、これからもっともっと良いサービスを作っていきたいです。

また、私にとってShippioで働くもう一つのモチベーションは、「オペレーションチームをもっと手助けしたい」という気持ちです。
Shippioのオペレーションチームは物流企業の方々と同様、とてつもなく大変な仕事を日々こなしています。
例えるなら、ジャグリングのようにボールを一つも落としてはいけない緊張感の中、難しい業務を遂行しています。
その難しさや苦労がわかるからこそ、エンジニアとして、テクノロジーの力で彼らを助けていきたいです。
お客様のみならず、Shippioのオペレーションチームの業務をもっと楽にしていくことも私の目標です。

最後に、Shippioはどんな考えを持っている方におすすめですか?

いくつか思いつくのですが・・・
まずは、社会にとって絶対になくならない、常に必要とされている産業に貢献したいと考える方にぴったりです。
物流は社会インフラであるにも関わらず大きな課題が存在しているため、今後の伸び代はとても大きいです。
また、テクノロジーの介在余地が大きく残っている業界でエンジニアとして価値を発揮したい、と考える方にもおすすめです。
テクノロジー観点では先行事例が少なくまだ成熟してない産業に黎明期から参入できることはエンジニアとしてとてもチャレンジングだと思います。

最後に、Shippioは職種や国籍を問わず仲間同士で常に助け合い、チームワークを大切にしています。
私はShippioに入社したばかりの時に全社イベントに参加したのですが、たくさんのメンバーが歩み寄って来てくれて、すぐに溶け込むことができました。人やカルチャーの良さを実感して、その時からShippioのことが大好きになりました。
チームで大きな成功を掴みたい人にとって、とても良い環境です!

株式会社Shippioでは一緒に働く仲間を募集しています
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