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世界No.1への挑戦。oViceの現状とロードマップ(イベントレポート)

「人々の生活から物理的制約をなくす」ことをミッションにバーチャル空間の開発・提供を行うoViceは、2021年9月15日にシリーズAで18億円の資金調達を実施しました。

世界中のコミュニケーションを変える“日本発のグローバルプロダクト”となるべく、グローバルへの進出を展開する今、「世界No.1への挑戦。oViceの現状とロードマップ」と題したオンラインイベントを開催。スピーカーにはCEO ジョン・セーヒョン(@saehyungjung)、CMO 菅原健一(@xxkenai)、管理部長 東智也の3名を迎えました。

今回はそんなoViceが世界No.1に挑む“仮想オフィス市場”の現状、CMO菅原がoViceにジョインした理由、未来構想などについて語られた当日のトーク内容をお届けします!

※イベント開催日時:2021年10月25日(月)20:00~ オンライン(oVice)にて実施

13ヶ月でARR3億円を突破したoViceのこれまで

東智也(以下:東):今日はよろしくお願いします。oViceのこれまでとこれからについての話を、CEOのジョン、CMOの菅原と僕の3人で今日は進めていきます。Slidoからいただいた参加者みなさんからの質問も随時拾っていくので、質問もお待ちしています。

ではまず、ジョンさんからoViceについての話をお願いできますか?

ジョン・セーヒョン(以下:ジョン):はい。私からはoViceについての説明と、サービス立ち上げから今どうなっているかについて話していきますね。

oViceはウェブ上で自分のアバターを自由に動かし、相手のアバターに近づけることで簡単に話しかけられる2次元のバーチャル空間サービスです。

近くにいる人の声は大きく聞こえ、遠くにいる人の声は小さく聞こえる。そんな「距離」の概念を取り入れているのが特徴で、自分のアバターを動かしながらコミュニケーションを取ることができます。

リアルなオフィスにいると、誰かが話している声が聞こえてきたり、ちょっと興味があったら聞き耳を立てられたりしますよね? oViceならそんな風に、オフィスにいる時と同じようなリアルなコミュニケーションができます。

oViceをなぜ立ち上げたのか?という話をすると、きっかけは2020年3月、私が北アフリカのチュニジア出張中に都市が突然ロックダウンになってしまったことでした。そのとき日本に帰れないのはもちろん、外にも出られない状況でしたので、いつロックダウンが解除されるか分からない中、とりあえずテレワークで仕事をしなければいけなくなりました。

遠隔での業務には慣れているつもりだったのですが、どうにももどかしかったことを覚えています。既存のオンライン会議ツールを使ってそれなりに仕事は進められるものの、普段隣に座っていたメンバーと気軽に話せないのが理由でした。

実は私は物理的なオフィスが好きで、これまで会社を何度も作ってきたときも、いいオフィスを借りて、朝から晩まで1日中過ごしていたほどです(笑)。やっぱりリアルなオフィスって、周りでいろんな声が聞こえてきて、どんな人が働いているかが分かっていたので、一緒に働いているという感覚がちゃんと持てていたんです。

「物理的に離れている人たちが、一つの場所で作業できる」。そんな空間をオンライン上につくりたいと思いエンジニアに頼んでつくってもらいました。それが今のoViceの原型です。

oViceはオフィスとして開発されたソリューションであり、今バーチャルオフィスとしてよく使われているのでそのイメージが強いかと思いますが、それだけでなく、大学、展示会、内定式・入社式、忘年会、合コン、学習塾など、本当に様々な用途で使っていただいています。

おかげさまで事業の成長スピードは早いペースで成長していて、普通は24ヶ月でARR1億円の壁を突破するところを8ヶ月で突破し、ARR1億円から2億円も3ヶ月で突破と、グローバルで見てもSlackに次ぐスピードです。今oViceは空間コミュニケーション市場では世界2位で、1位を目指して日々奮闘している真っ只中です。

「サービス成長の背景としてコロナ禍影響によるものが大きいのでは」という声をよくいただくのですが、もちろんきっかけの一つではありつつも、感染者数が減り、出社に戻る会社が出始めている今、oViceは過去最大の成長率を更新し続けています。

サービス継続率も98%台をキープしており、「コロナ禍で成長したサービス」に加え「コロナ禍以降も成長しているサービス」になったと言えるでしょう。

CMO菅原がoViceにジョインした理由

東:会場から数多く質問をいただいていて、その中でも一番質問に対するvoteが多いのが「すがけんさんはどうしてoViceに?」です。すがけんさん、こちらについてはいかがでしょうか?

菅原健一(以下 菅原):私は株式会社ムーンショットという会社をやっていて、スタートアップ〜大企業など様々な企業様に事業についてアドバイスする仕事をしています。oViceは最初、その仕事の一環で関わり始めたのですが、気づいたら想定以上の時間をoViceのために使うくらいのめり込んじゃってたんですよ。というのも、oViceのみんなとコミュニケーションを取りながら仕事をするのが本当に楽しくて(笑)。

そこであらためてoViceに入りたいと思った理由は3つありました。「とにかくoViceの伸びが早い」「代表のジョンさんのビジョンがとってもよく、ついていきたいと思える」、そして「一緒に働くメンバーが優秀だし一緒に仕事をしていて気持ちがいい」。この3つです。

これまで投資家としても様々な会社を見てきましたが、oViceのように日本にいながらにして世界を目指せる会社はほとんどないと思います。

どの会社で働いても誰しも多かれ少なかれ努力はするものじゃないですか。oViceはその努力が報われる可能性が本当に高い。それがoViceで今働くことの魅力だと思います。

直近1年の未来構想:オンラインとオフラインのハイブリッドを目指した取り組み

東:グローバルでの展開も進む中、日本市場において今後どのような展開を考えていますか?

ジョン:少し先の未来だと、oViceの中でまちづくりをする「oViceタウン」のような構想もあるのですが、今日はもう少し手前の構想についてお話ししますね。

最近のテーマは、オンライン・オフラインが融合した環境で仕事をする「ハイブリッドワーク」です。みんな、コロナ禍の前は基本的にオフラインで仕事をしていて、コロナ禍で強制的に多くの人がオンライン中心で仕事をし始めましたよね。どちらの働き方も経験する中で、それぞれの良さが分かったと思います。

なので、アフターコロナの時代=コロナが終息した世の中ではオンライン・オフライン「どちらか」ではなく「どちらも」の選択肢をつくるのが、これからの企業にとって重要になってくると考えています。oViceとしてはオンラインが正解ではなく、オフラインとの融合のための問題解決の提案ができるよう準備を進めています。

もちろん、「ハイブリッドでは社員同士のコミュニケーションが取りづらい」といった課題感は現在あるので、oViceではハイブリッドでもシームレスにコミュニケーションが取れるような開発をしています。たとえば最近だとRICOHさんのTHETAと提携したり、こういう簡易的な会議室を石川県の七尾にある本社でつくって実験したりといった取り組みをしています。

oViceのコンセプトは。そのため“空間の価値”にフォーカスしています。たとえば住居をイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません。住居はただ空間があるだけでは価値はないので、その中に家具や家電を入れて、自分たちに合った価値ある空間にしていくじゃないですか。そのようなイメージです。

でも、不動産会社の多くは家具や家電とかには手を出してないですよね。これがどういうことかというと、「空間そのものの価値」にフォーカスしているからです。

oViceも同じ考えです。そのため住居における家具や家電のように、サードパーティ連携(業務システムとの連動)で拡張性を担保するための準備についても進めています。まだどのツールとの連携というところまでは決まってませんが、サードパーティの様々な機能がoViceを中心に使われることで多くのデータが蓄積され、データ活用の幅も広がり、oViceを利用する会社や組織がさらに成長していける。そんな展望を描いています。

東:ハイブリッドワークの働き方を醸成していくにあたっての課題や直近具体的に解決したいと考えていることは何でしょうか。

ジョン:1つは「ハードウェア」。360°カメラや、将来的にはホログラム、VRなどもほしいなと。

あとは「ソフトウェア」。実は今私たち3人合宿に来ていてみんな同じ建物にいますが、同じ場所にいるとハウリングする懸念があるため、それぞれ別々の場所でオンライン登壇しています。同じ場所にいてハウリングしないなどの解決をしていきたいですね。

そして「エコシステム」。サードパーティ連携によって、いろんな機能がオフラインオンラインに関わらず融合されるような環境が必要だなと考えています。

菅原:これまで働き方について社員に号令を出す経営者は、みんなオフィスに出社するかテレワークにするかの大きく2つの選択肢しかありませんでした。しかし「出社がいい」という社員もいれば、「小さい子どもがいるから家で仕事がしたい」社員もいる中で「どちらかだけを選べ」というのは難しかったと思います。

しかし、「ハイブリッドワーク」という選択肢が徐々に生まれる中で経営者がそれを選んでくれたら、もっと日本に住む人や才能の持った人が輝ける、働けるようになりますよね。だから「ハイブリッドワーク」は日本にとってものすごく重要なコンセプトではないでしょうか。僕らはこれを広げていく必要があると考えています。

CEO&CMOに聞く、「oViceが今必要としている人」

東:今日本チームでは全ポジション採用募集中ですが、マーケティングに携わっているすがけんさんとして、マーケティング関連で必要としている人はどんな人ですか?

菅原:今僕たちは「THE MODEL」型の組織に生まれ変わろうとしている最中で、エンタープライズセールスの人、インサイドセールス、BtoBで「THE MODEL」の理解があるセールス経験者などが今特に求めている人ですね。あとはマーケティングに活用できるBtoBコンテンツが作れる人や、oViceのサービスを利用する接点となるようなイベント運営に興味がある人など、マーケティング領域だけでも本当に様々です。

東:ジョンさんはどうですか?

ジョン:グローバルの展開にあたっては海外の文化への理解がある人が仲間になってくれたらうれしいです。世界1位のサービスを目指し、競合サービスと戦いながら様々な国へと展開を進めていく中で、各地域の事情について詳しい人がいるのといないのとでは、成功確率は大きく変わってきます。たとえば最近だと韓国市場に展開しているので、韓国にゆかりのある人を求めています。

日本市場に関していえば、私たちはオフィスとしてのスペース提供だけでなく、飲み会、展示会、交流会などのイベントとしてのスペース提供も行っています。今後もそういったoViceのスペース活用の幅を広げていきたいので、そういった様々な活用事例を作り、広げていけるような人が仲間になってくれたらうれしいですね。

ちなみにこれから忘年会の季節が来るじゃないですか。oViceはキッチン事業も行っていて、銀座クルーズさんなどのお食事をみなさんのご自宅にお届けし、みんなで1つのoViceの空間でオンライン飲み会をしながら同じ食べ物を楽しめる体験を、これまで何千食も提供してきました。

菅原:イベント開催10営業日前 13時までに申し込めば100人でも200人でも、開催前日・当日にごはんがクール便で家に届いて、イベント当日に一斉に開けてごはんを食べられます。

これまでのオンライン飲み会って、各自が別々のごはんや飲み物を用意するのが基本だったと思うのですが、「同じごはんを食べる」というだけでも一体感が大きく違ってくると思います。年末の忘年会に向けた案内も始めているので、本日ご参加の方はぜひご検討ください!(笑)

oViceでワンランク上のバーチャル忘年会
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https://ja.ovice.tips/ovicekitchen_yep

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