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~日本遺産サミットin小松 11月13日(土)14日(日)開催!~

「日本遺産」とは、地域の歴史的魅力や特色を通じて、日本の文化・伝統を語るストーリーを文化庁が認定したもので、地域ごとに趣向を凝らしたテーマ設定により、全国で104のストーリーが認定されています。
 小松市では「『珠玉と歩む物語』小松~時の流れの中で磨き上げた石の文化~」、「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」の2つが日本遺産に認定されています。

『珠玉と歩む物語』小松~時の流れの中で磨き上げた石の文化~

 小松の人々は、弥生時代の碧玉の玉つくりを始まりとして2300年にわたり、金や銅の鉱石、メノウ、オパール、水晶、碧玉の宝石群、良質の凝灰岩石材、九谷焼原石の陶石などの、石の資源を見出してきました。
 ヤマト王権の諸王たちが権威の象徴として、挙って求めるなど、時代のニーズに応じて、現代の技術をもってしても、再現が困難な高度な加工技術を磨き上げ、人・モノ・技術が交流する、豊かな石の文化を築き上げています。

こまつ滝ヶ原の石文化

 小松市滝ケ原町と石の歴史は古く、鳥居や灯篭、墓石などの用途に使用され、近畿地方や北海道方面に広く運ばれました。凝灰岩の山をくり抜いている滝ヶ原採掘場では、現在も採掘が行われ見学も可能です。

また、明治後期から滝ケ原石で造られたアーチ型石橋(市指定文化財)は、町の石工が京都で技術を学び伝わったもので、5つ現存します。外国からの石橋の伝来があった九州地方以外でアーチ型石橋群や石切り場を一緒に見ることができるのは、この滝ケ原町だけ。アーチ型石橋群など42件が日本遺産『「珠玉と歩む物語」小松〜時の流れの中で磨き上げた石の文化〜』の重要な構成文化財となっています。


奥行300m以上ある滝ヶ原石切場


滝ケ原地区内の川にかかる滝ケ原アーチ橋群

荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~

 日本海や瀬戸内海沿岸には、山を風景の一部に取り込む港町が点々とみられます。そこには、港に通じる小路が随所に走り、通りには広大な商家や豪壮な船主屋敷が建っています。また、社寺には奉納された船の絵馬や模型が残り、京など遠方に起源がある祭礼が行われ、節回しの似た民謡が唄われています。これらの港町は、荒波を越え、動く総合商社として巨万の富を生み、各地に繁栄をもたらした北前船の寄港地・船主集落で、時を重ねて彩られた異空間として今も人々を惹きつけてやみません。


古代から交通の要地であった安宅は、江戸時代中期から明治にかけて北前船の寄港地として繁栄しました。(安宅湊常夜燈)


安宅住吉神社は航海安全の守護神として信仰が篤く、北前船に関した宝物が多く奉納されています。

日本遺産サミットin小松 11月13日(土)14日(日)開催!
 小松市で、全国から104の日本遺産が大集結する「日本遺産サミットin小松」を開催します。「日本遺産で輝く!地域と人とものづくり」をテーマに、当日は小松市各所で、日本遺産のシンポジウムや、全国から出展する公開講座、PR・体験ブースを通して、日本の歴史や文化、伝統を、見て触れて体験できます。

【開催日程】2021年11月13日(土)14日(日)

【メイン会場】

石川県こまつ芸術劇場うらら(小松市土居原町710番地)

サイエンスヒルズこまつ(小松市こまつの杜2番地)

こまつの杜(小松市こまつの杜1) 他

【サテライト会場(日本遺産拠点地域)】

滝ヶ原地区、那谷寺、西尾地区、鵜遊立地区、九谷の里地区、安宅地区

【HP】https://www.city.komatsu.lg.jp/soshiki/kankoubunka/ibento_omatsuri/4/12748.html

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