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column vol.2 複業メンバーとのシステム開発における効果的な予実の見える化

Photo by Marvin Meyer on Unsplash

弊社では会社という枠組みを超えて「チーム」としてともに働く、という新たなチャレンジを3年ほど続けています。

根幹にあるミッションとビジョンはこんな内容です。



システムコンサルティングやシステム開発を行っており、「社員+フリーランス+複業メンバー」というチーム構成です。

複業メンバーと一緒に仕事をしている方であればすぐに想像がつくと思いますが、複業メンバーとのシステム開発はマネジメントが難しいのです…。

複業が活発になってきたのは割と最近なので、まだマネジメントにおけるベストプラクティスがないようにも思います。

そんな状況ですが、overflow社のように複業メンバーが数百人いて仕事をまわしている組織もあるので、弊社でも上手くいっている会社を真似るようにしています。良いところは取り入れつつ、自分たちでも仮説検証と実験をしながら試行錯誤しています。


働く時間がバラバラ問題

複業メンバーと一緒に仕事をすると必ずぶつかる壁は「働く時間がバラバラ」という点です。

この問題が起こらないように、複業メンバーの受け入れにあたって勤務時間の制約をつけている会社もあります。例えば、平日日中に仕事をすること、などです。

弊社の場合は制約を設けていません。そのため、平日朝、平日夜、土日、といったように皆働く時間がバラバラです。

働く時間がバラバラだった結果、弊社では以下の課題が発生しました。

(1)進捗状況を把握しづらい(結果的に遅延しやすい)
(2)誰が何をやっているのか分からない
(3)どれくらいの稼働時間を確保して仕事しているのか分からない
(4)すぐにレスが返ってこない
(5)そもそも質問しにくい   など

今回は(1)(2)(3)への対策について紹介します。

slackのリマンダー機能を活用して週イチ報告する

進捗状況を見える化すること、メンバーのセルフマネジメントを促すことという目的で、毎週決まった曜日・時間にslackのリマンダー機能で報告を促すという運用をやりました。

こんな感じです。



進捗管理とは予定と実績の管理なので、

・先週やったこと=実績
・今週やること=予定
・今週の稼働見込み

という3点を報告するようにしました。

稼働見込みを入れておくことがポイントです。これは複業メンバーならではだと思います。複業をすると、セルフマネジメントが必須になるのですが、正直なところセルフマネジメントがきちんと出来る人は少数だと思っています。そこで、今週どれくらい稼働できるかな・・・と必須で考えてもらうように仕組み化しました。

ここにプラスして「最近困っていることや課題」という報告事項も追加して運用していました。報告事項として入れておくと、メンバーが報告しやすくなるからです。

これらの運用について、結論から言うとやってよかったです。

形骸化もしやすい

しかし・・・この運用は徐々に形骸化してしまいました。

一概にメンバーやマネジメントが悪いという話しではなく、案件の進捗度合いにもよります。例えば、初期リリースまではこの運用で良かったけれど、リリース後の運用フェーズでは、初期開発フェーズよりも稼働が減ったため、だんだん重要性を感じにくくなったということもあります。

弊社では、最終的にはリマインダーだけが残り、1〜2人だけ報告する、みたいになりました。。。

ということで、やってみるのはオススメしますが、形骸化もしやすいので要注意です!

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