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【役員対談】いまの若い人たちは「もっと自分に自信を持っていい」!本部長2名が若手社員に伝えたいこと

今回は、ソリューション本部およびエンベデッド本部の本部長2名による対談記事です!

ソリューション本部 取締役本部長 藤野 直彦(写真左)とエンベデッド本部 執行役員 本部長 細川 卓哉(写真右)の2名が、これまでのキャリア、新人時代のエピソード、若手社員やこれから入社する人たちに伝えたいメッセージまでさまざまなテーマについて語りました。

ぜひ最後までお読みください。

1985年、会社ができて20日目に入社(藤野本部長)

ーはじめに、お二人がNS・コンピュータサービス(以下NSCS)へ入社した理由について教えてください。

藤野

私はNSCSの本社がある新潟県長岡市の出身で、高校卒業まで長岡市で育ちました。卒業して一度就職した後、専門学校で情報処理を学び、東京都内の会社に再就職して働いていました。
NSCSに入社したのは1985年。結婚を機に東京から長岡へUターン転職しようと考えていたタイミングでした。入社したのは会社ができて20日目のことです。

細川

藤野本部長は設立当初からいらしたんですね。
私は1997年入社で、今年24年目です。学生時代からクルマが好きで、就職活動時は「自動車関連の仕事に就きたい」と考えていました。NSCSのことを知ったのは東京ドームで開催された合同説明会がきっかけです。

ー入社後の経歴についてもお聞かせください。

細川

私は現在に至るまで、親会社である日本精機の自動車メータに関連する組込み系の開発業務メインで経験してきました。
入社1年後から7年間、親会社で組込みソフトウェア開発に携わり、NSCSに戻ってからも引き続き同じ業務に携わった後、2016年から本部長としてエンベデッド本部全体を任されることに。
私自身は内販(日本精機に関する開発業務)の経験がほとんどですが、エンベデッド本部ではそれ以外のお客さまの組込み系ソフトウェア開発についても手掛けています。

藤野

私は細川本部長とは逆ですね。内販の開発業務はほとんど携わっておらず、入社時から外販(日本精機グループ以外の民間企業や自治体などの案件)を担当してきました。
1995年から東京センターに配属となり、プロジェクトリーダー・プロジェクトマネジャーとして首都圏のメーカーのシステム導入などを支援していました。
2009年から営業として外販向けにパッケージ製品の拡大販売をメインで担当し、2020年10月にソリューション本部の本部長という立場になり、長岡へ戻ってきました。



5インチのフロッピーディスク、開発担当が受注から検収・請求まで…今と全く違う新人時代

ー本部長としてそれぞれの部門を統括するお二人ですが、新入社員時代で印象に残っていることなどありますか。

藤野

まず、時代が今と全然違いますからね。
私が入社した頃はWindowsが世に出てくる数年前で、「端末」と呼ばれるホストコンピュータで入力作業を行っていました。当時使っていたフロッピーディスクも「5インチ(約13cm)」と呼ばれるレコード盤みたいに大きいものでしたし。

細川

それ、私が入社した時もまだありましたよ。今の若い方は3.5インチのフロッピーディスクも見たことがないかもしれないですね。

藤野

仕事のやり方も今と昔では全く違いました。私が入社した当時、営業を担当する社員はいなかったんです。
開発担当がお客さまと打ち合わせをして、見積もりを出して、設計して開発して、検収、納品、請求まで全て一人でやるのが当たり前。
納期が遅くなって怒られるのも、納期が早くなって褒められるのも自分次第でした。

細川

全て開発担当がやっていた時代があったなんて、ここ20年以内に入社した人たちが知ったら驚くでしょうね(笑)。
私が入社した1997年頃も、開発メンバーが現場で仕事を受注することが多かったです。開発を全く行わず営業事務のみを担当する社員は1、2名程度でした。

藤野

現在は「この機能のこの部分のみ自分が担当」という分業体制になったので、システムの全体像を理解する機会が減ってしまっているのは少し残念ですね。
組織で分業する方が生産性は高くなりますが、より上流工程を担当するにつれ、全体を見る必要があります。全体を見る力や経験がないとマネジメントはできません。そういった人財をどう育てていくかは会社としての課題でもあると思います。

細川

私は大学時代、機械工学専攻だったのでプログラミングはほぼ未経験でした。入社してから本格的に覚えることになり、とても苦労したことを覚えています。
今のようにしっかりした研修は用意されておらず、「組込みシステム入門」という本を1冊渡されて、最初の1ヶ月はひたすらそれを読んでいました。それから小さい仕事が割り当てられるようになって、先輩に聞きながら理解していった感じでしたね。
周りの先輩や同期が色々教えてくれたのは本当にありがたかったです。


今の若手社員に伝えたい!「もっと自分に自信を持って」

ー本部長という立場だと、新入社員や若手社員と関わる機会は少ないのでしょうか。

細川

エンベデッド本部には250 名近い社員が所属していますが、基本的に部長、課長が現場をマネジメントしているので、業務上の関わりは少ないです。新入社員の皆さんとは最初の研修で少し顔をあわせるくらいですね。

藤野

私たちは一緒にプロジェクトに入っているわけではないので、関わることはないですよね。
「本部長」の肩書のせいで関わりづらいと感じている方もいると思います。でも、そんな大したものだと思わないでほしいです(笑)。

ーお二人の若い頃と最近の若手社員とで「違うな」と感じる部分はありますか。

細川

特に最近思うのは「自信のない人が多い」ということ。
若い頃はできないことが多くて当たり前なんですが、「自分は全然できていなくてダメだ」と考えて、ネガティブ思考に陥ってしまう人が増えていると感じます。
できていない部分をひきずってしまうのではなく、少しずつ成長している部分に目を向けてほしいですね。

藤野

良くも悪くも、真面目な人が多いんだと思います。ある程度のところで、「私にはこれ以上できない」と自分で制限してしまったり、先に進むのが怖くなってしまったりするのかもしれません。
もっと前向きに、というか、いい加減に考えてくれても大丈夫だと思うんですよね。
「この仕事を早く終わらせるためにどうしよう」ということを考え込むのは良いんだけど「仕事とは」「人生とは」みたいな、概念に対して暗い気持ちで考え込んじゃっている傾向がありますね。

細川

「ま、いっか」って思える瞬間が少しでも増えてくれたらいいと思うんですよね。一度息抜きして「とりあえずいっか、また後で悩もう」って。
落ち着いてからまた考え始めれば良いので、もっと自分に自信を持って、と伝えたいですね
若い社員の得意な部分、できている部分については先輩や上司がなるべく褒めたり励ましたり声をかけるようにしています。自分ひとりで落ち込まず、周りの言葉を信じてほしいです。


ー若いうちから完璧を目指さずに、できることが少しずつ増えていくことを楽しめていけたらいいですよね。
最後に、NSCSに興味を持っている就活生の方に向けて一言お願いします!

細川

学生の皆さんの多くが「仕事」に対するイメージが漠然とした状態で、就職活動をすることになると思うんです。本当に興味のある業界や本当に入りたい会社に入社できる人もいれば、そうでない人もいますよね。
会社の事業や仕事に興味を持てないと、入社してからも楽しくないですし、なんとなく”作業”になってしまうと思います。
自分が入った会社の製品やサービスを「面白いな」と少し思えるだけでも仕事への姿勢は変わります。入社してからで良いので、仕事の中で「面白いな」と思えるものを見つけてほしいです。

藤野

IT業界の技術の進歩は目まぐるしいので、その変化を楽しめるような方にぜひ活躍してほしいですね。
私が入社した当時と今の技術でも全く違います。
変化を恐れずに「変わるのが当然」だと捉えて適応していく必要があります。
大変なこともたくさんあると思いますが、良い話も悪い話もできるような関係をぜひ同期や先輩と築いてほしいですね。やっぱり職場の人と飲みに行くのは大切な息抜きだと思います。今の時期は難しいですが。

細川

NSCSはリーマンショックの時期に採用人数が減って、中間層が少ないんです。今後ベテラン社員が定年退職していくと一気に若手が中心の会社になります。
NSCSはチャレンジ精神を大切にしている会社です。まずは新潟県のNo,1を目指して、そして全国、世界に向けて一緒にチャレンジしていける人が興味を持ってくれたら嬉しいです。


藤野本部長、細川本部長、ありがとうございました。

ソリューション本部とエンベデッド本部、それぞれのトップの貴重な新人時代のお話、若い社員に伝えたいメッセージを通じて、NSCSの魅力が伝われば幸いです。

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