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コーナーのVision設定とその策定へのプロセス

こんにちは。コーナーの南部。

『MVVって大事』ってよく言われますよね。
コーナーの活動として私自身も企業様のMVV策定や浸透に携わらせていただくことがしばしばあります。今回はコーナーのMVVのうちのVisionを策定したお話とValueについて触れています。僕たちも策定はしたけど、どう浸透させてよりアクションにつなげていくかはまだまだ道半ばですが、コーナーの考え方としてのぞいてもらえればと思います。

●目次

  1. コーナーのMissionとValue
  2. コーナーのVisionの策定背景
  3. Visionの策定プロセス
  4. ビジョンへの想い
  5. これからの展望

1.コーナーのMissionとValue

●Mission

「1人が、複数の会社で、本気で働ける社会をつくる」

これが当社のMissionです。このMissionを掲げる背景は、「ライスワークで仕事をするのではなく、共感できる事業・仲間とともに子どもが遊ぶように夢中で仕事できるライクワーク・ライフワークの状態としたい」、そして「従来の組織の枠組みや会社内の人間関係だけで仕事をするのではなく、信頼関係・ネットワークといった「ソーシャル・キャピタル」を活用し、パラレルに仕事をしていける状態としたい」といった世界観の実現を目指したいと考えています。
このミッションを掲げた上で、「人事」は、組織経営に最もインパクトを与えるポジション。そのため、人事・採用領域からスタートするのが実現に向けた近道であると考え、現在の人事・採用のパラレルワーカーシェアリングサービスにつながっていきます。
このミッションに共感し、ジョインするメンバーが現在では10名を超え、ハーフコミットで関わって頂いている方も含めると50名以上を超える規模感で、バラエティ豊かなキャラクターの組織となっています。
この段階でコーナーらしさやコーナーではたらく上で大事にしたい価値観を定めることで、ミッション実現の解像度を上げるために、Valueの策定を進めました。

●Value

01 常に先回り
目の前にある課題や要望は、氷山の一角に過ぎない。そこにある潜在的な欲求を察知し、理解し、期待を超える提案ができるようにしよう。常に先回りし、最高の気遣いを。
02 自立自走
ひとりひとりの個性を生かし、自立心をもって仕事をしよう。「会社だから」「顧客が」ではなく、常に自分自身のアイデンティティを大事にする。間違っていたってかまわない。自分の考えをもって、行動している人たちでいよう。
03 愛のあるツッコミを
相手の考えに対して辛辣な意見を言うことが多いかもしれない。でも、ツッコミあえる関係は、チームでしかできない。だからあえて言う。衝突は恐れない。相互に指摘し合い、コミュニケーションをとり続けることを諦めないチームでいよう。
04 みんな違う、それがいい
異なる才能や文化、価値観を認め合い、受容し、尊重しよう。同じ文化背景をもっている人ばかりのほうが楽だけれど、新しいことは生まれない。様々なタレント性を持った人たちが、多様な価値観で仕事をし、活躍できるチームでいよう。
05 どこまでもオープン
どんな些細な情報も、いつでも誰にでもオープンでいよう。仲間が知りたいであろう情報は快く開示し、知りたいことは自ら拾いにいく。常に情報を共有し合い、公正に仕事に向き合おう。どこまでもオープンに。
06 とことん楽しむ
なにごとも楽しもう。難しいことも、しんどいことも、前向きに取り組もう。未開拓の領域にチャレンジし、新しいことにも好奇心をもって一歩つっこんでみよう。枠や制限を飛び越えて、自由な発想で行動しよう。とことん楽しみながら働こう。


2.コーナーのVisionの策定背景

cornerのサービスを立ち上げてから1年強が経ったあたりに、立ち上げフェーズでの手さぐり状態から、自社環境や外部環境も徐々に変化がありました。

自社では今まで当社のコンサルタントが直接クライアント企業の要件定義から人材提案まで行う「エージェント型」から、「corner works」というクライアント企業側から直接、人材の募集ができ、複業者(パラレルワーカー)が直接応募ができるジョブボード型のサービスを立ち上げ、求人流通量が増加しました。また、サービス自体も順調に伸び、ユーザー数・登録者数ともに右肩上がりに急増しました。

また、外部環境では政府が副業・複業推進を方針として打ち出してから、様々な副業・複業サービスが立ち上がり、ギグワーク系・領域横断の総合系・専門領域特化系サービサーとカテゴリも細かく乱立してきました。

こうした中、私達コーナーは今後どうなっていきたいか?、ミッション実現のための道のりをどのように描いていくか?など、「在り方」を具現化する必要性と、戦略や方針の判断軸の言語化が必要なフェーズになってきました。こうした「在り方」の言語化として、Visionを策定することとなりました。

3.Visionの策定プロセス

当社ではメンバー全員参加のワークショップ型でのボトムアップ形式と経営陣からのトップダウン形式の2パターンのアプローチでビジョンを固めていきました。

2つのアプローチ方法を使った理由としては、Valueにもあるように異なる才能や文化、価値観を認め合い、受容し、尊重できる組織としているため、全員がどんな企業を目指したいかを発散・拡散できるにするため、ボトムアップ型をベースとしました。
その上で、言語化はクリエイティビティの要素が大きく、全員で最後まで決めようとすると中庸案となりがちなため、最後は言葉自体に力をつけるため、トップダウン形式で決定するというステップにしました。

●ボトムアップ形式ワークショップ
このワークショップではmiroを使って行いました。大きく2つのワークショップに分け、1つめのワークショップでは、会社の「良いところ(Good)」「課題だと思うところ(more)」「今後どのような企業にしたいか(will)」の3点を個人で考え、ひたすら思いついた言葉を付箋で貼り続け、その後チーム分けをして、なぜそう思ったか、共通項はなにか?というのをチーム単位でまとめていきました。
その上で、チームごとにシェアをし、会社全体として大事そうなこと、共通項などまとめていきました。

2つめのワークショップは1つめのワークショップを元にして、ビジョンを言語化(=ワーディング)する作業をしていきました。
このワークショップでは長すぎる文章では覚えられない・伝わりづらいという点も考慮しながらになるため、本当の大事な部分だけに削ぎ落としていく作業となり、1つ目のワークショップをより明確化していく大事な工程でした。

●トップダウン形式の決定
ここではボトムアップで上がってきたワーディングを元に、ミッションとの接合や事業計画、そこから経営者の想いをそれぞれの側面からワーディングの設計をしていき、最終一つに決定するという流れとしました。

4.ビジョンへの想い

「企業に加速力を、パラレルワーカーにスキルのアップデート機会を」

これが当社ビジョンです。この言葉の背景には我々のサービスを通じて、工数不足でやりたいことが出来ない企業への支援はもちろん、社内だけでは思いつかなかったことややれなかったことを、外部の知見やノウハウを取り入れ、事業自体を伸ばす支援をしたいといったクライアント企業への想いと、それをコミットして課題解決するパラレルワーカーも当社のサービスを通して個力がアップデートされ、それがまたパラレルワーカー自身と企業へ、ひいては社会への還元が行われるサイクルが流れるようにしたいという想いがあります。

5.これからの展望

ここまでお読みいただきありがとうございます。
人事領域に限定して言えば、ISO 30414対応での「人的資本の情報開示」や、企業経営における持続可能な組織づくりなど従来より、柔軟で事業環境に適した組織づくりが求められるなど正解がない中での取り組みが求められるようになってきています。

コーナーとしても、マッチングのあり方だけでなく、サービスとしても事業環境や社会の変化に合わせて柔軟に進化を続けるフェーズにまだまだあります。(全然整ってもないし、整うことはあまりないと思います。)

そこで、変化に合わせて進化し続けられるように、積極的に新しい仲間も採用しています。「新しいマーケットや価値観を一緒に創っていく」ように、資本主義的な考えでなく、価値観や文化創造が好きな方であればフィット感は高いと思いますのでご興味ある方いらっしゃれば、まずはカジュアルにお話しできればと思います!

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