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わずか3ヶ月で新サービスをリリース。WordPressの手放し運用を実現する「SPIRALマネージドクラウド」誕生の舞台裏

こんにちは。最近になってブラックコーヒーが飲めるようになった鈴木です。

当社で20年以上にわたり提供しているローコード開発プラットフォーム「スパイラル®️」は、Webサイト構築に必要なアプリケーションを自由に構築できるため、CMS(コンテンツマネジメントシステム)と相性が良いサービスです。その実績と経験を活かした新サービスとして、世界シェアNo.1のCMSである「WordPress」に対応した、最高水準のセキュリティを誇るホスティングサービスとセキュリティのプロフェッショナルによる脆弱性診断・アップデート対応などの保守運用を提供する、フルマネージドサービス「SPIRALマネージドクラウド」を2021年6月24日にリリースしました。

今回はサービス企画責任者であるサービスインフラストラクチャ本部 マネージドサービス事業推進部長 太田裕一さんに新サービスの企画からリリースに至るまでの経緯についてお伺いしました。

1:お客様が安心してコンテンツ制作に専念できる「SPIRALマネージドクラウド」のサービス内容とは?

ー自己紹介をお願いします。

太田裕一です。独立系ソフトハウスにて汎用機、オフィスコンピューターやパーソナルコンピューターでのクライアントサーバー型業務アプリケーションの受託開発を経験しました。官公庁向けパッケージソフトウェアの開発・販売・サポートも担当することでパッケージソフトウェアの可能性に魅了され、その後Webマーケティング会社にてカスタマーサポートからWebマーケティングのコンサルティングチームのマネジメントを経験し、起業、独立を経てパイプドビッツに入社しました。

ーパイプドビッツに入社以降、どのようなお仕事をされてきたのでしょうか?

2018年12月に入社し、2019年3月よりスパイラル®️でのアプリケーション構築を担当する部門の本部長としてマネジメントに従事していました。2020年6月より販売促進部門にてコロナ禍におけるスパイラル®️のブランディングを強化し、2021年6月よりマネージドサービスを推進する新部門にて新規サービスを立ち上げ、プラットフォームオーナーとしてサービス運用、企画、販売促進等を担当しています。

ー手放し運用を実現する「SPIRALマネージドクラウド」とはどのようなサービスなのでしょうか?

マネージドサービスとは、お客様に代わってサーバの運用や保守業務を請け負うアウトソーシングサービスです。「SPIRALマネージドクラウド」の最大の特長は、高セキュリティ環境でのホスティングサービスと脆弱性アップデート付きの保守運用代行サービスです。今回は、第一弾として当社で運用実績があり、プラグイン提供をしているWordPress向けのサービスとなっています。

もう少し詳しくお話すると、WordPressを含め、OS、ミドルウェアの脆弱性調査から最新パッチ適用やアップデートなど、セキュリティを維持するための運用保守作業を代行するものです。また、WordPress公式プラグイン、公式テーマの脆弱性調査、改ざんや不正アクセスの検知を可能にするセキュリティ監視および監視設定作業も代行します。24時間365日の監視体制を敷いており、万が一不正アクセスやサイト攻撃・改ざんを検知した場合は、サイバーセキュリティに精通した当社エンジニアが迅速に対応するため、お客様は面倒な運用保守業務から解放され、安心してコンテンツ制作に専念できるというものです。

2:コロナ禍でのDX推進による会員サイト構築のニーズの高まりで感じた、お客様のセキュリティに対する不安

ーホスティングサービスを含めた運用代行サービスの提供は初めてかと思います。どのような背景があったのでしょうか?

コロナ禍により多くの企業がテレワークの導入に踏み切り、企業のDX推進が加速しています。また、コロナ禍が収束した後もオンラインと対面のハイブリット対応がデフォルトになると言われています。当社でもオンラインによる顧客接点強化のための会員サイト構築のご相談をいただくことが増えており、オンライン上で顧客エンゲージメントを促進するためのコンテンツ制作のニーズが高まっていることを肌で感じていました。

一方でWeb制作を手がける企業様はコンテンツ作りに集中できるかというとそうではなく、Webサイトの脆弱性を突いたサイバー攻撃対策も対応しなければなりません。実際に当社とお取引のある企業様からは、「リッチなコンテンツにするためにWordPressを採用したいが、クライアントがWordPressを使用することに漠然とした不安を抱いており、仮に脆弱性が出てもアップデート対応することで問題は無いものの、アップデートが頻繁に発生するために人員の確保が必要であり、更にはOSやミドルウェアのアップデート対応が難しい」というお話を聞いていました。また、アップデートするにしても本番環境と同様の状態でシステムの動作や不具合をチェックするためのステージング環境が無いため、アップデート後に動作しなくなることへの不安が拭い切れず導入を諦めることがあるということだったのです。

ーWeb制作を手がける企業様が抱えられている課題に対して当社として何かお手伝いができないかと思われたわけですね。

はい。以前からサービスの必要性について議論していたのですが、2021年4月に本格的に始動しサービスリリースに合わせて6月に専門部門を新設しました。

セキュリティ意識が高まる中で、OSやミドルウェアのアップデートなどの運用保守において脆弱性対応は必須事項です。お馴染みのWindowsやMacといったOSでは脆弱性対応のアップデートが頻繁にアナウンスされていますが、これを怠ると脅威への対応と防御ができません。それはCMSであっても同様です。さらに顧客エンゲージメントを高めるための施策として会員制サイトのニーズが高まる中で、より顧客の興味関心にマッチした情報を提供するためには属性情報の管理もポイントとなります。つまりサイト運用だけではなく個人情報の管理というセンシティブな対応の必要性が生じます。

当社では以前よりWordPressとスパイラル®️を連携し安全に会員情報を管理するプラグイン「WP Member Login by SPIRAL」を提供しており、WordPressを用いたサイト運用代行業務も承っていたため、その知見を活かしWeb担当者様の負担を軽減できるセキュアなサービスを企画することになりました。

述べ11,000社を超える導入実績があるスパイラル®️のデータベースで重要な顧客データを預かり、サイト制作およびコンテンツ管理システムのWordPressと組み合わせてセキュアな会員サイトを構築し、更に「SPIRALマネージドクラウド」で、サイト運用に必要なホスティングと運用保守をオールインワンで揃えられることをコンセプトとしてサービスを設計しました。ホスティングにWordPressがインストールされ、スパイラル®️のデータベースと認証するためのプラグインが標準でインストールされています。これによりスパイラル®️とシームレスに接続ができ、ログインやセッション管理などの開発の必要がなくなり、短期間で会員サイトなどが制作できます。提供する環境へのセキュリティパッチ適用対応は当社で実施するため面倒な保守運用業務から開放されますし、障害や改ざんが発生した場合も早期に当社で検知、対処し、復旧作業も実施するため、お客様がコンテンツ制作に集中できる「手放し運用」の実現が可能となります。

3:「リリースし、現場の声を拾い上げ、改善する」サイクルを大切にしたい

ー本格始動から3ヶ月と短期間でのリリースですね。

サーバ環境の整備だけではなく利用規約の整備や業務フローの整備など、役員も含めた社内の専門家が集まりタスクフォース化されたことで短期間でのリリースに繋がったと思います。サービス提供を開始するにあたり、販売を担当する営業メンバーへの説明会も実施しました。技術的要素が含まれることから社内向けFAQを設置し、販売促進アイテムとしての提案資料やプレゼン資料のフォーマットを作成し、営業担当が安心して活動できるよう営業支援も行っています。

ー今後のサービスの展開を教えてください。

WordPressは世界中のサイトの約40%のシェアを占め、国内では約500万サイトでの利用実績があることから、まずはWordPressに対応したサービス設計となっていますが、今後はMovableTypeやPowerCMSにも対応できるようにしたいと考えています。

また、必要とされる機能の追加やキャパシティを拡大していきたいと思いますし、ご利用企業様から課題を吸い上げ、それらを確実に改善していくというサイクルが大事かと思っています。新サービスのリリースを記念し、個人情報を扱うWebサイト制作に役立つウェビナーを7月20日に開催しましたが、150名を超える申し込みがあり、関心の高さを実感しています。今後もWeb制作に携わる方々が抱えている課題のお役に立てるようサービスの提供に努めていきます。

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