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銀行員、弁護士秘書、海外駐在妻、そしてIT×人材へ-多様な経験から学んだ2つのコト。

今回は、2018年10月ウェブスタッフに中途入社した小川をご紹介します。Partner Relations局という、派遣でご就業中のパートナーが、快適に勤務できるよう様々なサポートを行う部門に所属。パートナーからは、「頼れるお姉さんのような存在」と絶大な信頼を得ています。銀行員、弁護士秘書、海外駐在妻と多様な経験を積んできた小川が、どのような想いウェブスタッフに入社したのかインタビューしました。

「私、人が大好きなんです!」その一言からインタビューが始まりました。

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私の今までの人生を振り返ってみると、全部「人」っていうところでつながっていることに気がついたんです。ウェブスタッフには2018年10月に入社しました。始め、パートとして入社したのですが、2019年の3月からは正社員に切り替わりました。ただ、子供がまだ小さいので今は9:00~16:00の時短で働いています。

今まで、本当に様々な経験をさせてもらってきました。その経験から、「ダメだと思っても挑戦したら変わることができること」「人生において無駄なことは何もないこと」、この2点を学びました。私の学んだことが、今就職活動をしている学生さんや新入社員の方々の役に、少しでも立てればとの想いで、これまでのキャリアについて話させていただこうと思います。

私は、新卒で信託銀行に入社しました。銀行を選んだ理由は、金融が「経済の血液」と言われていることを知り、そのような大きなことに携わることに興味を抱いたからです。入社後は、法人融資の担当をさせていただいていました。当時、銀行で働く女性社員はほとんどが窓口担当だったんですね。法人融資部門に女性が配属されたのは初めてのことでした。でも当時の私は会計や金融の知識はゼロだったんですよね。「PL、BSって何?」っていうくらい。始めの3か月間は猛勉強の日々でしたね。その後、無事にクライアント企業を回れるようになり、たくさんのことを経験させていただきました。

クライアント様とどのように関係を構築していくか、など営業をする上で大切なノウハウを学びましたね。非常にやりがいと責任の大きい仕事で、充実した日々を送っていました。ただ、お客様とやりとりをしていくうちに、ひとりひとりに感情を込めすぎてしまって。本来であれば冷静に銀行側の立場から物事を考えないといけないのですが、お客様の立場からしか考えられなかったり。利益追求ばかりなところに納得がいかなかったり。今思うと、未熟さゆえの悩みなのですが、当時はジレンマに苦しんでいました。

そんな時に、弁護士になった大学時代の友人から「小川は、弁護士の秘書が向いているんじゃない?」と言われて。「向いているかもしれないのであれば、とりあえずやってみよう!」と選考を受けてみました。そんなきっかけで始めた弁護士の秘書がとっても楽しかったんです。トータルで8年続けましたね。

何が面白かったかというと、もちろん法律の勉強もそうだったのですが、ご相談者様の問題を解決していくことにやりがいを感じていました。たくさんある弁護士秘書の仕事のひとつに、自己破産のご相談に来られた方の対応業務があります。ここでは、銀行で働いていた時の知識も存分に活かすことができました。

自己破産のご相談にいらっしゃる方は、借金で首が回らなくなり、自分が人生のどん底にいると感じている方がほとんどなんです。問題が大きすぎて、何が原因で、今どういう状況なのか、これからどうすべきなのか、何も見えなくなってしまうんですね。そういった状態のご相談者様と一緒に、ひとつひとつの問題を紐解き、解決案を探っていきます。そうすると、始めはとても暗かった方が、最後には驚くほど明るくなって帰って行かれるんですね。微力ながらもご相談者様が抱える問題の解決に向け、確かな支援ができていることを日々実感していました。

そんな毎日を送っていると、気がついたら8年の月日が経っていました。弁護士秘書の仕事もやりきったと感じていた際、第2子を妊娠し、仕事を辞めました。出産後、夫のイギリスへの駐在が決まり、家族みんなでイギリスへ移り住んだんですね。いわゆる、「駐妻」生活の始まりでした。ただ、その生活が始まってすぐ、「主婦業、合わないなぁ…」と。常に、外の人とつながっていたり、人のために何かしていないと落ち着かない性分なんです。当時は、せっかくイギリスに来たのだからもっと現地の人と関わりたい、とうずうずしていました。

ただ私、英語が大嫌いだったんですよ。必死に話しても理解してもらえないくらい、全く得意じゃなかったんです。でも勇気を出して、近所にあった、ずっと憧れていた素敵なお花屋さんに、無給のインターンをさせてください!と頼みに行きました。実は、フラワーアレンジメントの資格を持っていたのですが、本場でフラワーアレンジメントをもっと学びたい!という思いもありましたね。私が今まで作った作品を見せながら、拙い英語で交渉をして、OKをもらいました。この出来事がきっかけとなり、少し自信がついて、この後はとにかく行動しました。

まず、息子の学校のPTAに参加しました。息子が通っていた学校には、駐在で来ている日本人がたくさんいたのですが、誰もPTAには参加していなかったんですね。みんな、シャイなのと長く滞在しないからということが理由でした。参加するまでは怖かったんですが、いざ参加してみると「日本人が来た!!!」とPTAメンバーは大歓迎してくれました。なんと、1回目の会議で「日本文化を紹介する参加型のイベントを企画してほしい」と依頼され、折り紙ワークショップを開催することになったんです。

私のように主婦業の他に何かしたい、と思っている日本人の駐妻のみなさんを巻き込んで、企画を立てました。”やりたい人がやる”をモットーにして、みんなで創り上げた折り紙ワークショップは、大成功を収めました。このワークショップをきっかけに、駐妻のみなさん各々に活躍の場があるようなセミナーを色々と企画しました。

イギリスでの3年半の生活は、盛りだくさんでかけがえのないものとなりました。英語を毛嫌いしていた私も、気が付いたら平気に。英語なんてツールでしかなくて、それよりも「人と関わりたい、いろんな国の人と交わりたい」という気持ちが大切だとわかったからですね。

そして、昨年2018年の8月に帰国したのですが、帰国してすぐにウェブスタッフの求人に応募したんです。今までの経験から、とにかく人が好きで、誰かの役に立ち続けたいことは明らかでした。ただ、やっぱり子育ても私にとって非常に重要なので、ふたつを両立できる会社はないかと探していたところに、「パートナーのフォロー担当」の求人を見つけたんです。「フォロー担当」という言葉に惹かれたこと、勤務形態として、仕事と子育ての両立がちゃんとできることを確認し、応募しました。


まさか内定をもらえるとは思っていなかったのですが、「ぜひ来てほしい」と言っていただき、10月から働き始めました。実際に入社してみると、ママでも活躍している社員がたくさんいることや、組織の変化が速いことに大変驚きました。

最初の数週間は、勝手がわからなくて自分らしく仕事をすることができませんでした。それに、今だから言える話なのですが、今までITが身近じゃなく、とても苦手意識があったんです。ただ、ウェブスタッフはWebやITに特化した人材会社ですので、私がフォローするパートナーの方々は、WebクリエイターやプログラマーなどWebの専門家ばかりです。そういった方々をしっかりとフォローできるように、毎日猛勉強しています。

パートナーの方との面談では、職場での人間関係や、業務におけるトラブル、あげた成果や新しくできるようになったことなど、細かくヒアリングします。WebやITのことも少しずつわかってきて、知識がつけばつくほど、面談でも、より中身の濃い話ができるようになりました。パートナーの方が困っている場合は、クライアント企業のご担当者の方に相談し、一緒に解決していきます。人材サービス業は、決して仕事が決まって終わりではなく、むしろ、その後が大切なんだということを面談のたびに実感していますね。

仕事って、それぞれの人の人生の多くを占めるじゃないですか。私が発する一言で、その人の仕事に対する姿勢とか見方が変わり、それによって大きく人生が変わる可能性だってあります。常にそういった緊張感を持ち、120%の力で臨んでいます。

今まで、銀行員、弁護士秘書、専業主婦、そして今携わっている人材サービスなど本当に素晴らしい経験をさせてもらっていることに感謝しています。銀行員として働いていた時にたくさん悩んだこと、弁護士秘書としてご相談者様の問題を一緒に解決していけたこと、イギリスで、勇気を出して様々なことに挑戦したこと。無駄なことってないんだなと気が付きました。全ての経験があるから、今の私がいるんです。

「金融や会計の知識ゼロ」で始まった銀行も、「英語が大嫌い」から始まったイギリス生活も、「ITがすごく苦手」から始まった今の仕事も、全て、挑戦してみたら大好きになりました。

今、就職活動をしている学生の皆さんや、新入社員の皆さんは、新しい環境や価値観に触れてたくさん悩んでいると思います。もしかしたら、今やっていることが無駄なのではないかと感じていたり、苦手なことに挑戦しなければいけない状況にいるかもしれません。ただ、「幸せは自分の中にある」ということを忘れないでくださいね。私が今までの経験から学んだことが、少しでも皆さんのお役に立てれば、と願っています。

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