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【カウンセラーの想い】Smart相談室カウンセラーがSmart相談室で相談してみた Vol.1|鈴木 直子さん

目次

  1. 自己紹介
  2. 早めに誰かに相談することの大切さを伝えたいと思い、Smart相談室のカウンセラーに
  3. 産休への不安を、Smart相談室に相談
  4. カウンセリングを受ける前の気持ち
  5. 相談してみてどうだった?
  6. あらためて感じるSmart相談室の良さ


鈴木 直子(すずき なおこ)
国家資格キャリアコンサルタント

1. 自己紹介

はじめまして、鈴木直子です。Smart相談室のカウンセラーをしています。元々は公務員として8年ほど働いていて、昨年フリーランスとして開業しました。人事業務のサポートやキャリアコンサルティングなどのお仕事をしています。

2. 早めに誰かに相談することの大切さを伝えたいと思い、Smart相談室のカウンセラーに

Smart相談室のカウンセラーになりたいと考えたのは、職場で多くの人がメンタルヘルスの不調を抱える様子を見てきたことがきっかけです。部署の異動や転職もしながら色々な環境で仕事をしてきましたが、職員がメンタルヘルス不調に至る場面をたくさん目にしてきました。親しくしていた先輩や後輩がお休みに入っていったこともあります。いつも日々頑張って仕事をしている人がぱたりと職場に来れなくなってしまうほど追いつめられる。そんなことはなくなってほしいと、ずっと思っていました。

でも当時、どうすればよいかわからなくて、結局何もできなかったことをよく覚えています。もしかしたら当時の自分の経験や知識では、どちらにせよ何の役にも立たなかったかもしれないですし、その人が私に相談したいと思うほどの関係性でもなかったのかもしれません。それでもどうしても、あの時何もできなかったなという思いが、その後もずっと残っていました。

思い返せば、私自身もこれまで色々なことに悩んできました。職場での人間関係や仕事量の多さ、家庭と仕事の両立がうまくいかなかったり、異動してわからないことだらけで不安を抱えたり…挙げればきりがありません。「明日の朝、ちゃんと布団から起きて仕事に行けるだろうか?」と毎日本気で思っていた時期もあります。

その悩みはどれも、結局自分自身でずっと長いこと抱え込んでいました。何をどう相談すればよいかわからず、そんな状態で相談できる先も思いつかなかったからです。あの時、Smart相談室のように気軽に相談できる場所があれば、あそこまで悩むことはなかったのではないかと思います。

そんな経験を通して感じたのは、限界を迎える前に、できるだけ早めに誰かに相談することの大切さです。なんとなく抱えているしんどさや、割り切れないこと、辛いことにきっと多くの人が直面している中で、そんな気持ちを少しでも吐き出して楽になってもらえる場所を提供できたら。そんな思いで、Smart相談室のカウンセラーになりたいと考えました。



3. 産休への不安を、Smart相談室に相談

メンタルヘルス不調を抱えている人を見てきた中で、「もっといろんな働き方ができて、それぞれ自分に合った働き方を選べるようになったらいいのに」という気持ちも持つようになり、まずは自分がいろんな働き方を試してみよう!ということで、2022年にフリーランスになりました。来年の頭には出産を控えています。

出産、育児という未知のものに直面し、自分でもわからないことだらけで、最近は「無事に出産できるのか?産後、いつから仕事復帰ができるのか?育児をしながらこれまでのように仕事ができるのか?」となんとなく不安を抱える状態が続いていました。

そんな中、藤田さん三浦さんから「産休を控えているカウンセラーとしての悩みを、Smart相談室で相談してみては?」というお話をいただきました。カウンセラー自身のキャリアも考えてくれるSmart相談室のありがたさを感じながら、ぜひお願いします!ということで、今回はSmart相談室で相談をしてみました。

4. カウンセリングを受ける前の気持ち

まずはどのカウンセラーに相談するかを選ぶところからです。Smart相談室には、様々な経歴や得意分野を持ったたくさんのカウンセラーが在籍しています。色々な条件を設定して検索することができるので、私の場合は相談内容などからカウンセラーを検索し、自分と似た経験をされている方を中心に探しました。

カウンセラーを決めて相談予約をしたら、あとは相談日を迎えるだけです。ただ今回は、予約したあと少し緊張している自分がいました。というのも、自分が悩んでいることがかなり漠然としていて、どうやって伝えたらいいのかな…と心配に思っていたからです。自分自身が相談を受ける時は「うまく言語化できなくても大丈夫です」とお伝えしていますし、実際に心からそう思っています。それを一緒に考えていくのがカウンセラーです。でも、いざ自分が相談する立場となると、うまく考えを伝えられるかどうか、そんなことを不安に思っていました。

私自身キャリアコンサルタントではありますが、妊娠・出産という今回初めての経験、それも自分の意思だけではどうにもならない要素が大きくわからない部分もあり、自分の中でも悩みがうまく言語化できていませんでした。結局、その状態のまま相談当日を迎えました。

5. 相談してみてどうだった?

相談では、「出産も育児も色々わからないことだらけで、出産後どのように仕事をしていけるか不安。」という思いを最初にお伝えしました。出産にあたって仕事を休むことに対して、私の中には大きな焦りがありました。なので、なるべく仕事を休む期間は短くして、復帰後の仕事量も今よりあまり減らしたくないと考えていたのです。とはいえ、産後の状況や自分の性格などを考えると、少し自分のリソースを見直したりした方がよいのかな、と悩む自分もいました。

そんなモヤモヤを抱えて相談していた中、とても印象的だったのは、カウンセラーの方から「産後どのように仕事ができるかや、リソースについて考えようと思うきっかけが何かあったんでしょうか?」という質問をいただいたことでした。

頭をよぎったのは、この少し前に病院に行った時のこと。ある症状が出て、受診の結果、特に問題はなかったのですが、ちょうど仕事が立て込んでいた時期だったのでその状況を病院の先生に伝えると、「妊娠中はあまり無理しすぎないようにね」と言われたのです。自分としては無理をしていたつもりが全くなかっただけに、戸惑う私がいました。

カウンセラーの方にその経験を伝える中で気付いたのは、「そうだ。あの時、もう今までの私のやり方とか考え方で乗り切れるターンじゃないって思ったんだ」ということでした。そのことを忘れていたわけではなく、その経験があったからこそSmart相談室で相談したいような悩みが生まれてきたに違いないのですが、「その経験から気付いたこと」が自分の中で明確に言葉になっていなかったんだろうなと思います。その気付きを口に出したことで、自分の中での優先順位が見えてきて、そうすると何をすべきかもだんだんわかってくることを体感しました。

相談の中で出た「メンタルリソース」という言葉も、今後への大きなヒントになりました。リソースというと、つい時間的なことだけ考えていましたが、精神面でのゆとりという観点でどうか?というのも考える必要があるポイントだと思うと、産後の仕事への考え方もまた変わってきます。

相談前はとても漠然とモヤモヤしていたのに、カウンセラーの方とお話することで、悩んでいることや整理するポイントがはっきりしてきて、相談後にはとても前向きな気持ちになっていたことに自分でも驚きました。

6. あらためて感じるSmart相談室の良さ

これまで自分自身、色々な人に相談をしてきた経験がありますが、悩みがここまで漠然とした状態で相談をするのは初めての経験でした。それでも、カウンセラーの方に気持ちを伝え、質問をしてもらうことで、30分の相談が終わる頃には不安だった気持ちがとても楽になり、これから考えていくことがはっきりと見えてきたのです。Smart相談室を利用することで、自分一人ではどうしようもなかった漠然とした悩みが軽くなることを実感することができました。

Smart相談室は、ちょっとしたモヤモヤを早めに相談できる場所です。人にどう相談したらよいかわからないことってたくさんあると思います。ちょっと引っかかってるけど、相談するほどでもないかな…と思ってしまうこともありますよね。ですが、そういう時にこそ安心して利用できるのがSmart相談室だということを、今回私が身をもって体験しました。皆さんも、ぜひ一度お気軽にご相談してみてください。


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次回の【カウンセラーの想い】

▶︎自分の人生と信念が一致するように生きることがモットー|赤羽 千佳さん

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