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2020年、都農町のまちづくりを総括

3月末に都農町に移住して、あっという間の9ヶ月。コロナ禍で、当初思い描いていたことはほとんど実現できず、その代わりに新しい提案やチャレンジを重ねた結果、来年に向けて、大きな手応えをつかめました。

年を越さないうちに、都農町のまちづくりで特にテンションがあがる面白かったことを振り返ります。

見出し画像は、イツノマのカメラマン&WEBデザイナー 松山歓己さんの今年の作品の中で、僕が一番好きな都農の漁港から尾鈴山を見る写真です。

1. 自由でやんちゃな都農人

都農町初のコワーキングスペースYARD1927の開業準備真っ盛りの時、職人さんがこだわってつくってた土壁に、なぜ手形を。。?

最後は、当事者の職人さんの手形もありました。なんて自由でやんちゃなんだ!という驚きと笑いから、僕の都農町ワーク&ライフは始まりました。

都農人の特徴は?と聞いて、おそらく一番多い答えが「ヤンキー」(笑)。一緒に仕事してて、「この人、昔は相当やんちゃだった」という武勇伝には事欠きません。(いまはもちろん100%まじめです)

都農町での仕事が楽しいのは、一緒に仕事している人のキャラが濃くて自由なところであることは間違いありません。(ヤンキーとの相関は不明w)

2. 町を良くしたいと思う人の熱量


口蹄疫から奇跡の財政V字回復、町の誇りの「都農ワインから、PKの全国大会「蹴-1GP」、ふるさと納税全国2位、さらにはサッカーチーム「J.FC宮崎」誘致と、聞けば聞くほどすごい話ばかり。みんなに共通するのは町を良くするための「熱量」。

自分で何か企画して提案するより、まずはWEBメディア「JBpress」のインタビュアーとして記事を書かせてもらえたことで、僕自身の町の理解も深めることができました。

まだまだネタの宝庫の都農町。来年も引き続き、インタビューに伺います!

3. 閉校になる都農高校、新卒で1名内定を!


町で唯一の高校が閉校に。もう少し早く移住してたら何かできたのかな、とか逡巡しながらも、ささやかなお手伝いとして、最後の卒業生の課題研究をにレゴ®︎シリアスプレイ®︎でお手伝い。

これがきっかけで、僕らのオフィスYARD1927にもちょくちょくきてくれて、課題研究を一緒に考えたり、最近ではベトナムの大学生との交流会やったり、個人の進路相談させてもらったり。

この課題研究が縁で、1名、来年から新卒でイツノマに入社が決定!!

学校としての高校は終わるけど、敷地と建物の活用法を考えて、新しい町の賑わいの場づくりを一緒にやっていきます!

4. とにかく元気な都農町の中学生


高校がなくなってしまうだけに、町に一つだけの中学、都農中学校は僕なりにはまちづくりで最重要。

ということで、当初から町長、教育長、校長にお願いして、キャリア教育をどっぷりとお手伝いできることに。

今年は、全員に講演会やディスカッションさせてもらいましたが、印象はとにかく元気で明るいこと。町の未来の担い手として、来年からが楽しみに。

5. お年寄りとデジタル・フレンドリー!


コロナ禍ということで、急きょイツノマの方向性をガラリと変えてデジタル・フレンドリー事業を提案。町のご理解をいただき、ホームページを双方向型のポータルサイトにリニューアルして、全世帯でWifiを繋げるように、かつ、65歳以上&15歳以下の約2,000世帯にタブレットを配布いただけることに!

僕らがやるべきは、お年寄りがデジタル機器とフレンドリーになり、孫世代から教えてもらうことで多世代がフレンドリーになることのお手伝い。

来年4月のタブレット配布を前に、自治会単位でタブレットの体験会や、どんな情報が欲しいかなど、こまめにコミュニケーション。

累計100人ぐらいのお年寄りと話してますが、みんな仲がいい。聞けば、宮崎県内の市町で老人クラブの加入率は都農町が32.7%で断トツ1位とか。

グラウンドゴルフとともにタブレットもお年寄りの楽しみになれば最高です。

6. ウナギもとれる、自給自足?の町


野菜、果物、米に加えて漁港のある都農町では、魚や貝も豊富。来て早々、採りたてのカキのBBQで、その美味しさに感動しまくりました。

さらには、川でウナギを!!古来伝わる、竹筒で。

毎朝、仕掛けた結果を聞くのがちょっとした楽しみに。今シーズンは1勝◯敗(笑)。

その1勝分を生まれて初めての天然ウナギとしてごちそうに。間違いなく、今年の美味No.1でした。

7. ワイナリーの絶景で来年の企みは。。


都農町の誇り、絶景ポイントが都農ワイナリーの丘。都農ワインの皆様とは日向灘を見ながら、タープでゆったりと真面目な会議したり、焚き火炊きながら星空観望会したり、大変お世話になりました。

この丘を、宿泊施設やキャンプサイトに、などなど企画を試み中ですが、来年、真っ先にできそうなのがバルーンスクリーンでの映画上映会。

満点の星空を見ながら、家族とみんなで楽しめれば、と企み中。

8. ブドウがびっくりするほど美味しい


こちらも、改修・増床企画&設計でお世話になってる「道の駅つの

一年で一番のブドウ販売のピークにコロナ第2波で休業を余儀なくされ、急きょ、インターネット通販を。

これが幸いして、僕の親戚知人に案内したところ、東京の人たちからブドウを大絶賛!!リピート続出しました。

自分も毎日、何かしらのブドウを食べて食生活は充実しまくりでした。

まだまだ東京で知る人ぞ知るって感じの都農ワインも含めて、来年は一気に全国へ、その美味しさを伝えたいと思います。

9. 家から5分、毎週海に。


海好きの僕として、都農町ライフを楽しく過ごせた最大の要因は家から5分で海に行けること。しかも(自称)プライベートビーチ。

人生初の一人海水浴も実現できました。サーファーやダイバー、釣りだけでなく、ゆるっと海辺で仕事する、なんて機会も来年はますます増えそうです。もちろんBBQでも日々、お世話になります。

10. イツノマに10名


4月に3人(1人は薩摩川内市)で創業したイツノマ

9ヶ月経って、イツノマに10名に。町のデジタル化を加速させたく、給与原資もあやしい段階からフライングで採用を重ねて、それぞれの決意と覚悟を持って都農町に移住してきてくれた仲間に最大の感謝です。

本当にありがとう!英断を意味あるものにできるよう、一緒に頑張ろう。

2021年も、「人からはじまる、まちづくり」にこだわり、イツノマに?と言われ続けるスピード感で都農町のまちづくりに貢献してまいります。

都農町の皆様、今年一年、本当にありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願いします!

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