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デザインの本質を考え続け、人の心が動く瞬間をつくる。

藤本 実優(2020年3月入社/マーケティンググループ CRMチーム)大学を中退し、幼い頃からの夢であるパティシエを目指して製菓専門学校に入学。カリキュラムの一環としてフランス留学を経験する。食を学ぶ中で、お菓子以上に製菓店をとりまくデザインへの興味に気づく。帰国後にデザイン学校やデザイン会社で基礎を学び、ウェルヴィーナスに転職。冊子・ブランドブック・チラシ・キャンペーンハガキ・Webサイト・SNS広告・交通広告など、あらゆるメディアのデザインを担当する。

パティシエとして働く長年の夢を塗り替えた出来事。

2019年の夏。藤本はフランスから日本に向かう飛行機の中にいた。大学を1年で中退し、パティシエになるために製菓専門学校に入学。1年間フランスに留学していたのだ。

パティシエに興味を持ったのは、母親とよく一緒にお菓子作りをしていたことがきっかけだった。幼稚園の卒園アルバムに書いた夢も『ケーキ屋さん』。高校生になっても、夢は変わらなかった。将来の選択肢を増やすために大学に進んだが、パティシエになる夢は膨らむばかり。いてもたってもいられずに大学を辞め、製菓専門学校に入学した。藤本は、これだと確信すれば、すぐに行動する。直感に従うことで、いい結果に結びついてきた。同じ場所に留まるより、自分を変えられる場所に移動するほうが安心できる性格でもあった。

フランスでの教育は厳しかった。美しいお菓子をつくるには美しい姿勢が重要だと教わり、材料をかき混ぜる肘が上がりすぎれば、すぐさま指導された。プロヴァンス地方モンテリマールにある製菓店での実習では、朝4時から仕込みが始まる毎日。それでもパティシエとして働く夢は曇らなかった。休日でさえ食べ歩きで味を学ぼうとした。その中で、意外な事実に気づいてしまった。お菓子以上にお店の雰囲気内装看板のデザインに心を動かされ、どのお店に入るかを決めていたのだ。

「デザインをもっと知りたい」。

将来の選択が変わった瞬間だった。

「デザインの前後にある世界を見たかった。」

帰国した藤本はデザイン専門学校に入学。1年でIllustratorとPhotoshopの操作、グラフィックデザイン、Webデザイン、コーディングを学び、実践で使えるスキルを身につけた。その後、デザイン会社の選考に合格し、念願のグラフィックデザイナーになることができた。

印刷物のデザインを繰り返して基礎力をつけるうちに、新たな好奇心が芽生えた。「どういう経緯でこの印刷物を作ることが決まり、完成後は効果につながったのかが知りたい」。製菓店をとりまくデザインを見て人生の選択を変えた藤本は、デザインの前後にある世界を見たくなったのだ。それを見るために、藤本は転職を決めた。人材紹介会社への要望は「メディアを問わないデザインができ、企画から効果分析まで経験できる会社であること」。紹介された会社の中に、自社商品を対象としたデザインができるウェルヴィーナスがあった。

面接は2020年の年明け。代表の飯島は、会社の現状をありのままに伝えた。

「デザインのルールはないので自ら調べ、進めていく必要があります。私達ならではのデザイナー像を作ってほしい」。

藤本はそれをプラスにとらえた。受け身ではなく能動的に学んで自分を成長させることができるからだ。「会社は成長の途中。失敗を恐れずに色々と試してほしい」という飯島の言葉に背中を押され、藤本はウェルヴィーナスのインハウスデザイナーになった。

自分にとって心地のいいデザインでは、人の心は動かない。

藤本は、自社商品を対象としたデザインを担当することになった。印刷物・ECサイト・ブランドサイト・Web広告・SNS広告・交通広告をデザインし、サイトのコーディングやコピーの改善まで手掛けていった。

自分で調べながら、あらゆるメディアのデザインを考える日々。心掛けたのは、整ってわかりやすく、心地いいと思えるデザイン。しかしそれが、効果アップにつながることはなかった。直属の上司やマーケター、プロモーターの指摘は、「馴染みすぎて印象に残らない」「これを見てお客様が買いたいと思うか」。自分にとって心地いいデザインが、お客様に注目されるデザインとは限らないのだ。

「お客様の目を引くカラーリング、文字の視認性、図形の位置、求めている情報に対する意識が足りないな」「視線を集中させるには整っているだけでなく、違和感も残さないと」。藤本は、反省点を紙に書き出し、何度もかえりみながらデザインの精度を高めていった。

入社半年後、新しい価値を生み出すデザインコンセプトを企画。

ウェルヴィーナスのデザインは、企画から始まる。まず、社内のチームで目的を共有し、どういったデザインで目的を達成するのかを話し合う。藤本がデザイン案とコピーを提案し、フィードバックを受けて改善する。完成したデザインの効果を追う。これが基本の流れだ。

Web広告であれば、クリック数やコンバージョン、費用対効果などの数字から、AとBのデザインを比較して効果を検証する。デザインをリニューアルしながら、より多くの人の心を動かすデザインに昇華させる。狙い通りの結果が出ることは、まだ多くない。自信作より派手すぎると反省したデザインの効果がいいこともある。この難しさこそ、ECや通販ならではの面白さだと藤本は感じている。

入社半年後には、自社商品の新しいオンラインショップ『WELLMADE.』のデザインコンセプトを立案。ロゴデザインやWeb制作会社のディレクションも行い、オープンさせることができた。

「いろんな領域のデザインに挑戦させてくれることのありがたさを感じています。ようやく通販に求められるデザインがわかってきたところです」と藤本。今後の目標は、効果分析に強くなり、確実にファンを増やすデザインを企画提案できるデザイナーになることだ。「次に挑戦してみたいことは自社商品のパッケージデザインです」。

ヒットすれば、何年も何十年も愛される商品として藤本のデザインが歴史に残る。そのヒットもまた、藤本のデザインで導かれるものだ。

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