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やりたいことに挑戦できる、エンジニアファーストの組織を作る/プロダクト開発部 部長

やりたいことに挑戦できる、エンジニアファーストの組織を作る

大須賀 稔
プロダクト開発部 部長

専門学校の講師やベンダー系SIer経験を経て、2000年より検索エンジンエンジニアとしてのキャリアをスタート。ヤフー(現、LINEヤフー株式会社)やメルカリなどで経験を重ねたのち、2021年11月よりスタンバイへ参画。

膨大な情報を扱う求人検索エンジン。難易度の高さに惹かれた

2000年から一貫して検索エンジンのフィールドで仕事をしてきました。

検索エンジンに興味を持ったのは、インターネットが普及し始めたころ、「検索すれば知りたかった情報が出てくる」ことに感動したからです。外資系ポータルサイトへ転職したことをきっかけに独学で勉強し始め、その後ヤフーやメルカリなどでポータルサイトやWeb検索サイト、ECサイトの検索エンジン開発を手掛けてきました。

スタンバイのような求人検索領域は未経験でしたが、SNSを介して人事の方と接点を持ったことをきっかけに、人と採用企業をつなぐ社会的意義のある事業だと興味を惹かれました。ECサイトでの商品検索は商品を中心としたサイズや色など様々な属性を元に検索を行いますが、求人検索では異なる属性を扱って検索をすることになります。例えば業界、職種、給与、働く場所、アクセスなど検索に紐づく情報が多岐にわたり、検索のパターンも膨大です。多様なユーザー視点を考えながら検索エンジンを作ることができ、面白そうな仕事だと思いました。また、スタンバイの採用ホームページで「検索エンジニア」人材を募集していたのも、入社の決め手になりました。検索エンジン開発の専門性を会社が理解していることが心強く、この領域に特化してきた自分の経験を生かせると感じました。

一気通貫で開発を進められる、新たな体制がスタート

入社後はスタンバイの求人検索や求人広告の検索システムの構築・開発、運用を担うチームで、5人のメンバーのリーダーを担当。検索エンジンのパフォーマンス改善を担ってきました。機械学習の専門チームと連携しながら、求人情報の解析を行い、求職者がより簡単に求める求人情報を検索できるようにしようと、ラベル付けをして検索精度の改善にも取り組みました。

2023年4月からは、プロダクト開発部の部長として、サービスやシステム全体のアーキテクチャを統括する役割を担っています。

これまでは、専門的に深く探求することやチーム内での開発スピードを優先し、検索エンジン領域、UI/UX領域など領域ごとに開発部門が分かれた組織体制をとっておりましたが、より上位レイヤーからシステム全体を見て開発していける体制に変わりました。

UI/UX領域から見れば最適な検索条件でも、バックエンドエンジニアからすれば、その検索条件を構築するのは複雑でやりにくい。検索エンジンエンジニアとして改善したいことがあっても、他のシステムで制約があって実現できない。これからのフェーズでは、このようなプロダクト内の矛盾やエンジニアとしてのもどかしさを解消していった方がより良い開発ができるのではと考え、「これからは、より上位レイヤーからシステム全体を見た方が開発はやりやすくなる。開発全体を統括する部門があったらいい」という提案を続けたところ、今のフェーズにおいて最適な開発体制へ見直すことになりました。

開発全体を見るポジションは私にとって大きなチャレンジでしたが、スタンバイのプロダクト成長にとっては重要な組織体制変更。エンジニアの働く環境をより良くする上でも、やってみようと考えました。

エンジニア一人ひとりの強みを生かせる組織づくりへ


部長としての大きなミッションは、エンジニアがのびのびと、やりたいことにチャレンジしやすい組織づくりです。

部門内の開発領域ごとのグループには、それぞれの専門性を持ったマネージャーを置き、技術的な相談をしやすい体制を整えました。マネージャーとメンバー間では定期的な1on1を行い、これから挑戦したいプロジェクトや身につけたい技術など個人のキャリア志向をヒアリングする機会を設けています。
そうすることで、新たなプロジェクトアサイン時に「あのメンバーは、〇〇のスキルを高めたいと言っていたのでぜひアサインしては」「あのメンバーは△△の専門知識に長けているから最適だろう」など、マネージャー同士で情報を共有でき、本人の志向や特性に合った挑戦を後押しできるようになります。

組織体制が変わることへのエンジニアたちの期待が高いモチベーションとなり、プロダクトの改善や事業成長へとつながっていく。その思いで、一人ひとりのキャリアサポートに力を入れていきたいと考えています。


技術への好奇心と学ぶ姿勢を、組織として支えていく

現在は、データの利活用推進にも力を入れております。求職者としてスタンバイを利用したユーザーの検索ログや行動ログをデータプラットフォームに統合し、これまでは各開発部門に独自に分析していたデータをまとめることで、求人掲載企業様側への提案活動にも活用し、事業成長につなげられるようにと整備を進めています。

今のスタンバイにおいて、エンジニアリングの力でできることは、他にもまだまだたくさんあると思っています。だからこそ、技術の力でユーザーやお客様や事業成長のためにこんなことができるのではないか、もっとこうしたらいいのではないかというエンジニアの意見はとても大切です。

大きな組織変更により、エンジニアの意見を吸い上げられる環境づくり、制度づくりはこれまで以上に進んでいくでしょう。一方で、技術を高める好奇心や、変化をキャッチアップして学ぶ姿勢など個人に求められるものは変わりません。
毎週行われるユーザーインタビューからは、具体的なプロダクト改善のヒントも多く得られます。社会から「仕事が探せずに困っている」状況をなくし、「スタンバイを使って仕事を得ることができた」という声を一つずつ増やしていくために、仕事の魅力や働きやすさを分かりやすく伝えられるプロダクトを作っていきたいです。

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