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知識ゼロの未経験から大きな成果を生み出すリーダーに-入社4年目のプロダクトマネジャー


児谷 勇紀

プロダクトグロース/プロダクトマネジャー

プロフィール

学生時代:日常と異なる経験が楽しくて海外旅行が好きだった。専攻は工学研究科化学工学で「気泡による液相中固体物質の回収」の数値シミュレーションを実施。共同研究者の関係で、ドイツでインターンに近い形で研究していた時期も。
1年目:開発ディレクターとして、高校生版『タウンワーク』アプリの新規リリースに携わる。
2年目:プロダクトデザインチームのリーダーとなり担当プロダクトのエンハンスを推進、業績をV字回復。
3年目:プロダクトマネジメントグループを兼務し、様々な案件に携わる。
4年目(現在):HR領域のプロダクトマネジメントグループ主務。HR領域のプロダクトデザイン等を兼務。知識ゼロの未経験から大きな成果を生み出すリーダーに

キャリアパス・現在の仕事内容(1)

中長期戦略を担う、プロダクトマネジメント。

現在はHR領域を担当する組織で、『ジョブオプLite』というプロダクトに携わっており、プロダクト責任者であるプロデューサーの描く戦略策定を支援しながら、PMO(プロジェクトマネジメントオフィサー)としてプロジェクト自体も動かしています。具体的には、あるプロダクトの売上を増やしたいという時に、どこの数字をどうやって上げれば売上が最大化できるか、ということをシミュレーションしたり、KPIの設計などをしています。これまでやってきた仕事とは違う領域の仕事を経験できているので、自分自身に経験値が溜まっているのを感じます。

キャリアパス・現在の仕事内容(2)

応募数をV字回復し、下期MVSを受賞。 プロダクトマネジメントグループ兼務へ。

1年目は、『タウンワーク』の高校生版アプリ開発の立ち上げメンバーにアサインされ、高校生がアルバイトを探す際、業種や働き方の法的制約が多いといったことを踏まえ、より高校生が使いやすいアプリの開発・リリースを経験しました。

2年目ではプロダクトデザインのチームリーダーを任されることに。いずれはリーダーをやりたいと思っていたのですが、思いのほか早く機会が回ってきました。ここでは、サイトをユーザーがもっと使いやすいものにしていくというのがメインの仕事で、長年このサイトからの応募数が下がり続けていたので、どうせやるならV字回復させようとチームのメンバーと取り組みました。専門的な知識は無かったのですが、ユーザー側の視点に立って「使いづらい」という点に関しては率直に意見を出すことができましたね。また、自分だけの感覚に頼らず、カスタマーへのヒアリングやアンケートなどの一次情報は徹底的に集めました。結果、UI/UXを改善することで応募者を増やすことに成功し、このおかげで下期MVS※を受賞しました。個人に与えられる賞なのですが、チームの皆に受賞させてもらったと思っています。

3年目はプロダクトの戦略を立て推進を担うプロダクトマネジメントグループに兼務という形で呼んでもらいました。ここでは、「サイトへの流入を増やす」「サイトの使い勝手を良くする」の2つの観点だけでなく、「応募数を増やす」ということを追いかける必要があり、新たにマーケティング担当との協働が必要になってくるのですが、知識がなかったため、マーケティング側の会議に出席させてもらい、彼らが何を大事に考えて仕事しているのかを勉強しながら、プロジェクトを動かしました。

MVS(Most Valuable Staff):スタッフ部門での全社表彰


職種ならではのおもしろさ

次々と新しい仕事に取り組めるのが楽しい。

次々と新しい仕事に挑戦させてもらっているのですが、現在のプロダクトマネジメントグループに移ってからは、これまでよりも難易度の高い今までにやったことのない仕事にチャレンジできることが楽しいと感じています。もともと学生時代に化学の研究をしていたのですが、ひとつのことを続けるのが私にはしっくりこなかったため、真逆の環境のリクルートを選びました。実際に働いてからも、「やりたい」と言ったことはやらせてもらえているので、私みたいに新しいことをやるのが好きな人にとっては良い環境だと思います。現在『ジョブオプLite』に関わらせてもらっているのも、上司に「誰もが認める大きなプロジェクトを動かしきった経験がないので、大きな案件があればやらせてほしい」と話した結果です。プロダクトマネジメントという新たな挑戦の機会を得たことで、自分の頭の使い方が変わり、これまでよりも成長していることを日々実感しています。


今までに直面した「壁」

即戦力の同期に、焦りまくった1年目。

もともとITについてまったく知識のない状態で入社したため、1年目の時は無力感でいっぱいでした。同期には、データサイエンスやUI/UXの経験者がいて、即戦力になれる人が多かったんです。私は彼らのようにアウトプットできるものが何もなかったので、同期を見ては焦る日々でした。半年間の研修が終わって、いざ仕事となっても、何もわからないから仕事にならない。会社に自分がいる意味がないと感じていました。

何もわからないから、とにかく人に教えてもらうことを繰り返していましたね。時間をいただいて人から教えてもらうので、その分は必ず仕事で返さなければ、という意識は強かったです。また、教えてもらったことの周辺の知識は徹底的に取りにいくようにしていて、気づいたら1年目だけで本棚が埋まる量の本を読んでいました。 振り返ってみると、完全に独学だったらどこかで心が折れていたと思うのですが、「これは○○さんに教えてもらった部分だ」といった感じで、周りにサポートしてくれている人がいるのを実感できましたし、何もできない私に周りの人たちが快く教えてくれたから続けられたのだと思います。

知識をつけて仕事で成果を出してきた今でも同期に対する焦りはまだありますが、同時に、彼らはスペシャリストとして目に見える能力があるので、カッコイイなと憧れています。私はジェネラリスト側ですが、プロダクトマネジャーを務めることができる、ということもひとつのスキル・武器だと捉えて頑張っているところです。


大事にしていること

未経験だからこそ、生まれたスタイル。

仕事において大事にしていることは「教えてもらったことをやりきる」ことと「リーダーとして周りを頼る」ことです。これはまさに、自分が知識ゼロの未経験だったことから生まれたスタイルです。「教えてもらったことをやりきる」というのは、本当に色々な人にわからないことを教えてもらったので、時間・労力を割いてもらった分を返さないといけないという想いから。「リーダーとして周りを頼る」のは、チームを任された当初からメンバーの方がスキル・経験が高かったので、素直に頼ったというところです。専門的なスキルではメンバーに敵わないので、チームのコミュニケーションづくりには力を入れていました。

それまでは、リーダーの決裁権限が強いことに違和感を覚えていたので、チーム全員で方向性を決めるため、合議制にして全員を巻き込むようにしました。1人が物事を決める組織だと縦のつながりは強くなるけど、横のつながりは弱くなると思っており、横のつながりが強くなればチームの一員としてより入りやすいですし、コミュニケーションも活発になるかなと感じていました。会話をする上では、皆が均等に発言できるように色々な人に話を振っていましたね。話す人と話さない人の差というのは、話に集中していないなどももちろんあるかもしれないですが、自信がないとか私がこんなこと言っていいのかしらといった不安を持っているところにあると思っています。自分自身が1年目のときに「僕が発言していいのか。変なことを言ってるかもしれない」という気持ちがあったので、発言量の差はすごく気を付けていました。あとになって、そうしているよねと周りの人に言われて気づいたので、実は自分では無自覚でやっていたのですが、結果、全員で施策を練ることができてアウトプットの質も向上しました。


学生向けキャリアサイトのインタビューより引用 - https://www.recruit-jinji.jp/people/interview/kotani/

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