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今人気の漫画『怪獣8号』とは?なぜ人気?あらすじやキャラクターから人気の秘密を考察

人気漫画『怪獣8号』は連載開始直後から漫画好きの間では話題になった作品です。話題を集めた理由の一つにカフカの年齢があります。「怪獣と戦う物語」と聞くと少年や青年が武器を持って戦う姿をイメージする方も多いでしょうが、この物語の主人公カフカは32歳の中年。戦う中年として多くの同世代を勇気づけてくれる作品です。

INDEX

『怪獣8号』とは?

『怪獣8号』とは怪獣と戦う防衛隊員たちの物語。
迫力ある戦闘シーンがしっかりとした作画で描かれています。

『怪獣8号』の概要(作者、掲載雑誌、開始時期など)

『怪獣8号』は少年ジャンプ+(プラス)で連載中(2021年7月時点)の漫画。
少年ジャンプ+とは集英社が運営するウェブ漫画の配信サイトです。
作者は松本直也氏。Twitterにて作品に関する情報を発信しています

2020年7月の連載開始直後から話題沸騰。
少年ジャンプ+の中でも高いアクセス率をほこる人気漫画となりました。コミックスの売れ行きも好調で、2021年7月現在3巻まで発売されています。

『怪獣8号』のあらすじ

「怪獣」と呼ばれる巨大な生物が人々を襲うようになった日本。
この日本では防衛隊と呼ばれる怪獣と戦う専門組織が形成されており、防衛隊に入るには厳しい選別試験をクリアする必要がありました。

怪獣に住んでいた町を壊された主人公・日比野カフカ(ひびのかふか)は、かつては防衛隊に入ることを夢見ていた少年でした。
しかし、試験に合格することができないまま防衛隊の年齢制限をオーバー。
現在は防衛隊への入隊を諦め、怪獣の死体の清掃業者として働く32歳です。

ある日カフカの仕事先に市川 レノ(いちかわれの)がアルバイトとして入ってきます。
レノは防衛隊員を目指す18歳。
仕事を通してカフカのことを理解したレノは、カフカに再び防衛隊を目指すことを勧めます。
実は防衛隊の年齢制限は35歳に引き上げられており、32歳のカフカも再び受験資格を得ていたのです。

そんなとき、カフカとレノは生きた怪獣に遭遇してしまいます。
レノを逃がすため一人怪獣と戦うことを決めたカフカは、死を目前にして幼馴染のことを思い出します。

カフカには防衛隊として一緒に戦うことを約束した幼馴染がいました。
彼女ー亜白 ミナ(あしろみな)は現在防衛隊の中でも屈指の実力を兼ね備えた有名隊員。
約束を守り防衛隊となった彼女に対し、カフカ一人が約束を守れずにいました。

戦いに戻ってきたレノと自分の無力さを嘆くカフカ。
絶体絶命の彼らの前に突如として救世主が現れます。
圧倒的な力で怪獣を倒し去ったのはカフカの幼馴染・亜白 ミナでした。
その後カフカは彼女との約束を果たすべく、再び防衛隊の試験を受ける決意をするのでした。

ところが、カフカは突然怪獣になってしまいます。
怪獣と人間を行き来することになったカフカ。
それでも彼は防衛隊員の夢を諦めないことを決め、レノと共に再び選別試験へと挑んでいきます。

『怪獣8号』の人気キャラクター紹介

ここからは『怪獣8号』の主要なキャラクターを紹介していきます。

日比野カフカ兼怪獣8号

主人公。32歳の日本人男性兼怪獣8号。怪獣の死体を片づける清掃業者で働いていました。怪獣の身体に対する理解が深く、周囲から頼られる存在です。かつては諦めた防衛隊員への夢を、レノとの出会いをきっかけに再び目指していきます。しかし、小型の怪獣を飲みこんでしまい怪獣化。怪獣と人間を行き来する生活を送ることになりました。

豪快でさっぱりした面と周囲のことをよく気にかける優しい面を併せ持った性格です。10代で入隊する隊員が多い中、32歳と隊員にしては高齢。同期の中でも体力や戦闘力は最低レベルです。しかし、前職の知識を生かした怪獣の分析は得意。その知識を生かして次第に周囲からの信用を得ていきます。

一方、「怪獣8号」とは日比野カフカが怪獣になった姿のこと。防衛隊により怪獣8号と名付けられます。カフカの意思で人間と怪獣を切り替えることができ、彼は人々を守るためときおり怪獣化しレノを心配させています。

市川 レノ

防衛隊員を目指す18歳。入隊後に急成長を遂げる期待のルーキーの一人です。

カフカのことは命を救われてから信頼しており、彼が怪獣になっても見放すことなく友人として付き合っています。カフカの一番の理解者です。

亜白 ミナ

カフカの幼馴染。現在は日本防衛隊第3部隊の隊長。27歳女性。その実力は防衛隊の中でも最強クラス。実力がありかつ美女ということでテレビでも人気の高い防衛隊の広告塔。カフカとの約束は覚えていますが、あくまで彼の上官としての態度を貫いています。

四ノ宮 キコル(しのみやきこる)

カリフォルニア帰りの防衛隊の新人。大学を飛び級で卒業した16歳の才女。防衛隊員としての実力も折り紙付きで、新人ながら日本防衛隊の即戦力として活躍します。

戦闘中カフカの秘密を目撃。彼に命を救われたこともあり、レノと同じく怪獣8号の秘密を共有する者になります。

『怪獣8号』はなぜ人気?『怪獣8号』の見どころ

『怪獣8号』が人気の理由は「怪獣になってしまったカフカの今後が気になる」「32歳という中年男性が活躍する」という2つの要因が大きいと考えられます。

カフカの今後が気になる!

まずは前者についてみていきましょう。
作中の日本では怪獣=討伐対象として即処分されてしまいます。
そのため、カフカは怪獣になれるということを隠さなければなりません。
しかし、人命を優先するあまりカフカの秘密は案外あっさりと周囲にバレてしまうのです。

「いつ討伐対象になってしまうのか?」「ミナにバレたらどうなる?」「そもそもカフカは元に戻れるの?」など怪獣8号の正体が周囲にバレるごとに読者はハラハラさせられます。
これが怪獣8号が人気の理由の一つです。

中年男性の活躍がかつて少年少女であった年代の心を掴む

続いてはカフカの年齢についてみていきましょう。
『怪獣8号』が連載されているのは少年ジャンプ+です。
その名に冠する通り、本来の対象年齢は少年。しかし、カフカの年齢は32歳と少年の域を大幅に超えています。

カフカが「少年ではなく中年である」という点が多くの読者の心を掴んでいる理由の一つです。
その読者の中にはカフカと同じ中年や、少年を超えた人々が多く含まれているでしょう。
中年のカフカが夢を追って邁進していく姿は、多くの同世代の人々の心を掴みました。
「自分もまだ頑張れる」「もう一度夢を追ってみよう」カフカの姿に勇気づけられている人々は大勢います。
これが『怪獣8号』の人気のワケです。

カフカが中年ーつまり少年にとっての先輩である、という点も見逃せない観点です。
カフカは中年ながら、多くの10代・20代に囲まれて生活をしています。
最初は壁があった彼らですが、一緒に生活や戦闘を重ねるにつれ信頼し合う仲間となっていきます。

会社で考えると、30代は10代20代にとって上司や先輩にあたる存在です。
そんな10~30代が年代という垣根を超え一つの同列のチーム内で仲を深めていく姿は「こんな先輩が欲しかった」「こんな上司なら仲良くなれるかも」と30代を10代・20代にとってより身近な存在に感じさせてくれるきっかけになっていると感じます。

また、30代のカフカが思い悩む姿は今までどこか遠い存在であった中年を少年たちにとって「これから自分たちが歩んでいく未来」として認識させる役割を兼ねているのではないでしょうか。

まとめ

『怪獣8号』は少年ジャンプ+の中でも人気漫画となりました。幅広い年齢層に多くのファンを獲得しています。しかし、アニメ化については今のところ発表されていません。これからの展開に期待しましょう!

<参考URLなど>

REALSOUND|『怪獣8号』衝撃の展開で物語はどこへ向かう? 人気沸騰の理由と今後の行末を考察

GAME Watch|人気急上昇の「怪獣8号」、わずか28日間で「コミック第1巻売上ランキング」年間トップに躍り出る! 怪獣と化した主人公が夢に挑む物語

VODIntroduction|【怪獣8号】面白い!!おすすめする理由を微力ながらご紹介させていただきます。

ほんのひきだし|『怪獣8号』トップ10入り!史上最速で3,000万閲覧を突破した「ジャンプ+」注目新作:本屋で今検索されている本ランキング(2020年12月2日~12月8日)

書籍:怪獣8号1~3巻

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