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キャラクターグッズのおしごと解説④~なぜ缶バッジが丸いのか、知ってますか?~

【株式会社ひかりてらす】では、アニメをはじめとしたコンテンツグッズを中心に「ものづくり」と「コンテンツ」をつないで「日本のカルチャーをもっとおもしろくする!」ということに挑戦し続けています。

前回は【缶バッジ】が日本のコンテンツグッズでなぜ大きく発展していったのか、その流れの記事を投稿させて頂きましたが(前回記事はこちらです)、今回は実際にその缶バッジの種類についてのご紹介です。

なぜ一般的に広まった缶バッジが丸型なのか?ご存知ですか?

まず最初に缶バッジと耳にして多くの方が頭に思い浮かべるのが、この丸型缶バッジではないでしょうか?そしてアニメコンテンツに慣れ親しんだ方なら直径56~57mmΦの缶バッジが最も多く目にするサイズかと思われます。他にも小さいものは直径25mm、32mm、38mm、44mmと並んでいきます。大きいものだと直径75~76mm、100mmと並びます。


ここまで見て、「なんか中途半端なサイズだな……」と思いますよね?それは缶バッジがアメリカが発祥であることに由来しています。つまりもともとはセンチメートルではなく、インチを基準に作られたために、このようなサイズの並びになっています。

缶バッジの歴史を紐解くと、糸で縫い付けるボタンが元々だったとか。金属製の装飾が入った穴の空いたボタン……服につけるからボタンと呼びますが、実際には穴の空いたコインに近い印象でした。缶バッジは英語でButton Badge(あるいはPin-back button)となりますのも、元々はこのボタンをより簡単に身に着けられるように、1896年にピン付きの今の缶バッジとほぼ変わらない形のバッジが考案されたことから始まります。

選挙戦で写真付きのボタンバッジがアメリカ国内で一気に広まり、長く様々なキャンペーンで利用されてきました。そこから日本に入ってきて一般的に広まったのが1980年ごろでしょうか(同時期に多くのアメリカ発の玩具や雑貨が入ってきましたが、缶バッジと同じように多くの日本人に親しまれたものに、ガチャガチャと呼ばれるカプセルトイもありますね)

なぜ一般的な缶バッジが丸いのか?はつまり、元々がボタンだったからがひとつの答えと言っても良いのではないでしょうか。メーカー的には製造時にプレスして外周を内部に巻き込む時に、均一に圧力がかかり、製造不良が起こりにくいからというのも正解かもしれません(あるいは装着する洋服などの布地に角が無いほうが、生地を傷めにくいからも正解だと思います)


そして缶バッジが広く浸透し、発展していくと当然のように生まれた声が、「他の形状が欲しい!」というメーカー側の要望でした。丸型ですと、必然的に中央にイラストを配置、その外周付近に文字やロゴを配置、という風にデザインの自由が生まれにくいものでした。

そこで誕生し、現在、丸型と並んで主流になりつつあるのがこちらの3種です。
【四角型(53×53mm)】
【ハート型(57×53mm)】
そしてアイドルをテーマにしたキャラクターコンテンツで人気の【星型(54×56mm)】


他にも使い所は難しいかもしれませんが、五角形や六角形や卵型、カード的な見た目の長方形、そして布に印刷した缶バッジからホログラム加工までと、多種多様なバリエーションが今でも増え続けています。もしも挑戦してみたい形状の缶バッジがございましたら、株式会社ひかりてらすでは、OEMでのご製造をお承りしております。ご興味をお持ち頂けましたら是非、ご連絡をくださいませ。ご依頼主様の「新しい挑戦」にご協力させて頂きます。

※アニメやコンテンツに限らず、自社のロゴやキャラクターをお持ちの企業様、ものづくりに挑戦したい企業様からのご連絡、お待ちしております。ノベルティやプレミアムなどの販促物もお承りしておりますので、まずは下記までご相談ください。

https://www.hikariterrace.co.jp/contact/

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