起業家気質な若者たち
ファウンダーズ社の執行役員、海江田翼氏はとてもユニークなキャリアを持つ。
大学に5.5年間通い、6年生の9月に卒業をした彼は、学生のときからずっと起業に関心があり、課外活動に多くの時間を費やしていたそうだ。ファウンダーズ社の代表である一岡氏も学生時代から事業づくりに没頭しており、2人とも共通して『起業家気質』な若者だった。
海江田氏の守備範囲はとても広い。
今まで立ち上げた事業のジャンルは、IT・教育・広告・観光・航空・飲食など多岐にわたる。学生時代に、同じく起業志望の先輩と出会ったことをきっかけに、あちこち首を突っ込んでは好奇心のおもむくままに走り続けたそうだ。
「イベントサークルや課外活動が楽しくて、いろんなことに手を出していたら自然と学生起業の形になりました。首を突っ込みたい欲が強くありまして、ITや教育分野、営業代行のような事業も経験しましたね。
ただ、さまざまなジャンルの事業にトライしていくうちに、地に足のついたビジョンや軸を持たなければ大きな事業を成すことはできないのではないかと思うようになりました。
そこで、毎日「自分にとってなくなったら本当に困るものはなんだろうか」と問いはじめ、自分が人生を賭けて挑めるテーマを真剣に考えてみた結果、私は『日本文化が好きだ』ということに気付きました。
その後、私は観光事業に着手をしまして、訪日富裕層をターゲットとしたアクティビティ商品の企画、販売を経験しました。ミシュラン店出身のシェフと一緒に鮨づくりの体験ができるラグジュアリーアクティビティをはじめ、日本の素晴らしい文化に触れられる商品を企画していました」
海江田氏は、文化が経済的な力を失い、ただの趣味になってしまうことが懸念だと話してくれた。日本にはお米、お味噌汁のように素朴ながら完成された食材も、鮨・和牛・てんぷら・ラーメンのような美味しい和食文化もたくさんある(実際、東京には世界で一番多くのミシュラン星付店がある)。こういう素晴らしい文化が、現代に合った形に進化・発展し、きちんと収益を上げ続けられるようになることが重要なのだ。
「私は『多様性』が大事だと考えています。多様性がなければ新しい文化は生まれません。日本は近代化の過程で、海外の良い文化を取り入れながら、独自の食文化や生活スタイルを生み出してきました。
今、日本文化として定着しているもののルーツは海外が発祥のものも少なくないですが、未来の日本文化を考えれば、経済の発展・国際化の進展とともに前向きに海外文化と日本を融合させていくべきだと思っています。だからと言って、日本らしさ・日本のいいところが無くなるのは嫌だなと思っています。なんでも変わらないためには変わり続ける必要があると思っていまして、これは文化についても勿論言えるでしょう。」
ファウンダーズ社はDXコンサルティング力を武器に、日本企業の99%以上を占める中小・中堅企業や、日本文化をけん引する歴史の古い業態ともタッグを組んでいく予定だ。
いわゆるレガシー産業と呼ばれる、古風な業界のクライアントと共創することを得意としながら、新たなビジネスモデルを創出していく。
温故知新にこだわる海江田氏の思いと、ファウンダーズ社のビジネスモデルのベクトルは見事に合致した。
代表一岡氏との偶然の出会い
海江田氏は、富裕層向けの観光アクティビティを自ら企画し、10名ほどのメンバーをマネジメントしながら多忙な日々を送っていた。ある日、海江田氏の所属していた会社の絡みで、たまたま一岡氏とやり取りする機会があったそうだ。
「私の携わっていたものは観光事業ですが、今後事業を広げていくより、大きく日本文化の進化に貢献するにはテックの知識が必要不可欠だと考えていました。そのため、技術の最新トレンドの勉強やプログラミングの勉強と実践を継続的にしていたんです。
とあるミーティングの最中で、私が使っているiPaaSと実現しているオートメーションワークフローの話をしたのですが、そこに一岡氏が食いついてきまして(笑)。後日、2人で話すことになりファウンダーズ社に加わらないかと声をかけられました」
代表の一岡氏や執行役員の臼井氏に海江田氏の印象を聞くと、彼のIT知見の深さや起業経験だけではなく、責任感が人一倍強い性格に魅力を感じていると話してくれた。
そんな海江田氏から見て、ほかの2名はどのように映っているのか聞いてみた。
海江田氏から見た一岡氏
「一岡さんは愚直ですよね。好奇心旺盛な点は親近感を覚えますが、彼は現実的でロジカルに話を詰めていくことが得意だと思います。インテグリティがあり、ストラテジスト。そして、商売の基本であるお金稼ぎについて、これまで出会った人の中で一番正面から真剣に考えている人です。
世の中にいろいろな稼ぎ方がある中で、いちばん王道のいちばん大きなところを取りに行くのが一岡さんです。私も今まで複数の起業経験があり色々な経営者と知り合ってきましたが、一岡さんほど素直で『成功確率の高い事業づくりに再現性を持たせるための最適なフレームワーク』を知る人はなかなかいないでしょう。」
流水腐らず、審美眼をもってより大きなコミットメントにこだわる一岡氏の姿に、海江田氏は惹かれたと言う。
海江田氏から見た臼井氏
一方、7月からメンバーに加わった臼井氏(一岡氏の大学時代の旧友)に対しての印象も聞いてみた。
「臼井さんは、社会人としてのコミュニケーション力、会社に所属する上で必要な知識や経験すべてを持っている人です。ヒューマンリレーション能力に長けている、きわめて稀有な常識人ですね。
私は、新卒入社で研修を受けて企業で働くという経験がありません。常に自分で事業を企画し売っていくことをしてきたため、どうしても『べき論』を語ってしまう癖があります。サービスの作り方ひとつに対しても、顧客価値ファーストで『こうあるべき』『もっとこうするべき』と話を進めてしまうことがあります。そうすると他の人がついてこれなかったりするんです。
前の会社で、従業員に「海江田さんは顧客のことばかり考えていて社員のことを考えていない」と文句を言われたことがあります(笑)。そんな、馬鹿正直でやや頑固な性格な私ですが、臼井さんはスピード感を保ったままオイルのようにすべてを円滑に進めていく力があると感じています。
一岡さんと私のできないことを、上手い具合にまとめてもらえるよう、組織のクオリティコントロールの役割をお願いしています」
ピュアに情熱を持つ人と働きたい
「私たちの取り組む課題は、とても大きなものです。DXソリューション事業を推進し、日本企業とともに第4次産業革命の波にうまく乗ることができれば、日本はガラッと変わるでしょう。
・世界中のスタートアップや先端IT企業で、日夜生まれている最新技術や最新サービスを常に理解・把握する。またそれらを最適に組み合わせて、顧客のニーズを期待以上に満たす提案を行うこと。
・事業の更なる成長を課題とするクライアントに対して、オートメーションやDXを通じた、次世代型の事業共創や事業構造の次世代化などを提案・実行支援すること。
この2点を軸に勝負をかけることで、私たちは日本のSIer業界にかつてない生産性を実現しようとしています。
そして、第4次産業革命の水先案内人となり、進化を必要とする企業の顧客価値を徹底的に追求していくことがミッションです。」
海江田氏がプロダクトに関するアウトプットをして、一岡氏がストラテジストとして売り方を設計する。そして臼井氏が2人の間に入り、組織としてクオリティコントロールをしていく。
三者三様、それぞれ突き抜けたキャラクターを持つファウンダーズ社は、これから採用強化のフェーズに入っていく。特に、ITベンダー/SIerでの経験がある方や、知的好奇心が強い野心家の方は、ぜひファウンダーズ社の扉をたたいてみてほしい。
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