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ITに優しい人と働きたいー顧客と共創しリスクをとる理由は顧客利益とピュアに向き合うため | 一岡亮大氏の起業ストーリー

起業家はモテる?!と信じた高校時代

高校時代は、スポーツは大して得意ではなく、勉強もできない。何か秀でる一芸があるわけではなかったと語る一岡氏。

テレビをつけると、堀江貴文氏や藤田晋氏がよく目立っていて、彼らがなぜテレビに出ているのか疑問に思ったそうだ。よくよく調べてみると、どうやら彼らは自分の会社を作っているようだ。彼らのように会社を作れば自分もモテるかもしれないと考え、一岡氏は起業家を目指し始める。

「高校生のとき、どうやったらモテるのかな~と考えていました。堀江さんたちを見て、そうか自分も起業をして儲けたらモテるんだ!と思ったんです(笑)」


その後、一岡氏が最初に思いついた商売は服を売ること。学校をさぼり、どうやったら服が売れるのか?必死に考えながら、商売をスタートした。

高校3年生のある日、たまたま出会ったBEAMSのバイヤーに「どうやったら商売がうまくいきますか」と尋ねてみたそうだ。すると返ってきた返事は「商売繁盛させたいなら大学に行きなさい」とのこと。高校3年生の夏、卒業後の進路を急きょ変更して一岡氏は受験勉強を開始した。

周りの同級生よりも受験勉強のスタートが遅かったものの、一岡氏は無事に大学に合格。商売を学ぶために、経営学部に入学をした。


「大学の最初の授業で、『起業ってどうやるんですか?』という質問シートを書いて提出しました。そしたら、起業の漢字を間違えて『企業』と書いていたらしく、まずは漢字が間違えているのでそこから勉強しましょう、とコメントが返ってきました(笑)。ただ、そのくらい起業に対して前のめりだったんですよね。」




学生起業を経て「絶対に合わない」と言われた銀行に就職

大学の講義を1番前の席で必死に受けていたものの、このままでは会社を作れないと気付いた一岡氏。在学中に起業へ向けて動き出すことに決め、イベント企画の商売に手を付けた。

パーティを企画し、人を集めてチケットで収益を出すというシンプルなものだったが、なかなか繁盛せず赤字となり撤退する。


めげずに次のビジネスを考えていた一岡氏は、知人からmixiのようなサービスを作ってほしいと相談されて、独学でプログラミングの勉強を開始した。

約1年間開発に明け暮れ、ようやく完成したサービスは無事に知人の企業に買ってもらうことができた。この経験から「Webサービスを開発し、納品してお金をもらう」という商売を身に付け、知人と居酒屋クーポンのシステム開発にも着手。この事業が見事にヒットして、大学3年生のときに事業売却を経験することになる。

このまま上手く起業と思っていたら…?

居酒屋クーポンの開発きっかけで、IT分野で商売をやっていこうと考えていた矢先、一岡氏に想定外の事態が訪れる。

「この居酒屋QRコードのサービスを売却したときに、直近2年間は同じような企業に行ってはいけませんという誓約書にサインをしてしまったんです。企業から受託開発して納品するという仕事が好きだったのですが、同じようなジャンルの会社に行けなくなってしまいました。起業サークルの友だちがどんどん独立してサークルを辞めていく中、自分は卒業後どうしようかなぁと悩みましたね。」

考えた結果、一岡は新卒として就職活動を進めることになる。早い段階で三井住友銀行から内定をもらうのだが、周囲の知人から「銀行はお前に合わないから止めておけ」とアドバイスをされる。

一岡氏は、三井住友銀行のような大企業には、新卒のタイミングでしか入れないだろうと考えた。また、周囲から止められたことで逆に興味が湧いたため、銀行への入行を決意した。

「友だちから、銀行は絶対に合わないと言われながら入社をしてみたのですが、やっぱり私には合いませんでしたね(笑)。1年目の終わりに、冬のボーナス40万円を片手に銀行を辞めて、改めて起業の道に進むことにしました。」

株式会社MUGEN UPの成功と売却

参照 https://careerhack.en-japan.com/report/detail/206

銀行を辞めた一岡氏は、大学時代の後輩2名を誘いゲーム会社を設立した。当時はスタートアップバブルの一歩手前、ゲーム業界もこれから盛り上がるという時代だった。一岡氏はメンバー2名とともに、ゲームの開発と販売、販売後のバグ修正やゲームイベントまで24時間体制で対応し、夢中になって働いた。

ゲーム事業を運営する際、どうしてもマンパワーや資本が足りず苦戦したそうだ。しかし、ゲームを開発している中で、ゲームで使用するイラストを発注する会社がないことに気が付く。

そこで、一岡氏はイラストレーターを集めてゲーム用のイラストの受託制作をやってみたところ、なんと2か月で700万円ほどの売上を達成したのだ。



ここからゲーム・アニメ・漫画などにイラストを制作納品するクリエイティブ事業にシフトをして、株式会社MUGENUPは2015年にバイアウトするまで成長を続けた。

「クリエイター達が在宅で仕事ができて、できあがったイラストをチェックしゲーム会社に納品するというビジネスモデルは、当時は非常に画期的で注目を集めました。しかし、2015年ごろになると似たような事業が増えて、仕入れ値が高くなりました。正直なところ、自分のモチベーションが低くなってきたんですよね。だったら、イラストやゲームが好きで意思のある方に事業を託したいと考え、バイアウトをしました。


株式会社MUGENUPは順調に伸びていたものの、一岡氏はイラスト・ゲームにもともと興味が強かったわけではなかったそうだ。

一岡氏が目指していたものは起業家。自分が死ぬまで本気で続けられる会社を作りたいと考え、思考錯誤した結果、現在の株式会社ファウンダーズを創業することとなる。

ファウンダーズ社は、日本のレガシー産業にDXソリューションズを提供しているため、どのような業界・企業でも取引が可能だ。飽きが来ないことと、自分のバックグラウンドである開発技術力を活かせること、何よりDXがもたらす市場の大きさに好奇心を掻き立てられたと言う。

従来の開発市場とは抜本的に異なるDXソリューション事業

ファウンダーズ社で今取り組んでいる事業は、単なる受託開発ではない。デジタル化のノウハウがなく伸び悩んでいる企業とタッグを組み、システム基盤の開発に加えて新たなビジネスモデルを共創していくものだ。

「私は20代のときにスタートアップの作り方と評価法について、ひたすら研究を重ねてきました。短期間で新しい事業をどんどん創出し、利益が上がらなければ次のビジネスモデルをまた作る。そこで得た『事業を0→1で作るビジネスプロデュース能力』と、学生時代からMUGENUPで手掛けてきた開発知見を掛け合わせて、今のファウンダーズ社を創りました。」





「一度、開発を行って納品するだけではつまらないんですよ。クライアントも開発のことはSIerに丸投げ、細かいことは分からないけど開発費用がかかり過ぎたら困るから『どこを削れますか?』という会話ばかりすることになります。

本来は、クライアントの事業を伸ばすために受託開発をするはずなのに、いちばん大切な利益の話、ビジネスの話ができないのはつまらないと感じました。そこで、我々はIT開発とコンサルティングをセットで行い、SaaSやオープンソースで初期開発費を下げるように設計しました。クライアントと共創しビジネスモデルをつくり、売上は従量課金制にしています。」

一岡氏は、システム基盤+ビジネスモデルをつくる仕組みであれば、飽きが来ないのでおもしろいと話す。受託開発で大きな予算をもらうよりも、初期開発費を押さえつつ先の利益拡大を見つめてコンサルしていくことを重視した彼は、誰よりもビジネスやITに対してピュアな目線を持っているのではないか。


ファウンダーズ社が一番大事にしている企業理念は「顧客の利益の最大化」

2020年に加わった臼井氏(中央)と海江田氏(右)

一岡氏は、ITに対して思いやりのある人たちと一緒に働きたいと話す。顧客の価値の最大化のために、真っ当に向き合い、今までのビジネスモデルを大きく変えるために、顧客とともにリスクをとることを選んだのだ。

「相手の目線に立って、どういう事業が1番儲かるかをどれだけ真剣に考えられるか?ということを大切にしています。

この話を、人材紹介に置き換えてみましょう。エージェントは求職者を紹介して入社した時点で報酬をもらうビジネスモデルですが、紹介した求職者が入社後にどのようなパフォーマンスを出せるかまで責任をとるということです。1人入社するごとの売り切りで稼ぐのではなく、入社後にいかに長く働き続けてくれるのか、入社後にその方が活躍し利益をあげるたびに、手数料をもらうというビジネスモデルなんです。普通だったらリスクが高すぎてやらないでしょう?私たちは、ITの領域でこのリスクを一緒に背負うことを決めたんですよ。


責任をとらないシステム会社を減らし、売り切りモデルからの脱却を目指す。この世界を変えるためには、最先端のテクノロジー知識やブロックチェーンが必要不可欠となる。開発力だけではなく、事業プロデュースをする馬力も重要なため、専門的で非常に難しい分野である。


ファウンダーズ社が展開する3つのDX事業



DXソリューション事業では、1社ずつ個別にコンサルをして開発を進めていくのだが、ここで集まったコード資産を、外部に売る場としてDX MARKET事業も同時に進めていくそうだ。

「今までの受託開発と、我々のDXソリューションの違いを例えるなら『漫画家とイラストレーター』の違いと言えます。イラストレーターは、ゲーム会社でアニメで使われるイラストを作って、納品したタイミングに報酬を得ます。漫画家は、一度この世にクリエイティブを生み出せば、そのイラストが使われるたびに印税として報酬を受け取ることができます。DXソリューションは漫画家と同じスタイルのため、使われるほど開発者にリターンがある世界を目指しているのです。」

1社ごと個別にコンサルしていくDXソリューション事業、日本の総合代理店として世界最先端のSaaS・オープンソースを買うことができるDX MARKET事業に次いで、3つ目の柱となるのがスタートアップスタジオ事業だ。

スタートアップスタジオ事業では、DXソリューションで出てきた課題に対して、自社プロダクトを開発したり、ときにはジョイントベンチャーを設立するなど多様な動きを見せていく。

3つの事業を横軸でつなぎ、DX市場を拡大させていくファウンダーズ社。起業家としての熱さを持ち、ビジネスに対して誠実に向き合う一岡氏を筆頭に、ファウンダーズ社が日本の第4次産業革命をけん引してくれることを期待をしたい。





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