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「目指すは飲食店の交換留学。急成長中ベンチャー社長の起業ヒストリー」|山口大介/CEO -KitchenBASEメンバー紹介-[後編]

こんにちは、KitchenBASEの広報担当ミズタニです。

本記事は、弊社社長である山口大介の起業ヒストリー紹介記事の後編です!

前編をまだ読んでいない方はこちらから↓
「課題から閃く。急成長中ベンチャー社長の起業ヒストリー」|山口大介/CEO -KitchenBASEメンバー紹介-[前編]


3.1日1件しか売れなかったサンドイッチ屋時代。追い込まれたことで今の仕組みが出来上がった経緯

大介さん
流石にお金稼がなきゃやばいねって話をしてて、クラウドキッチンっていう今のサービスのアイデアはその時出たもの。でもいきなりキッチンと造るのはあまりにもリスクすぎるから、まずデリバリーってどういうものなのかを知った方がいいよねってことでデリバリー屋さんをやろうってなった。その時たまたま陽平(COO)の知り合いが3~4ヶ月前に店を閉めたって情報を知って、「じゃあそこでやらせてもらおうよ」って、そこのオーナーに話しに行って、「レシピください、僕らサンドイッチ売るので」って言ってやらせてもらった感じ。

最初の1ヶ月は酷かったよ。オーダー出ないんだもん。「あれ、今日何件?1件!?」みたいな。1とか2とかざらにあったよ。

ミズタニ
辛いですね…

大介さん
辛いよ。もうさ、流石に必死にならないとやばいから、なんで売れないのか徹底的に調べていくよね。それでこうしたらいいとか色々わかってきて、少しづつ売上が上がっていって、それが今のKitchenBASEのやり方の原型になってる。
8万売上出せばクラウドキッチンを造っても大丈夫だろうって思って、1日8万を目標にしてたんだけど、それは3ヶ月目に到達したんだよね、ようやく。それが2018年の12月20日ぐらい。

ミズタニ
3ヶ月で1日8万まで持って行くのはすごいですね。何を変えたら売上が上がったんですか?

大介さん
色々変えたよ。商品の内容も変えたし、プラットフォームも変えた。一個のお店なんだけど、見せ方を変えてブランドを増やしたりとか。そんなことやっていくうちに、「あれ、売れるじゃん!」みたいにね。そこから飛ぶようには売れてないけど、安定してオーダーが出るようになったね。


辛い時期を乗り越えたからこそ、今のKitchenBASEがあるのだと感じさせられます。

しかしKitchenBASEも開業からはや半年。ここまでかなりの苦労があったのではないでしょうか…


4.KitchenBASEが始まってからの苦悩

ミズタニ
KitchenBASEが始まってから、苦労したことはなんですか?

大介さん
苦労かぁ、意外と苦労してないんじゃないかな。

ミズタニ
えぇ、そうなんですか?

大介さん
いや苦労はしてるんだけど、忘れちゃってるんだよね。
まあでも最初の2ヶ月だろうね。全くオーダーが出なかった。開店してから最初の1~2週間は出たんだけど、8月とか9月が一番辛かったかな。暑いし、オーダー出ないしで、「これ大丈夫?」みたいな。前は可愛い残高の減り方だったんだけど、今回はアルバイトの方とかいっぱい動いてくれてるから、一気にドンッって400とか下がるわけよ。一気に400万下がったらびっくりするよね(笑)。あれは怖かったね。

5.海外から学ぶビジネス

大介さんはKitchenBASEが開業してから、幾度となく海外視察に行っています。そこで、何を意識して学びに行っているのか聞いてみました。


ミズタニ
かなり海外視察に行っていますが、どこに、何を学びにいくんですか?

大介さん
今までにシンガポールに2回と韓国に3回行ってるかな。どういう風にキッチンを作っているのかとか、どういうお客さんをターゲットにしてるのかとか、運用の仕組みとか、それを質問リストにまとめてひたすら質問してるね。

ミズタニ
KitchenBASE開業前には行かなかったんですか?

大介さん
開業前にはコネがなかったんだよね。今はVC(ベンチャーキャピタル)とか色んなつながりがあって行けるけど、昔はなくてね。当時はめっちゃメッセージ送ったよ、アメリカの会社に。でもリプライが来ないからさ。今はありがたいことにUberさんのメディアとかで取り上げてくれたり、海外の新聞とかにも載って、それで連絡が来るからそのツテで。

ミズタニ
なるほど。
日本と海外でビジネスの考え方に違いはありましたか?

大介さん
あっちは義理人情が一切ないね。「ダメなものはダメ、はい終わり」みたいな。すごいわかりやすいよ。「KPIがここまでね、はい君達成できなかったね、はいダメ。」って。すごいシンプル。


英語が堪能な大介さんは学生時代に留学経験があり、サラリーマン時代には外資系コンサル会社でも働いていたそうです。
その時の話もお聞きしました。


ミズタニ
外資コンサル時代にはどういったことをしていたんですか?

大介さん
コンサルティング会社なのでクライアントさんにアイデアを提案するんだよね。いろんな課題が各企業ごとにあって、その企業の課題を解決するアイデアをこちらが提案する。ほとんどのコンサルティングファームでは、提案して、数百枚の長い資料を渡して終わりなんだけど、僕らの会社はちょっと違って、そこでそのコンサルティングファームが面白いじゃんってなったら、一緒にお金を出してジョイントベンチャー、合弁会社を作って一緒にやる、そういうことをやっていて、だから僕らの会社とクライアントさんの会社の間で、新しい会社がぽこぽこ生まれていくわけ。

そこでは自分の資金を使わずにスタートアップ、起業のようなことが出来たので、その経験はすごく楽しかったし、どうやったら起業できるかというノウハウを学ばさせてもらって、とても勉強になった。


そういった経験もあり、自社のこれからの在り方や考え方について語って頂きました。


大介さん
元々そういったところにいたこともあり、外資の「休む時は休む、働くときは働く」みたいな動き方とか働き方がすごい好きで。それと日本だけのドメスティックな意識や知識ではなく、グローバルな知見を持って成長したいという思いがあり、グローバルな会社を目指している。

日本を含め世界にキッチンを作りたいという想いがあるので、他の国の知見を得るにはそういったコミュニケーションが大事になるなと。そのために英語ができる人というのも積極的に集めて、日々邁進している状態だね。


最後に、「KitchenBASEのビジョン」「一緒に仕事をしたい人」について語っていただきました。


6.KitchenBASEのビジョン

大介さん
長期的に俺がやりたいのは、日本のレストランが海外に簡単に行けて、海外のレストランも日本に簡単に行けるっていう、場所を選ばない飲食の人たちの働き方を作れたらいいなっていうのが一番大きいかな。なんか旅するように仕事ができたら面白いなって思って。飲食ってレストラン持っちゃうと動けないから、サンドイッチ屋やった時思ったんだよね。毎日ここきて毎日ここで仕事しなきゃ行けないのかって。ノマドワーカーしたいなって。

もし半年間クラウドキッチンで店だして、次また別のところのクラウドキッチンでやってとか。例えば北海道にクラウドキッチンがあって、福岡にもあって、広島にもあって、中国にもあって、中国とは提携してて、「じゃあそっちとこっちの店舗交換しましょう」みたいに、そういうのが出来たらさらに飲食業界が面白くなると思う。

広島の牡蠣と北海道のシャケで作れるものが変わってくるから、現地の美味しいものをその場で仕入れてその場で調理できるようになる。しかもそれは自分がオーナーだから、自分で料理決められるって面白いじゃん。そういう働き方をまず日本国内でできるようにしたい。

今度韓国のお店を入れようって話をしてるんだよね。韓国から呼んで日本のKitchenBASEでやってもらう。だからもう自分の食べたいものとかさ、台湾のお店のものが食べたかったら台湾のお店に入ってもらうとかしたら、家の前のKitchenBASEに自分の欲しいメニューが揃ってるんだよ、食べる側の俺としては最高だよね(笑)

ミズタニ
それはめちゃめちゃ嬉しいですね(笑)

大介さん
すげーわがままだけど、そういう風に出来たら料理人も喜ぶし、消費者は面白いかなって思ってる。

7.どんな人と一緒に仕事がしたいか



大介さん
もちろん色んな個性があると思うので、一概にこれとかはないんだけど、今4つの指針があって、

Be Professional : ある分野でプロフェッショナルであると言える
Team First : チームでやることが好きな人
Respect Each other : お互いを信じられる人
Speed&Maximize : スピードと最大化ができる

スピードを持って物事を進められるか、そして最大の効率を目指せるか、これを持ってるかどうかはでかいかな。

この4つが入ってると嬉しい。まああとは人となりじゃない?(笑)。一緒に仕事がしたいなって思う人と仕事ができるといいな。


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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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