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限局性恐怖症とは? 初心者が知るべき基本情報

こんにちは、ヘルスベイシスの採用担当の小林です。

近年、恐怖症の一種として限局性恐怖症が注目を集めていますが、
本記事では、そんな限局性恐怖症についてご紹介していきます。

限局性恐怖症の定義

限局性恐怖症とは、特定の状況でのみ激しい恐怖や不安を感じる症状のことです。恐怖や不安を感じた結果その状況を避けるようになるので、日常生活に支障が出る場合もあります。

症状と特徴

限局性恐怖症の症状は人によって異なります。マイナーなものもありますが、メジャーなものとしては、動物、自然環境、血、注射、乗り物、暗いところなどへの恐怖や不安が代表的です。

高所恐怖症、暗所恐怖症、犬恐怖症といった表現がされることが多いですが、これらは限局性恐怖症に該当するということです。また表面に現れる症状も人によって異なります。

震えが止まらなくなる人もいれば、意識が混濁する、パニック症状のような状況になる、などのパターンがあります。

原因と発症の背景

限局性恐怖症の原因ははっきりとは解明されていません。環境要因と遺伝要因の両方が関係しているとは言われています。これについては、他の恐怖症や精神疾患全般同じです。

環境要因とは、過去の体験、トラウマなどを指します。過去に何かがあって、限局性恐怖症になるケースは多いでしょう。暗い所に閉じ込められた、高いところから落ちてけがをした、犬に噛まれた、などが挙げられます。

ただし同じ体験をしたら万人が限局性恐怖症を発症するわけではありません。遺伝的に脳の偏桃体が敏感で、限局性恐怖症になりやすい人もいれば、逆になりにくい人もいると考えられます。

診断と治療方法

限局性恐怖症の診断基準は、特定の状況で強い恐怖や不安を感じるか、その状況を回避しようとしているか、といったものが挙げられます。また一時的な場合は限局性恐怖症にならないので、6ヶ月の継続が目安になります。

治療方法としては、精神疾患全般と同じように精神療法と薬物療法が用いられます。精神療法では、恐怖や不安を感じる状況に徐々に慣れていくことなどを行います。

薬物療法では、うつ病やパニック障害などと同じ治療薬が用いられます。具体的には、抗うつ薬や不安薬が挙げられます。

日常生活への影響

限局性恐怖症が日常生活にどのように影響するかは、限局性恐怖症の対象や生活習慣によって異なります。たとえばビルの高層階で働いている人が閉所恐怖症を発症した場合、エレベーターに乗れなくなれば勤務場所を変える必要があるでしょう。

ペットトリマーが犬恐怖症を発症した場合、職業自体を変える必要があるかもしれません。一方で、普段平地で生活している人が高所恐怖症であっても、高いところに行かなければ日常生活には特に支障はありません。

このように、限局恐怖症の対象やその人の生活習慣などによって日常生活への影響は変わってくるということです。

最後に

限局性恐怖症は恐怖症の一種で、また恐怖症の総称とも言えるでしょう。特定のもの、状況に対して強い恐怖や不安を感じる症状です。発症する原因としては過去の体験や遺伝が考えられますが、明確なことは不明です。

また限局性恐怖症が日常生活に与える影響は、恐怖の対象や生活習慣によって変わってきます。限局性恐怖症への理解が深まれば、症状の改善はもちろん、恐怖が起こる場面を回避しながら得意なことにフォーカスするような生活も送りやすくなるでしょう。

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