1
/
5

スタートアップのサービスではインフラコストはかけられない その2

こんにちは、dotDで愛犬/ペットのお散歩・健康の記録管理アプリであるonedogの開発を担当している遠藤です。

前回、インデックスの作成及び不要なUPDATE削除の対応によりDBの負荷を軽減させたことで、DBインスタンスのスペックダウンを行うことでインフラコスト削減につなげる事ができました。

スタートアップのサービスではインフラコストはかけられない|Shunsuke Endo
本記事はAWS Startup Community Advent Calendar 2021の24日目です。 こんにちは、dotDで愛犬/ペットのお散歩・健康の記録管理アプリであるonedogの開発を担当している遠藤です。 今回の取り組み 今回はインフラコストの削減の取り組みの中で、Amazon RDSのPerformance Insightsを利用してボトルネックとなっている処理を洗い出し、パフォーマンスチューニングを行い、DBの負荷を軽減させ、DBインスタンスのスペックダウンにつなげた取り組みについて
https://note.com/shunsuke_endo/n/nd296372e0a3b

▼目次

  • 今回の取り組み
  • 移動先リージョンの選定
  • 利用額の削減率
  • 環境のお引越し
  • 次回予告
  • さいごに

今回の取り組み

今回はコスト削減施策の第2弾として、AWSのリージョンにより利用料金が異なる事に着目し、開発環境を利用料金のより安いリージョンへ移動させることで、インフラコストの削減を狙いました。

移動先リージョンの選定

もともと本番環境と同様に東京リージョンで開発環境を稼働させていました。
東京リージョンよりも安いリージョンにお引越しするために、まずはどのリージョンが良いか選定を行いました。
RDSの特定スペックで、各地域のリージョンの月額利用料をAWS Pricing Calculatorを利用して比較してみました。
その結果、米国東部地域のリージョンが一番価格が安い事が分かり、引越し先を「バージニア北部リージョン」へ決めました。
AWSのサービス数が一番多いのもこのバージニアなので、新しいサービスを開発環境で試してみるなどできるメリットもあります。
デメリットとしては物理的な距離が遠いためレスポンス時間に問題が出る事がありますが、今回は開発環境のため問題ありません。

                  リージョン別月額利用料

利用額の削減率

東京リージョンからバージニア北部リージョンへ移行することで24%ほど削減できる事が分かりました。

                       削減率

環境のお引越し

リージョン間のお引越しは、単純にコピーとはいかず最初から構築し直すことになりました。今回実際の構築はチームメンバのサーバサイドエンジニアの梅田にやってもらいました。お引越し構築の詳細については彼に託そうと思います(笑)
お引越し構築時は東京リージョンとバージニア北部リージョンで並行稼働させたため、その分利用料金は増えてしまいましたがそれでも毎月毎月利用料がかかってしまうので、一時的に増えたとしても安いリージョンへ引越しをした後はその分も相殺していきます。
また、ここでお引越しのメリットとしては、環境構築を最初から行うことができた事です。
開発環境は我々がdotDにジョインする前からすでに構築されていたものだったので、突発的に環境の再構築が必要になってもすぐ対応できない状態でした。今後何かが発生したとしても再構築する事ができる自信を引越し作業を通じて得られたのはとても大きい事だったと思います。

次回予告

次回、onedogの要の機能であるおさんぽ機能のデータを保存しているOpen Searchサービスの廃止をすることによるコスト削減についてお話したいと思っていますのでお楽しみに。

さいごに

dotDでは一緒にサービスを作ってくれる仲間を大募集中です!
副業から参画でも全く問題ありませんので、すこしでも興味を持たれた方がおられましたら、お気軽にお声がけください!!


SREエンジニア
SREとして新規事業のプラットフォームを支えるエンジニア募集!!
【世の中に新しい価値を生み出し続ける事業創造ファーム】 私たちは自社事業と共創事業の2つを軸に、技術・知識・経験を相互に作用させることで、新しい事業を生み出し、常にアップデートし続けることで、ひとりひとりの「当たり前」に変化をもたらす価値を創造し続けます。 ①共創事業 大企業様の新規事業戦略立案から開発まで、先方の持っている課題感や構想をヒヤリングすることから始め、事業を成功に導くためのお手伝いをしています。大企業の社会的影響力や利用可能な資源の量、dotDの強みである発想力や敏捷性・柔軟性と、その両方を掛け合わせることでひとりひとりの「当たり前」に変化をもたらす価値を創造し続けます。 ▼直近の案件例 “クルマのデジタルキー”から“スマートシティを支えるサービス”へ「TOKAI RIKA Digitalkey」 https://digitalkey.jp/ TOKAI RIKA Digitalkeyは、クルマ以外のモビリティ、オフィスなどの建物、駐車場などもデジタルキー化を促進させ、物理的な「鍵」のない安全で便利な社会の実現を目指します。様々な場所をデジタルキー化することで、それぞれが繋がり、お客様へのシームレスなサービス提供と課金、事業者様における人員削減などに貢献します。 ②自社事業 dotDには、社会や身近に課題意識を持ったメンバーがおり、課題が深く難易度が高い領域への事業化に可能性やビジョンをもってチャレンジしながらサービス開発をしています。 現在はPetTech(ペット x テクノロジー)、EdTech(エデュケーション x テクノロジー)での新サービス開発を中心に取り組んでいますが、今後もどんどんチャレンジする領域を広げていきます。 愛犬とオーナーに幸せを届けるプラットフォーム「onedog」 https://onedog.io/ja/app/index.html 子どもの本当の好きに出会える課外活動マッチングサービス「meepa」 https://meepa.io/ フィジタル空間を実現し、新たなオンライン体験を模索するプロジェクト「iDovatar」 https://project.idovatar.com/
株式会社dotD

▼onedog公式note

onedog公式note|note
愛犬の健康管理・オーナー同士のSNSアプリ「onedog」公式noteです! onedog公式HP ▶︎https://onedog.io/ja/app/index.html dotD公式HP ▶︎https://dotd-inc.com/ja/
https://note.com/onedog/

▼onedog公式HP

愛犬のおさんぽとヘルスケア記録、飼い主同士のコミュニケーションプラットフォーム | onedog
onedogなら日々のおさんぽを記録するだけでなく、日々の愛犬の健康やお世話を記録・管理することで愛犬の健康をサポートします。さらに、犬好きが集うコミュニティでは、情報交換や愛犬に関するお悩みの相談まで。愛犬とオーナーの毎日を、より豊かにするサービスです。
https://onedog.io/

▼dotD公式note

株式会社dotD公式note|note
dotDは事業創造ファームとして、これまで培ってきた知識や技術、経験を活かしながら連続的に事業を創ることで、あなたの「想い」を「挑戦」に変えていく会社です。dotDのビジネスや働くメンバーなど、dotDの内情を発信していきます。
https://note.com/_dotd/

▼dotD公式HP

株式会社dotD | 事業創造ファーム
dotDはB2B,B2Cに関わらずのデジタルを活用した事業を連続的、非連続的に作り出すことによって社会の基盤になることを目指している「事業創造ファーム」です。
https://dotd-inc.com/


株式会社dotDでは一緒に働く仲間を募集しています
同じタグの記事
今週のランキング
株式会社dotDからお誘い
この話題に共感したら、メンバーと話してみませんか?