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プロジェクトの「進め方」を共通言語化する!

あるあるだと思いますが、新しいプロジェクトを始めるときに、チームメンバーによって仕事の進め方や前提が違って、苦労することはありませんか?

すららネットには理念の他に行動指針があり、(https://www.wantedly.com/companies/company_6991620/post_articles/186983)その中に「正しい仕事の仕方をする」という項目があります。「正しい仕事の仕方ってなんだ?!」と思われることと思いますが、私たちは特に複数人でプロジェクト型の仕事を進めるときに、普段所属しているチームを超えて連携を高められるよう、その「進め方」を共通言語として持っています。「すららbasic」とでも呼ぶべきものです。

新卒ですららネットに入社する場合は内定者時代から、中途で入社された場合は入社後に、研修を受けていただいたうえで、実際のプロジェクトの中で「型」を身につけていきます。今回は、どういった内容を共通言語化しているのか、その内容の一端をご紹介したいと思います。

まずは前提を揃える(なぜやるか? 何を目指すか?)

「すららbasic」で最初に行うのは、プロジェクト開始時に、目的とゴールをすり合わせること。目的(なぜやるのか)と、ゴール(どんな最終形を目指すのか)がメンバー間ですり合っていないと、同床異夢の状態に陥ってしまいます。特に目的は、より高い次元(社会や会社の状況、理念の実現など)から捉えるようにします。同じ仕事でも、ただ「スライドを作る」と捉えるのと、「お客様のこういった課題を解決するための提案をする」と捉えるのとでは、創意工夫できる幅やモチベーションが大きく変わってきます。

次に、プロセスを描く

目的とゴールが明らかになれば、次にゴールに至るプロセスを描いていきます。ここではプロジェクトの進め方を詳細にイメージし、TB(タスクブレイクダウン)を行っていきます。

いかにプロセスを抜け漏れなく洗い出すかで、進める段階のスムーズさが大きく変わってくるため、TBの視点も明文化されています。たとえば「先に調査・検討すべきことはないか」(いざやろうと思っても、すぐ始められるとは限らない)「誰かに頼んでおくべきことはないか」(人を巻き込むタイミングは洗い出し、先に工数を確保してもらう必要がある)などです。

検討したプロセスは、「TBシート」(ガントチャートのようなもの)にまとめ、プロジェクトメンバーで共有します。新卒入社であれば、一年目の目標のひとつはTBシートをしっかり作れるようになることで、先輩にアドバイスをもらいながら練習していきます。

「レビュー」で新しい視点をインストール

また、すららネットには「レビュー」の文化もあります。レビューとは、企画内容やプロジェクトの進め方、直面している問題について相談し、今後のアクションを決める場のことをいいます。

もちろん、仕事を進める上で必要な意思決定をするというのが第一目的なのですが、レビューには人材育成的な意味もあります。自分なりに情報収集し、「こうしてはどうか」と考えたものに対してレビューをもらうことで、レビュワー(レビューする側の人:多くは上司・先輩)の視点を知り、自分で考えたときに足りなかった視点があれば、それを吸収していくことができます。入社時には、このレビューの位置づけについても共通認識を持つようにし、受ける側も、する側も有意義な時間にできるようにしています。

時には「気合と根性」で乗り切らなくてはいけない場面もあるかもしれませんが、多くの場面は、事前の準備次第でクールに進めることができるという考え方の下、私たちは事前のプロセス設計を大切にしています。逆にいえば、プロセス設計をきちんとしないまま、ひたすらパワープレイで乗り切るような仕事の進め方は良しとしていません。

特に新卒で入社した社員は、社会人としてのスタートを切るうえで、この「すららbasic」を1年以上かけてじっくり身につけていきます。すららネットを卒業した社員と久しぶりに会ったとき、「すららbasicが新しい場所でも役立っている」と聞くと、とても嬉しいものです!

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