”やりがい”を見つけて就職しなくったっていい。
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"やりがい"が見つかりません。
"好きなこと"を職業にするべきでしょうか?
こんにちは。知恵豆の川井です。タイトルは、弊社採用担当が「やりがいが見つからない」「好きなことを仕事にするべきか」という相談を受けた時に答える言葉です。悩んでいる学生さんを時々見かけるので、今回は「やりがいと就職」をテーマに、書いてみます。
これを読むのだ!
『科学的な適職 / 鈴木祐』
冒頭だけネタバレすると、仕事選びにおいて、「人間の幸福とは関係ない仕事の要素」として大きく分けて7つ挙げています。
- 好きを仕事にする
- 給料の多さで選ぶ
- 業界や職種で選ぶ
- 仕事の楽さで選ぶ
- 性格テストで選ぶ
- 直感で選ぶ
- 適性に合った仕事を求める
え?って思いませんか。
ポイントは、「幸福感や満足度・喜びを感じる場面が多くある人生を送るための仕事を選ぶ」というところ(不幸になりたくて仕事をする人はいないはず...)。
本の中では、その7つがなぜ必要無いのかを、さまざまなデータを引用して論理的に説明してくれます。どんな要素があれば仕事の幸福度を決めるのか、分析方法についても記載されていますのでご安心を。
ワークは結構大変かもしれませんが、やってみる価値アリです。
就活生、転職希望の方以外にもオススメします
企業側の視点からは社員に対して、働いている方の視点からは今の自分に対して、幸福・やりがいを感じて働くためのヒントがたくさんあると、私は思います。
離職率が高い環境、健康が脅かされる状況 etc.. 「え、こんなことが?」意外な因果関係に気付くことができるかもしません。
とりあえず飛び込んでみるのも、1つの選択肢!
- 今、自分のことを完璧に理解できていなくったっていい。
ここまでは本のオススメでしたが、私個人の意見としては「とりあえず飛び込んでみたらいい!」です。私自身、やりがいとか得意分野かどうかすら置いといて(文系の中の文系でした)、とりあえずプログラマーの仕事へ飛び込んでみた結果、仕事を通して人を育てたり、教えることが好きであることや、コツコツした作業が好きなことに気付くことができました。
- 何度だって失敗してもいい
自分に向いていなかったらどうしよう、とか、イヤな会社だったらどうしようとか、そんな不安がむくむくと膨れ上がることもあると思いますが、いいんです!失敗しても!何度だってやり直せばいい。
大切なのは、「失敗した」を「この事で学んだことは何か?」に発想を切り替えること。失敗を重ねる度に、気づきや教訓、何かしらを得ているはず。それは必ず、あなたのこれからの糧になるものになります。
...とはいえ、できる限りのミスマッチは避けたいところ。おすすめ本もご参考いただきつつ、色々な視点から、就職・転職という、人生の大きな分岐点を大いに楽しんでいただければと思います。
あなたはどんな風に働きたいですか?
その会社は、あなたにどのようなことをもたらしてくれますか?