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ロボデックス展示会に行ってみた


当社は、STOCKCREWという通販向け物流サービスを展開しております。 物流といってもイマイチ想像しづらい業界かと思います。では実際に私たちが何をやっているのかというとざっくり以下の通りです。

  • 通販を運営しているお客様(荷主様)から商品を預り、
  • お客様のネットショップに入る受注情報を元に、
  • 商品をピックアップし、(物流用語では「ピッキング」といいます。)
  • ピッキングした商品を梱包し、
  • 運送会社に依頼し、購入者へ届ける

通販で購入した商品が購入者の手元に届くまでに、物流会社では大まかにこれらの手順の業務が発生します。

少し話は変わりますが、今回は第6回ロボデックス展示会を見学した内容をお伝えしようと思います。

この展示会に来た目的は、最新のロボティクスのテクノロジーに関する情報収集が一番の目的です。

特に「商品のピッキング」や「ピッキングした商品の梱包」の作業工程で当社でも利用できる新しいテクノロジーがないかの情報収集を目的に、展示会の様子を含めて簡単に記載してみたいと思います。

【活況感】

2021年1月20~22日と第二回緊急事態宣言が発令された期間中の開催となったロボデックス展覧会。 あまり人が来ないのかなと行く前は思っていました。

初めてこの展示会に来たので、対前年比が不明でありますが、想定より人がいるのではないかという印象でした。 しかし、このような環境下のため、大手企業を中心に全体の1~2割ほどが出展中止の看板を掲げていました。


【ロボティクスのテクノロジー】

ピッキングアシストロボ、ねじ回しなどの細かい作業ロボ、位置情報トラッキング、作業効率を上げるための現状把握ツールなど、様々な製品が紹介されていました。

「お~」という技術も確かにありましたが、10年前くらいに某大手精密機械会社の工場に行った際にあったような機械が多かった気がします。(機械のスペックは依然と比べて上がっているのでしょうが・・・)

タイミング的に、「なるほどなぁ」と思ったのは掃除・除菌の機械です。

「COVID-19が流行した環境下のため、掃除・除菌関連は勢いがある業界なのかなぁ」と・・・

展示企業に話を伺ってみると、引き合いはあるようだが、実際販売実績に反映はまだまだの模様です。これから大きく伸びるのでしょうか。


そして展示会場で特に目を引いたのは、PA-AMR(*1)です。

各社にヒアリングをしてみたので、比較対象として記載してみます。

(*1) PA-AMR:Picking Assist Autonomous Mobile Robotの略。ピッキングをサポートする自律走行搬送ロボット

【PA-AMRの各社比較】

記載する会社/製品は以下の3つです。

  • 日本ユニシス株式会社のPEER
  • Rapyuta Robotics株式会社
  • シリウスジャパン株式会社のFlexComet

※ あくまで当日ヒアリングした内容なので詳細の機能やコストなどは各社にお問い合わせください。

<日本ユニシス>

PA-AMRの機能としては一般的である一方、同社の一番の特徴は導入後の手厚いフォローです。

特に、PA-AMRから取得できるデータの解析、コンサルティングなどに力を入れているとのこと。

コスト面では、システムセッティング料金などもあり一概には言えないようで、1,000平米の倉庫に10台導入すると、だいたい1台500万円ほど。

ターゲットは中規模以上の倉庫。

実際のロボットは西船橋の展示場で見ることが可能とのこと。

<Rapyuta Robotics>

人とロボットの共同労働を目指すことがコンセプト。

機能面のウリは、PA-AMRが人に指示を出せる部分がウリ。

人がPA-AMRの指示に従って、あるロケーションまで移動し商品をピッキングした後、次はどこのロケーションに行けばいいかとPA-AMRから指示がでます。そうすると、指示を出したPA-AMRまたは別のPA-AMRが指示先のロケーションに既に待機している、または少し待つと来るという人もロボットも無駄な動きが無く、生産性を重視した働き方ができるのだということでした。(これをN:Nオペレーションと仰っておりました)

N:Nオペレーションだけではなく、Zoneを区切り担当する人を配置するZoneオペレーションも可能であるとのこと。

Zoneオペレーションであれば、生産性ではなく、人の移動の削減することで生産性をあげることが可能とのこと。しかし、N:Nほどの生産性向上はないと説明がありました。

人とロボットの比率は、だいたい1:2~3くらいとのこと。

既に導入済みの企業の実績ベースで生産性は少なくとも2倍になっているとのこと。

こちらも中規模以上の倉庫を想定しており、日本ユニシスのPEERと同様、最低でも1,000平米くらいは倉庫面積が必要になり、最低でも10台を想定しています。

コスト面では、1台当たり300万円弱。設備投資を抑えるためRaaS(月額定額制)のプランも用意しているとのことでした。

(特に意図はありませんが、話に夢中になり写真を撮り忘れました。。。すみません。。。)


<シリウスジャパン>

Rapyuta Roboticsと同様、こちらも人とロボットの共同労働を目指すコンセプト。

機能面のウリは、導入初日から稼働が可能であること。これは、ロボットに読み込ませるマッピングなどのセッティングが簡単であるため実現可能とのこと。

こちらはN:Nのオペレーションは想定しておらず、Zoneオペレーション想定の仕様。

また、最短7日間のPOC(*2)ができるため、お試しで導入できるサービスもあるようです。 人とロボットの比率は、だいたい1:2~5くらいとのこと。

既に導入済みの企業の実績ベースで生産性は約3倍。

シリウスジャパンの場合は、小規模の1台(想定している適用範囲は1台あたり30平米~300平米)から対応できるようになっており、一台当たりの価格が250万円と3社比較で最安値でした。Rapyuta Robotics同様、RaaSのプランを用意しているとのこと。

(*2) POC(Proof of Concept):概念実証。新しい概念や理論、原理などが実現可能であることを示すための簡易な試行。

【最後に】

PA-AMRに限りませんが、各製品にはメリット/デメリットがあります。

当たり前ですが、

  • 自社のどの倉庫にはどの製品がマッチしそうなのか、
  • またはこの製品を入れるにはどうオペレーションを改善するとマッチするか、

を検討しなければなりません。

この検討をきちんとできるようにするには、実際に倉庫に出向き、自社のオペレーションの特徴や改善ポイントを理解しなければなりません。

IT担当や経営企画などのバックオフィス担当だとしても、現場のことを正確に理解しなければ、テクノロジー導入の検討をする上でも机上の空論になってしまう、

と再確認させられた展示会となりました。

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