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クックパッドから独立してチャレンジすること

社名もサービス名も変更して、ベンチャー企業へ

クックパッドライブ株式会社は、2023年10月2日にクックパッドグループから独立し、創業メンバーの名前の頭文字を組み合わせた「NATSLIVE」へ社名とサービス名を変更しました。

独立を具体的に考え出したのが5月後半だったため、約4ヶ月でのスピード実行となりました。検討の過程で、50社以上の経営者や投資家の方とお話しさせていただき、なかなかお会いできないような方々にも相談の機会をいただけたことはとても幸運で、いくら感謝しても足りない気持ちです。

元々はオンライン料理教室をイメージして作ったサービスですが、コロナ禍のピボットを経て、現在はエンターテインメントサービスに変化して成長を続けています。今回の独立に関するファイナンスについては、エンタメビジネスへの理解が深く、事業の成長支援や事業シナジーの見込める企業にご出資をいただくことにこだわりました。最後まで一筋縄ではいかずハードな状況もありましたが、最高のスタートを切ることができました。

ライブ配信型ファンメディアを運営する株式会社NATSLIVE、VCから3.3億円の資金調達を実施
株式会社NATSLIVEのプレスリリース(2023年11月10日 11時00分)ライブ配信型ファンメディアを運営する株式会社NATSLIVE、VCから3.3億円の資金調達を実施
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000094.000046808.html

「意外と面白そうな事業ですね」

クックパッドライブは数あるライブ配信サービスの中で「料理に限定したライブ配信サービス」と思われていることが多く、クックパッドという名前も大きく影響して実態とはかなり違った印象を持たれています。実際にお会いしてビジネスモデルをお話しすると「地味な事業かと思いましたが、意外と面白そうな事業ですね」と言っていただくことが多かったです。

説明すると長くなるので割愛しますが、一言で言うと、「リアルとオンラインを一体化させた収益モデル」をつくっている点が競争優位性になっており、ユーザー獲得もキャストのSNSからの流入がほとんどであるため、料理サービスではなく「ファンメディア」になっています。

コロナ禍で多くの会社がオンラインの事業や施策を強化する中で、当社はリアルの場への投資に逆張りしてきました。わずか2年強でリアルビジネスのノウハウをキャッチアップして、オンラインと組み合わせたビジネスに進化させることができたため、リアルの場の熱狂をオンラインで拡張して、リアルとオンラインそれぞれの熱量に合わせた手法でマネタイズをしていく独自の収益モデルをつくることができました。

今後は、事業領域を料理に限定することなく、様々なテーマのライブ配信を軸にしたファンメディアへ挑戦していきます。既にいくつかの領域でトライアルを開始し、手応えを感じています。これまで以上にエンタメを愛する新しいメンバーを採用しながら、事業を大きく拡大していきたいと思います。

エンジニアとエンタメ人材の採用を強化

事業は順調に拡大していますが、ここ数ヶ月は独立準備などもあり積極的な採用活動を行えていないため、採用が追いついていないのが現状です。特にエンジニアの採用は急務です。インフラ構築やユーザー基盤、課金基盤など、これまでは親会社の整った環境の中で開発できたものを全て自分たちで再構築しなければならないため、専門外のタスクに時間が取られています。業務委託なども含めて、積極的に優秀なエンジニアの方に関わっていただけるような環境をつくっていきたいと思います。

また、事業領域を広げながら配信番組数を大きく拡張していくため、エンターテインメント人材も積極採用していきます。キャスティング、番組制作、配信技術など様々なメンバーを募集していきますが、中でも新番組を増やすためのキャスティング営業を強化します。キャスティング営業においては、一定水準のファンを抱えたキャストを探し、キャストや所属事務所ごとの出演メリットを設計できる提案営業がキモになります。エンターテインメント業界の出身者ではないメンバーも活躍しているため、キャスティング営業に関しては出身業界を問わず、ユーザー視点で提案営業ができるメンバーを採用していきたいです。

大きなブランド名を外して、ベンチャー企業として一から挑戦することには様々な不安もありますが、この決断が飛躍のきっかけになるよう、共に挑戦することを決意してくれた50人以上のメンバーたちと共に「遊び心あふれる毎日」を実現するサービスをつくっていきたいと思います。



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