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建設建築業における悩み〜コミュニケーションエラー〜

建設建築業の仕事の流れ

仕事の流れはざっくり 、施工依頼主が工事会社(元請業者)に相談・発注し、元請業者が下請業者に専門工事を発注するという流れで成り立っており、構造はこのようになります。


[用語]
・ゼネコン
元請負者として各種の土木・建築工事を一式で発注者から直接請け負い、工事全体のとりまとめを行う建設業者を指します。General contractor(ゼネラル・コントラクター)の略で、日本語では総合工事業、総合建設業に当たります。
・サブコン
専門工事業者としてゼネコンの下請工事を行う建設業者のことです。 土木・建築工事の一部を請け負うため、Subcontractor(略してサブコン)と呼ばれています。

このように建設業の産業構造は、ゼネコンを頂点とした多重下請け構造で成り立っていることがお分かりいただけたかと思います。

コミュニケーションの重要性

ここで必要になってくるのがコミュニケーションによる情報共有です。どんな仕事でも当たり前ですが、建設建築業においてもコミュニケーションによる情報共有はとても重要で、ちょっとした情報共有の不足が大きなクレームやトラブルを生んでしまうからです。

上の図でも示したように、建設建築業は多重下請け構造のため、情報が伝言ゲームの如く伝わっていきます。ですので、情報を正確に伝えるスキルやツール、体制が必要になってきます。

元請業者の悩みとしては、下請け業者に指示がしっかり伝わっておらず、要望と異なった仕上がりに…
下請業者の悩みとしては、聞いていた内容と現場の状況が大きく異なり、手戻りや人員の見直しが…

このようなコミュニケーションエラーによる問題は日常茶飯事です。
しかし、このような問題もとある工程で情報共有を正しく行えれば多くのことが解決できると考えています。

現場調査の重要性

それが現調(現場調査)です。
現調の重要性は以前記事にもさせて頂きましたので、ご覧いただけたら嬉しいです。

私たちが着目した『現調』とは? | 株式会社RTプロジェクト
RTプロジェクトは建築×ITで、建築業界の非効率改善とアップデートを目指す建築Techスタートアップです! そんな私たちが着目したのが建設建築業における『現調』という工程です。『現調』は工事前後で発生するとても重要な工程ではあるものの、かなりアナログなやりとりが多く非効率の塊でもあります。 しかし、『現調』と言われても、ほとんとの方が 「 ? 」 だと思います。 ...
https://www.wantedly.com/companies/company_6828312/post_articles/332208

現調は医療の場面と対比するとわかりやすいです。
医療における「診断」が、建設建築の「現調」にあたり、
医療における「手術や治療」が建設建築の「工事」にあたります。
つまり現調で、現場の状況を確認し、施工方法やスケジュール、見積金額等を算出していくので、現調の質が工事の質に直結するということです。
現調ってとても重要ですよね。


コミュニケーションエラーの大きな原因:現調

理想だけ言えば、工事に関わる可能性のある全ての人が事前に現場を確認しておけばほとんどの問題は解決できると思われます。
もちろんそんなことはできません。
そもそもこの時点では受注は確定していませんし、日程調整や人選にとても労力を割かれてしまうからです。
そこで通常は元請業者の現場監督や営業担当が初回現調をし、情報を収集し、関係業者に状況を伝え、その後さらに2回、3回、4回と現調を行います。
「え、なんでまた現調にいくの?しかも何回も。」
と思われるかもしれないですが、それは
・情報不足で現場を見ないと諸々判断できない
・トラブルにならないように
・2次、3次下請も現調が必要
などの理由があり、現場の大小に関わらず現調は行われるわけです。
ただ、現調に行ったがそもそも自分の会社ではできない内容という場合も多くあり、情報不足による無駄現調も多くあります。

理想の情報共有とRTプロジェクト

工事にあたり最低限現場を確認する必要はありますが、無駄な現調は無くしたいというのが心の声です。

初回の現調で取得する情報量を100にすれば、下請業者は現調が不要になります。しかし、それは流石に現実的ではありませんが、様々な技術を駆使すれば情報量を100に近づけられる可能性は大いにあります。キーワードは「デジタルツイン」です。

そして、私たちRTプロジェクトはこのコミュニケーション(情報共有)に変革を起こし、建設建築業の非効率を解消していきます。


最後に…

建築Techをリードする企業になるためには多くの仲間が必要です!!
是非一度お問い合わせ頂けたら幸いです!

【お知らせ】
建築現場の重要かつ最上流の工程である「現調」の効率化のためののアプリ「GENCHO(β版)」を提供しております。サービスサイトはこちらになります。
https://gencho-kun.jp/

【問い合わせ先】
info@gencho-kun.jp (担当:清水、吉澤)
公式Twitter https://twitter.com/GENCHOKUN

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