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管理栄養士の資格を持つ私だからこそできる、介護職のカタチとは。 私が豊泉家で働く理由 #5

管理栄養士の資格を持ちながら、介護職として新卒で入職した村上さん。

彼女のこれまでの10年の歩みを振り返るとともに、現在はキャプテンとして後輩たちに伝えていっているという、豊泉家が大切にしている「想い」や「考え方」を伺いました!

本日はお時間をいただきありがとうございます。

村上さんはどのような経緯で豊泉家に入職されたのでしょうか。

2014年4月に新卒として入職しました。

私は大学時代に食物栄養学を専攻しており、管理栄養士の資格を持っています。なので、就職活動をしていた当初は給食会社や食品系の会社の選考を受けていました。

しかし姉が介護福祉士として働いていることがきっかけで、介護業界にも興味を持つようになりました。福祉施設には通常1人くらい管理栄養士が働いているのですが、フロアの中で管理栄養士の自分が介護職として働くのも、より連携が図りやすくなるのではと感じたのがきっかけです。

大学では高齢者の咀嚼に関する研究もしていたので、高齢者の食事には元々興味がありました。介護職として、食事をつくるのではなくご利用者の情報を適格に把握し、施設の管理栄養士と共有していくことで、ご利用者にとっていい影響を与えることができるのではと思い入職を決めました。


実際に働いてみて「いい影響を与えること」は実現できましたか?

施設の管理栄養士とフロアの職員とのコミュニケーションのなかだったり、ご利用者の方が何気なく摂っている食事に対して、もっとこういう風に提供した方がご利用者にとって食べやすいのではないかなど、様々な形で自身の専門性を活かしながら働くことができていると感じています。

ご利用者の方の家での食事や体重管理を通して、看護師との連携も深めています。


入職前後で、豊泉家に対するギャップはありましたか?

外観から内装まで、自分の中でイメージしていた内容と全く違いました。

良い意味で福祉っぽくないという感じです。

最初は豊泉家で大切にされている考え方「自由と自立の家」ってなんだろうと思っていたのですが、ご利用者の方々に「家」だと思って頂けるように、様々に工夫されていたり、フェローの皆さんも家族のように接しておられたのが印象的で、すごく共感できました。

福祉施設だとどうしても「支援する側」と「支援される側」という感じがあるものだと思っていたのですが、本当に皆さんが家族のような関係性を構築されていて、とても驚きました。そして豊泉家の強みはここにあるんだと感じました。


なぜ「家族」のような関係を築くことができるのでしょうか

働いているフェロー一人ひとりが、目の前のご利用者の方に対して、とにかく本気で向き合っているからだと思います。

どうすれば家縁の皆様に喜んでもらえるか、自立をサポートできるかといったところを本気で考えて取り組んでいます。

※家縁(かえん):豊泉家の縁でつながる人と人とのつながりを家縁と呼んでいます。


入職から10年の歩みを振り返って

今のキャプテンという役職になるまで、先輩フェローからも大切に育てられていると感じることが多かったです。これまでの経験があったからこそ、仕事や役割への理解を深め、後輩たちの気持ちをも考えながら、楽しんで働くことができています。

特にキャプテンとしてチームを創っていく立場になってからは、豊泉家の大切にしていることや想いをしっかりと伝えていけるようにしています。


これから成し遂げたいこと

訪れてくださったご利用者が楽しんでお過ごしいただけるような事業所を創っていきたいですし、支援するフェローたちにも楽しんで仕事することができる環境を創っていきたいです。

入職したころから、豊泉家のなかにある「利他の心」を大事にしており、働く皆が利他の心を持ち、ご利用者のために一生懸命になれるチームを目指しています。

フェローのみんなが利他の心を持って働くには、相手のためを思って働こうと思える場所を、キャプテンとして創っていくというのが、今の自分が成し遂げるべきものだと思っています。


豊泉家への入職を検討されている方へメッセージ

「継続は力なり」という言葉を、学生時代からずっと思い続けていました。

学生時代の部活などもそうですが、これから皆さんが社会に出た後もすぐには力が伸びなかったり、失敗ばかりすることもたくさんあると思います。

ですが、すぐに諦めずに、どうすればいいのかを考えながら継続していくことで、自身の力になっていくものだと感じています。目の前の壁にぶつかって登っていくような、強い気持ちで挑戦していってください!

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