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名キャリの密着動画ができるまで

こんにちは!
BETA株式会社で2022年7月から長期インターンをしているM.Kです。
担当業務は主にYouTubeの企画です。
今回は名キャリの密着動画がどのような流れで出来ているのか、東京理科大学の加藤さんに密着した動画を例に紹介したいと思います!
是非まず実際の動画を見てみてください!→(リンク:https://youtu.be/VT_V4_kXRwc)

ザックリとした流れを説明すると

1、仮台本作成
2、密着対象の学生と撮影者の決定
3、日程調節(撮影日と事前打ち合わせの日)
4、取材対象学生の大学へ許可を取る
5、完成版の台本を作成
6、飲食店へ許可を取る
7、事前すり合わせ(企画者、密着の学生、撮影者)
8、撮影当日(密着の学生、撮影者)
9、撮影者が1次カット(撮影者)
10、ワイプ撮影日時、出演者決定
11、台本作成者が二次カット
12、ワイプ撮影の台本制作
13、ワイプ撮影
14、台本作成者がカット依頼
15、編集
16、再度カット依頼
17、編集
18、サムネ、アバンの決定
19、内容の確認
20、アップ

という流れです、、!こう書いてみると、沢山の人の協力があって1本の動画ができていると実感しますね~!

以下本文作成にあたり、出演者(加藤さん)、撮影者、編集者にもインタビューしたので、色々な人の目線から動画制作の難しさや楽しさを感じられると思います!!!

1、仮台本作成

まずは社内で企画を通すために仮の台本を作成します!
ターゲットや、出演者の候補、何を目的にこの動画を作成するのか、、、などを明確にします。

2、密着対象の学生と撮影者の決定

まず、どの学生に密着するか考えます。出演していただく学生さんをなんとなく選んでいるわけではありません。例えば、東京理科大学の加藤さんに出演頂いた理由は、周りの院生の就活状況をYouTubeでもっと取り上げてほしいという声に答え、院生ならではの就活の難しさに悩んでいる院生の方の役に立ちたかったからです。
また、実際に密着撮影でカメラを回してくださるディレクターの方も、学生の住んでいる地域に合わせて依頼します。

3、日程調節(撮影日と事前打ち合わせの日)

簡単そうで意外と難しいのがこの日程調節なんですよ~!
加藤さんに何度かお話を聞いて、加藤さんらしさを撮影できる日はいつなのか、そして撮影者もその日空いているのか、、、この調節は何度やっても難しいですね。

4、取材対象学生の大学へ許可を取る

校内に入って撮影するので、しっかりと大学にも許可を取ります!
大学に撮影を断られてしまった時は、大幅に台本の修正をします~悲しい、、、

5、完成版台本作成

このフェーズでは概ね以下の項目を検討します。
・どんな質問を撮影者にしてもらうのか(就活の状況はどんなかんじですか?1日のスケジュールはどんな感じですか?など)
・どんなシーンを撮影してもらうのか(学校に向かうシーン、友人と会話しているシーンなど)
・何時にどこに集合するのか
・お昼ご飯の撮影はどこでするのか
・友人を呼んでもらうのか?どの時間帯に?
また、加藤さんのどんな面を出してもらうといいのか考えるために、加藤さんと何度もやり取りをさせて頂いて、就活の状況やこれまでの人生のことなどをお伺いします。

6、飲食店へ許可を取る

密着動画では大体、ランチのシーンがあるので、飲食店に電話をします!
10件かけて、ようやく1件許可がおりるくらいです、、、(メンタル強くなります笑)
今回撮影させて頂いた金盛楼様には感謝の気持ちでいっぱいです、、、!

7、事前すり合わせ

密着する学生と、撮影者と私(企画者)の三者で集まって、当日の流れなど最終確認をします!
撮影者と学生はここで初めて会うので(ZOOM)、場を和ませられるように頑張ります!(成功したためしはあまりないです笑。いつも撮影者の方が和ませてくれます。ありがとうございます汗)

8、撮影当日

学生と撮影者で撮影!!!
撮影者の鈴木さんに当日のことを聞いてみました~!
撮影者「どんなに企画が面白くても当日の撮影が肝心なので、いかに加藤さんの面白さをその場で引き出せるかが鍵になります。緊張をほぐしたり、その場で深堀質問をしたり、動画映えするシチュエーションがないか、など常にアンテナを張っているので大変ですね(笑)」

密着された加藤さんは当日どうでしたか?
加藤さん「総じてとにかく緊張して固くなっていた印象があります(笑)。撮影者の鈴木さんとは事前に打ち合わせしたものの、対面でお会いするのは初めてだったので最初の方は特にガチガチでした。(今思えばリアルな感じが出ていて良かったのかもしれないと思っています。)撮影が進むにつれて徐々に自分も慣れていき、リラックスしながら密着にお応え出来ていたと思います。またその日は予想外の出来事が2つありました、1つ目が「研究室の同期及びカナヘビとの遭遇」、2つ目が「研究室で育てている虫のお世話をしなければいけなくなったこと」です。どちらも動画に組み込んで頂いて、1つ目のカナヘビのシーンは非常にユニークな絵面だったので我ながら面白いと思いました(笑)。2つ目の急遽研究室の虫のお世話に行ったシーンは夜遅い時間から始め、帰りが遅くなるという理系院生らしさが表れた部分かなと思っています。
このような当日の予想外の出来事に加え、事前準備を十分に行って下さったM.Kさん、鈴木さんのおかげで面白い撮影であったと感じています。」

9、撮影者が1次カット

撮影した動画を並べて、不要な部分を撮影者がざっくりカットします。


10、ワイプ撮影日時、出演者決定

密着動画の構成上、ズームで密着された学生含め4人の学生を集めます。誰に出演してもらうと動画が面白くなるか、いつみんなが集まれるか、、、ここが意外と難しいんですよね泣
(ワイプ撮影とは、zoomで学生が話しているシーンのことです。)

11、台本作成者が二次カット

1次カットが終わった密着動画をみて、更に細かくカットしていきます。ここで、90分くらいの動画を10~15分ほどに削ります。
削りすぎると中身がないし、長すぎると間延びした印象になって面白くなくなるので、いい塩梅を考えてます。でも、基本スタンスは面白くない部分は全部カットです(笑)

12、ワイプ撮影の台本制作

密着動画を見て、どんなテーマで出演者に話しの深堀りをしてほしいか考えます。
例えば、加藤さんの動画だったら、「東京理科大の学生はどんな企業に行く人が多いのか」「研究室の推薦はあるのか」「文系就職してる人は結構いるのか」などを事前に用意していきました。

13、ワイプ撮影

ワイプ撮影当日はまたまた初対面の人たちが集まるので、最初の5ー10分は仲良くなる時間にしてます!

14、台本作成者がカット依頼

ワイプ撮影が終わったら、早速カットしていきます。ワイプ撮影は大体60ー90分なのですが、カット後は10-15分くらいになるように依頼します!

15、編集

編集者さんに実際のことを聞いてみました~!
編集者「企画からいただいた依頼を元に、動画の素材をカットしていきます。ここで、15分程度になっていれば大体OKで、15分以上残っている場合は、企画へと戻し、再度カットの依頼を促します」

16、再度カット依頼

密着の動画と、ワイプの動画を合わせたものを再度カットします。
20-30分の動画を10-15分になるように依頼します

17、編集

またまた編集者さんに聞いてみました~!
編集者「素材の尺が決まったら、いざ制作開始です。編集は大きく4つの段階に分けています。
①カメラ割などの画面構成の決定
②基本テロップやサイドスーパー (左上の目次) 、質問テロップなどの挿入
③リッチテロップ、アイキャッチなど映像面での総仕上げ
④BGMやSE (効果音) の挿入
こちらの4つの工程を経て、本編の初稿ができあがります。

初稿が出来上がったら、制作ではもちろん、企画も巻き込み
①誤字脱字はないか②出演者の許可は取れているか
③そもそもこの動画は面白いか?更に面白くするにはどうすればよいか
①~③を詰め、修正を数回重ねて完パケ (本編の完成稿) のできあがりです。」

18、サムネ、アバンの決定

サムネ、アバンはどのような流れで決定しているかも聞いてみました!
サムネ、アバン作成者「本編の内容を要約して、短い言葉で伝えられるよう、
ワードチョイスからキーワードの配置まで、考えに考えて制作しています。
意外と気が付かない部分ですが、サムネイルとタイトル、アバン(ハイライト的な)は最も大事なので、どんなに短くても30分以上は時間をかけています。」
サムネ↓

19、内容の確認

誤字脱字をチェックします。
加藤さんにも確認してもらいます。
加藤さん「正直、誤字脱字は全くなくてさすがプロの方々だと思いました。むしろ自身の発言の誤りをテロップで修正して下さり非常に助かりました。
誤字脱字以外に自身が確認したこととして、個人情報の面があります。どうしても就活の都合上、「ここの企業名は出して欲しくない」と思った所はモザイクをかけて頂きました(笑)。」

20、アップ

わーーーーい!ついにアップされましたー!
動画が出るたびに、視聴回数がどんどん伸びろーーーー!と念じています(笑)
編集者「動画がアップされるたびに、社内に共有しいいねを促します (笑)
また、視聴が伸びなかったり、サムネイルのクリック率が低い場合は、
代表の長沼さんが、サムネイルの差し替えの提案をしてくれることが多いです。
その場合はすぐに差し替え、立て直しを図ります。」
加藤さん「この動画に向け、何人もの方々が時間を注いで作り上げて下さったのでとにかく視聴回数が伸びて欲しいと祈っていました。
とはいえ自身がピックアップされた動画が世にアップされたと思うと最初はかなり恥ずかしかったというのが正直な所です(笑)。実際に動画がアップされた日には友人やインターンで同じグループだった方々からたくさんのLINEが飛んできました(笑)。」

21、アナリティクスを見る、コメント対応

動画のどんな部分が視聴者によく観てもらえたのかを見たり、コメントに返信したりします!
よく観てもらえた部分は、次回の動画でも同じような質問をするなどしています!

と、ここまで名キャリの密着動画がどのような流れで出来ているのか、東京理科大学の加藤さんに密着した動画を例に書いてきました!
本当に沢山の方の協力があって完成している!と改めて感じました。
ぜひこの記事を読み終えてもう一度動画を見ていただければと思います(笑)→(リンク:https://youtu.be/VT_V4_kXRwc)

Youtubeの動画製作に興味を持った方は、ぜひ応募してみてください~!待ってます!!!

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