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愛されるプロダクト開発に向け、農業経営者の方へインタビューを行いました@横浜市青葉区

今回は、新規プロダクト開発のチームメンバーである KanaさんとRyusukeさんが行なった、農家さんへのインタビューについてまとめました。

横浜市青葉区で農業経営をされている金子栄治さんへ、圃場での働き方や農作状況、農業界における課題やニーズについてお話をお伺いしました。

試行錯誤の日々

金子さんが現在サンゴ砂培地を使用して、ミニトマトを栽培しています。はじめは土を使った栽培(土耕栽培)を行っていましたが、現在は”サンゴ砂培地(珊瑚が細かく砕けたもの)”のみを使用しています。

以前は土耕栽培とサンゴ砂での栽培を並行していましたが、途中でミニトマトの味に差異があることが判り、2020年以降は後者のみを行っているそうです。

これにより、肥料や水の自動供給と、それらの濃度や量をコントロールすることが可能となりました。天候に左右されにくい栽培は、安定した生産および品質の維持には欠かせません。


これらの特徴は、我々の主力事業である”アレスカコンテナ式植物工場”にも通ずる部分があります。アレスカコンテナ式植物工場では「水耕栽培」が行われており、水・光・二酸化炭素を完全にコントロールできるだけでなく、土耕栽培に比べて かん水必要水分量を抑えられ、かつ養液を循環して使えるため、施肥量の削減と残液を排出することによる土壌汚染を大幅に減らすことができます。

金子さんの、従来のやり方に縛られず、試行錯誤しながら新しい方法を積極的に取り入れている姿勢を見て、経営面だけでなく環境へ配慮した”持続可能な”栽培方法を選択することが、今後も求められる農業のあり方であると感じました。

より良いプロダクト開発に向けて

後日、Team building 1日目で社内報告会を行った際に、KanaさんとRyusukeさんはインタビューを通して学んだことをメンバーに共有しました。
「農業を営む方々がサービスを利用する際に起こりうる問題は、どのようなことが想定されるか」
「どうすれば、ユーザーにとってより価値のあるサービスを提供し続けられるのか」
今回のインタビューの目的であり、開発の根幹となる情報について話し合い、社内全員で農業や開発についての知識をアップデートすることができました。

アレスカジャパンには、このように定期的に報告会を行い、チームの枠組みを超えた社内全体でコミュニケーションをとりやすい環境があります。この日も、開発中のサービスを実際にチーム以外のメンバーに触ってもらい、ユーザビリティテストを行いました。その後アンケート形式でメンバーからのフィードバックを受け、全員でプロダクトをより良いものに作り上げていることの実感を得ることができました。

最後に

KanaさんとRyusukeさんは、「実際にハウスを見学して農家さんの働く様子や実際の培地、施設設備、作物を見て現場を知ることができました。農業技術、農業の他社のIT技術、農家経営、農業に関する法律など、今後もチームで農業知識のアップデートを行なっていこうと思います。」「開発者は、現場に定期的にヒアリングを行なって”使われる製品”を開発するべきだと実感したので、今後もインタビューなどを続けていきたいです」と話していました。

作物の栽培方法には「土耕」「固定培地耕」「水耕」などいくつかの種類があり、栽培を行う目的や地域の特性(地形・気候)、従業員規模などに合わせて選ぶ必要があります。そのため、栽培方法から販路開拓まで完全なお手本はなく、「自分なりの方法」を見つけなければなりません。

そんな農家さんたちの悩みを今一度洗い出し、これまでの農業界にはなかったシステム・製品を作り、課題解決の一助を担うことが、私たちの目標です。生産者や消費者、熟練農業者と新規就農者がそれぞれに持つニーズ・課題・期待は少しづつ異なり、時代とともに変化するものでもあります。私たちのサービスを使うことで一人でも多くの人が安心して農業をし、食事ができる社会の実現を目指しています。

私たちは、世界の食糧問題や環境問題への取り組みとして、消費者はもちろん農業界で働く人たちや未来の就農者にとってより良い業界となるよう、日々開発を行っています。今回のインタビューで、金子さんがサービスや製品の提供側と密に連携をとり信頼関係ができた上で愛用していると知り、私たちも利用者に寄り添い、利用者に愛されるサービスを作っていきたいと改めて感じました。


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神奈川県横浜市や川崎市の直売所にて、金子さんのミニトマト「Thanks TOMATO」が販売されています。
私たちも、取材の際に穫れたてのミニトマトをいただきましたが、味も色も濃く、金子さんの試行錯誤あってこその美味しさを実感しました。
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最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます!
これからも社内の様子をお届けできたらと思うので、よろしければまたアレスカジャパンのストーリーを覗いてみてくださいね。

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アレスカは、この壮大なミッションを達成を目指し、コンテナ式植物工場やファーム監視・管理アプリケーションの開発を開発をしています。

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