1
/
5

最前線でRPAに取り組んできた代表与田に、RPAを解説してもらいました!

ーーRPA導入を企業が考えたときに、実際に導入したいけどその流れがわからない人もいると思います。
なので、今回は代表にRPAを導入するまでの簡単な流れについてお聞きしたいと思います。

代表与田:はい。まずRPAを導入する際の流れは主に2パターンあります。誰が開発をするかによって変わりますが、Uipathなどのツールを入れてお客様が開発するか、私たちのようなプロが実際に現場に行って開発するかの2パターンです。

◯開発を全て外注するパターン

代表与田:まず自動化をする前に業務把握をしなければなりません。そのために、業務の洗い出しを行っていきます。ある程度どのような業務を何時間行っているのかを把握して、RPAで自動化できそうだということになれば詳細をヒアリングしていきます。そこで実際にどこをクリックして自動化していくのかを打ち出して、仕様書または設計書というドキュメントに書き出していきます。Excelなどに書いていくのですが、それを見ると、業務がどのように行われているのかを見ることが出来ます。そこから実際にRPAで開発していくという流れです。それが終わったら、実際にちゃんと動くかどうかテストをして、企業さんに渡して担当者が実装できるようになるという流れですね。
1つの業務を自動化しただけでは人の仕事全てをなくすことは残念ながら出来ません。
なので、1回・2回・3回…100回・1000回と、このルーティンを繰り返していく必要があります。

ーー1回開発したら終わりではないのですね!

代表与田:はい。例えば1ヵ月を通して1人の業務が1時間分削減されたとします。その人の時給が2000円と換算すると1ヵ月に2000円分しか削減されてないことになるんですね。なのでRPA導入の費用の方が高くついてしまいます。なので自動化を繰り返していくことによって、1時間から2時間と削減される時間が積み重なり、導入のコストを超えられる形になっています。

◯お客さんの業務担当者自身が開発を行うパターン

代表与田:このパターンのメリットとしては、コストを抑えられる点です。
開発を外注すると、RPAのライセンス費用に加えて開発を行うエンジニアの人件費もかかります。RPAは比較的開発しやすいツールなので、業務担当者自身がRPAを覚えて運用出来るようにした方が良い場合もあるんです。ただし、これを行おうとすると前者のパターンよりも長いスパンで考えなければいけなくなります。大切なことは社内でどのくらいRPAを扱える人を増やすかと言うところです。
なので、私たちコンサルタントの注力するポイントも開発ではなく教育になってきます。例で言うと、各部署ごとに1人RPAのスペシャリストを作るパターンが多いです。

ーー結果的に、どちらの方がいいのでしょうか?

代表与田:2パターンでいうと後者のパターンの方が難易度がかなり上がってきますが、担当者が実装出来たときのコストはかなり安くなってきます。
どちらのパターンにも利点はあるので、一番最初は外注してのちのち内製化していくと言う流れが1番多いように感じます。

◯RPAを使うべき企業

ーーどのような企業がRPAの導入を検討するのでしょうか。

代表与田:RPAの自動化は主にバックオフィス業務に使われるので、企業の中でバックオフィス業務がない企業はありませんよね。なので基本的には、業界業種は問いません。
ですが、大企業になればなるほど間接的な業務が増えてくるので、大企業には多く使われています。そこで課題となって来るのが、業務にかかるコストです。日本は特に、少子高齢化が進んでいるので人が足りない時に定年を伸ばしたり移民を使うなどの選択肢もありますが仕事を自動化してしまうことが簡単だと思っております。そういうフェーズでも導入する企業はあるのではないでしょうか。

ーーRPAを導入することを検討した際に、しなくてはいけないことは何でしょうか。

代表与田:「何故RPAを導入したいのか」という部分が1番大切になってくると思います。コストを削減したいのか、人が採用出来ない事態に備えたいのか、それによって目的が変わってきますからね。

ーーなるほど。先程RPAの価格に関するお話がありましたが、RPAを導入する際の価格はどのように決まっていくのでしょうか。

代表与田:ツールでいうと、単純に動かす機械の台数で決まります。その業務をPC何台分起動させるかによって、増えれば増えるほど価格も上がっていくライセンス形態が多いです。あとは自動化によって、どのくらい仕事を削減したのかなどが分かるの管理機能をつけると追加で1,000,000円ほどかかります。

ーーでは最後に、導入後に何かトラブルが起きた場合の対処法を教えて下さい。

代表与田:トラブルは基本起きるものと想定して動く必要があります。ロボットが止まったときにどのようにオペレーションをするのかを事前に決めておくとスムーズです。何かトラブルがあったときは人がリカバリーすると思うのですが、ロボットが止まってしまったときにまず担当者のもとにその通知が行く必要がありますよね。それがないと、そもそも止まっていること自体が分かりませんから。なので私たちが、ロボットが止まってしまったときに担当者の方が対処できるようなオペレーションを作っておくことが大切になってきます。そのようにして担当者の方が1人で実装を行えるような状態にしています。

ーーありがとうございました!

PLAY株式会社では一緒に働く仲間を募集しています
同じタグの記事
今週のランキング