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【経営幹部インタビュー】「相手を喜ばせたい」開業医コミュニティを運営するコミュニティマネージャーの一貫した想い

今回ご紹介するのは、梅華会のコミュニティマネージャーとして活躍する、村上 英之さん。
梅華会の運営する開業医コミュニティ「M.A.F」の運営を行い、全国の開業医の先生からの信頼も厚い彼の、仕事への想いをお聞きしてきました!

村上 英之 / 梅華会コミュニティマネージャー

外資系ホテルから医療業界へ転身。
さらに医療法人梅華会でマーケティングチームを組織し、日本最大の開業医コミュニティM.A.Fの立ち上げなど新しいことにチャレンジしてきた。
「私に関わる人に私の価値を通して幸せを感じてもらえる存在になる」を個人のミッションとして、想いのある仕事に取り組んでいる。


外資系大手ホテル運営会社から、医療業界への転職を決意

ーーこれまでのキャリアについてお伺い出来ますか。

はい。医療業界は全くの未経験で、前職は、ウェスティンホテル淡路(現グランドニッコー淡路)でフロントマネージャーとして働いていました。主に宿泊客のチェックイン・チェックアウト、フロントスタッフの管理、ゲストの対応や、他部署と連携してホテルを円滑に運営する為の仕事を担っていました。

ーーもともとホテル業界への就職を希望されたきっかけは?

以前、上海へ旅行に行った際に「グランドハイアット上海」に宿泊し、その時フロントから見えた上海の夜景が凄く素敵で。「あ~、こんなところで働けたら楽しいだろうなぁ」と思ったことがきっかけです。もともと大学時代に留学をしていたこともあって海外には興味がありましたし、ホテルなら英語も使えて楽しく仕事が出来るだろうと思い、ホテルへの就職を希望していました。

ただ、無事ハイアットリージェンシー大阪に就職することが出来たんですが、いざ入社してみると、系列ホテルであっても海外のホテルは運営会社が異なるので、海外勤務は無いことが分かったんです。(笑)
そのため、実際に海外で働くことは叶いませんでしたが、フロント業務を通して様々なゲストとお話をする中で、ゲストに喜んでもらえることや、自分のことを覚えて頂けることがとても嬉しかったですね。

その後は、ウェスティンホテル淡路(現グランドニッコー淡路)へ転職し、フロントマネージャーとして働いていました。

ーーどんなところに、やりがいを感じていましたか?

まず、フロント業務には、客室をコントロールする役割があります。
たとえば繁忙期には、チェックインの時間帯には多くのゲストが同時に来られてかなり混雑するのですが、客室の準備が出来ていなければ、すぐにお部屋にご案内が出来ず、ゲストをお待たせしてしまうことになります。
そのため、チェックインの時間に客室の用意が出来ていない場合には、空いている部屋と予約状況を考慮した上で、ゲストをご案内する部屋を臨機応変に調整・変更し、ゲストを待たせないように管理する必要がありました。このご案内を上手く出来た日は、かなり達成感もあり、やりがいを感じていましたね。

ーーそんなホテル業界からの転職を決意された背景には、ある出来事があったとか。

はい。ある家族連れのゲストとの出来事がきっかけでした。そのご家族は、早めにチェックインに来られたため、フロントへ荷物を先に預けてプールに行かれたんです。ゲストには「客室の用意が出来次第、荷物は先にお部屋へ入れておく」とお伝えしていました。しかし、いざゲストを客室へ案内すると、荷物が届いていなかったんです。ゲストからは「荷物にはカメラも入っているのに、家族の大切な思い出の写真がなくなったらどうするのか。それに、子どもは受験生で忙しく、父親も身体が悪い中、せっかく旅行に来られたのに、楽しい時間を無駄にされた」と厳しく叱責を受けました。実は荷物は誤って違う部屋に届けられており、すぐに荷物をお持ちして、誠意を持って謝罪をさせて頂きました。
ただ、その出来事をきっかけに「ホテルで働いていれば、夏休みなど連休に休みを取ることはできない。自分の子どもは今はまだ2歳だけれど、この先も連休を子どもと一緒に過ごすことは難しい。子どものことを考えると、今のままの働き方で良いのか」と考えるようになり、転職を決心しました。

ーーご家族との時間を確保するための転職だったんですね。

そうですね。なので、転職活動の際には、お盆や年末年始などは子どもと過ごす時間を作れることは譲れない条件でした。そしてそれだけではなく、接遇やおもてなしなど、ホテルのフロントとして働いた経験を活かせることも、私にとっては重要なポイントでした。

ーーではなぜ、数ある企業の中から梅華会を?

当時私は、転職エージェントを活用して転職活動をしていました。運送業や人材紹介会社を紹介されたこともありましたが、ホテルでの接遇経験を活かしたいという想いにマッチせず、就職には至りませんでした。
そんな時に紹介されたのが、梅華会でした。ホームページに書いてあった「日本一のおもてなしを感じるクリニック」というフレーズに凄く惹かれたことを覚えています。ここなら、自分の経験を活かしてクリニックスタッフ向けに接遇研修などが出来るかもしれない。また、そんな取り組みを通して、間接的に患者さんに喜んでもらえるんじゃないか。と思ったんです。

それから、梅華会の理念の一つである「礼儀正しく誠実に徹する」という考えに、深く共感したことも決め手ですね。
前職のホテルで働いていた時「親しき仲にも礼儀あり」という考え方をとても大切にしていましたし、節度があるからこそゲストと良い関係性が築けるのだと身に染みて感じていました。そのため、梅華会の理念を知った時に自分の考えとマッチしていると思い、入職を決めました。

常に根底にあるのは「相手を喜ばせたい」という想い


ーー仕事をする上で、大切にしているのはどんなことですか?

前職の頃から一貫しているのは「自分の関わる人に喜んでもらいたい」という想いです。私は、医師や看護師のような有資格者ではありませんし、医療従事者でもありません。しかし、私と会えて良かった、関わって良かったと思われ、感謝されるような人になりたいと思い、仕事に取り組んでいます。

ーー現在のお仕事について、詳しく聞かせて下さい。

私の主な業務は、開業医コミュニティ「M.A.F」の運営です。「M.A.F」は「卓越したクリニック運営が日本に普及浸透し、関わる人々を幸せにする」をミッションとして2017年に発足し、全国の開業医のクリニック経営をサポートしています。
具体的には、全国の新規開業医へ向けた広報活動や、入会後のアフターフォロー等を行っています。また、コミュニティ内では、代表の梅岡からの発信だけでなく、全国の開業医との繋がりにより課題を解決出来るといったような、「M.A.F」だからこそ提供できる価値を伝え、認知度UP・満足度UPのためのセミナー活動や情報発信も行っています。
将来的には「開業したら医師会に入ろう」ではなく「開業したらM.A.Fに入ろう」と思って頂けるようなコミュニティにしたいですね!

ーーでは、今の仕事のやりがいや魅力は?

この仕事を通して、開業医かつ経営者でもある院長先生達と、お互いに尊敬の想いを持って対等な関係性が築けることは、すごく魅力的なことだと思っています。先生方が私を頼りにしてくれたり、先生方の力になれることによって、縦の上下関係ではなく、横の繋がりを持てることがやりがいにも繋がっていますね。

実際に、ある先生からは「患者数が多く、スタッフが疲弊してしまっていて悩んでいる」という相談を受けたことがあります。そのクリニックでは、忙しさのあまり、スタッフが院長の許可なく予約受付数を制限していたことが判明したそうで、私へ相談のお話がありました。私はコンサルタントでも何でもありませんが「もし、自分が院長先生の立場だったらどうするか?もし、梅華会で同じことが起きたら、どう対応するだろうか?」を考えた上で、自分なりの解決策をご提案しました。このように、医療についての専門知識は無い私でも、院長先生の役に立てるということが凄く嬉しかったですね。

また最近では、有難いことに先生方から「村上さんみたいな人を採用したいけど、どうすれば良いですか。」と相談頂くことも増えました。その際、私が仕事をする上で大切にしている想いや、前職のホテルでの経験が今の仕事に活きていることをお伝えし、そのような想いや経験を持っている方が良いのではないか、と提案させて頂いています。私の話を聞いて、実際に元ホテルマンの方を事務長として採用された院がいくつかあるんですよ。現在その方たちも事務長として活躍され、M.A.Fの事務長プランにも参加してくださっています。

組織の成長に必要なのは、メンバーの多様性


ーー個人的に、これから梅華会でやっていきたいことはありますか?

明確にやりたいことがはっきりしている訳ではないのですが、既存業務に縛られず、これからもどんどん新しいことに取り組んでいきたいと思っています。
今の担当業務である、マーケティングやM.A.Fの運営も、元々入職当時に想定されていた訳ではありませんしね。しかし、そのように「誰かの役に立ち、喜んでくれる人が増えること」そして「自分自身もワクワクできること」であれば、どんな仕事であってもチャレンジしていきたいです。

また、梅華会はそれが実現出来る環境だと感じています。これから臆せず挑戦していきたいですね。

ーー今後の梅華会の展望について聞かせて下さい。

これからは、様々なバックグラウンドを持つメンバーが増え、活躍していく組織になるのではないかと思っています。私も医療業界は未経験だったため、最初は医療知識が無いといけないのではないかと思っていました。しかし、今では逆に、他業界での経験を持っているからこそ、異なる視点でものを見ることが出来ると思っています。組織には、多様な考え方を持つメンバーがいる方が成長しますから、全て理事長の梅岡に従うのではなく、違う意見や新たな提案を出来る人に、是非経営幹部に加わってもらいたいですね。

ーー村上さんから見て、どんな方が梅華会の経営幹部にマッチしそうですか?

個人的に思うのは、「素直な人」です。私の思う素直な人とは「物事に対して、まずは自分の解釈を入れずにすぐに行動できる人」です。否定から入ってしまうと、自分自身が楽しく働けないですからね。とにかく、まずやってみよう!という精神を持つ人が、梅華会にはマッチするのではと思います。

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