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大手新聞社で20年のキャリアを積んだメディアマンは、なぜ若手中心のITベンチャーに転職をしたのか。

こんにちは、FLUX採用担当です!

20年弱勤めた大手新聞社を経て、若手中心のスタートアップであるFLUXへの転職をした柳田に、 FLUXを選んだ理由や、入社後即リモートワークという特殊な環境下で実際に働いてみて感じたことなどインタビューしました。


▶︎プロフィール

柳田竜哉
京都大学を卒業後、広告制作会社でコピーライターとして勤務した後、2001年に朝日新聞社に入社。広告局、デジタル本部を経て2010年より朝日インタラクティブ社に出向し取締役として、CNET japan、ZDNet japan、cnn.co.jp等のメディアビジネスを統括。 2016年に朝日新聞社に帰任し、アドテクチームのマネジメントを担当。アドテク関連のカンファレンスやセミナーへ多数登壇するなどアドテク・運用型広告の領域に注力。 2020年4月よりFLUXに入社。シニアエグゼクティブマネージャーとして参画

20年弱勤めた朝日新聞社からFLUXへ

ーーFLUX入社前は朝日新聞社に勤めていましたよね?

はい。2001年に朝日新聞社に入社しました。広告局に配属され、最初は新聞広告のセールスをしていたのですが、入社して5年ぐらいたった2006年にアサヒ・コムというデジタルメディアの広告をセールスする部署に配属されました。それからずっとデジタル畑を歩むようになりました。

それから朝日新聞社がCBSから事業譲渡を受けて設立した朝日インタラクティブ社に出向して、「CNET japan」「ZDNet japan」「cnn.co.jp」などのメディア事業を統括・マネジメントするポジションに就くことになりました。朝日インタラクティブ社の前身のCNET Japan社はもともとカリフォルニアで生まれたデジタルメディアのベンチャーの日本ブランチです。社員の大多数はCNET時代からいた方々で、築地の親会社とはかなり雰囲気がちがいました。大変な時期もありましたが、学ぶことも多く、とても充実していて、結局、神保町に6年近くいることになりました。朝日インタラクティブさんには、今年の7月からFLUXのサービスをお使いいただいており、昔の同僚とまた一緒にお仕事をさせて頂いています。コロナの影響もあり、神保町に行く機会がほとんどないのが少し残念です。

その後、2016年に朝日新聞社に戻り、デジタル部門で主にアドテク分野を担当するチームのマネジメントに携わってから、今年の4月に縁があってFLUXに転職しました。FLUXは20代のメンバーがほとんどのスタートアップなので、現在45歳の私が突然そのような組織に身を投じると聞いて、「大丈夫?」と疑問を投げかける人もいいましたが、私自身はとてもフィットしていると思っています。とは言え環境が大きく変わったことは事実で、そういう意味では刺激的で楽しい毎日を送っています。


ーーFLUXへの転職を決めた経緯について率直に伺いたいのですが。

率直にですか。うーん…縁ですかね?(笑)
朝日新聞はとても大好きな新聞ですし、ジャーナリズムという社会にとってとても重要な役割を果たす会社をビジネス的に支える役割には充実感をもっていました。ただいつ頃からか、漠然とこのままでいいのかな?という気持ちはありました。2016年に朝日新聞社に帰任して、その時マネジメントすることになったチームの課題が、アドテクやプログラマティック領域だったのですが、この分野については社内に詳しい人もいないし、そうなったら社外の人に話を聞きに行くしかなくて、セミナーやカンファレンスなどイベントがあれば片っ端から参加して、特に同業者から積極的に話を聞くようにしていました。

当時、パブリッシャーの同業者の界隈で仲良くなった皆さんと、自分たちのことを「限界集落」なんて半分自嘲気味に呼んでたんですよ。パブリッシャーの中で一人か二人の担当者でなんとかやっているっていうプライドも込めてね。当時カカクコムのやはり限界集落(笑)でアドテクを担当していた平田さん(FLUX共同創業者)、と会ったのもその頃ですかね。たしか渋谷であった同業者の送別会のお店でだったかな。平田さんとは一回りできかないぐらい年が離れているんですけど、まあどこのイベントに行っても会いますから、自然と親しくなって日常的に情報交換をするような関係になりました。同じ限界集落の住人としての同志意識のようなものもあったかもしれません。平田さんに限らず、当時親しくなったパブリッシャーアドテク界隈の皆さんはとてもオープンで、競合よりも連帯っていう意識が強かったですね。そういうスタンスの諸先輩方からとてもいい影響を受けました。

ーーそこからFLUXへの転職までの流れが気になります。

ちょっとしたきっかけがあって、先に会社を辞めることを決めたんです。その時点では転職先は決まっていなかったので、退職までの3ヶ月間を使って転職活動を行いました。辞表が受理されてから社外で会う人会う人に、「辞めることにしたんで何かいい仕事ないですかね?」って聞いてまわりました。

アドテクをもうちょっと続けたいという気持ちもありましたし、それなりに経験を積んできたので「まあこの界隈なら誰かしらのお役にたてるだろう」という気持ちもありました。オファーをいただいた会社の中から最終的にはFLUXを選びました。もちろん声をかけてくれたのは平田さんですが、平田さんと一緒にFLUXを立ち上げたCEOの永井さんとの面談も印象深かったですね、結局2回やって2回目はかなり長い時間話しをしました。じつは何話したかはあんまりよく覚えていないんですけど、面談終わって地下鉄の駅に向かって歩きながら「彼らと一緒に仕事がしたいな。」って強く思ったことを覚えています。パッションに惹かれたのかな。あと、平田さんとの共通の知り合いに相談した時に「FLUXが一番向いてるんじゃない?」と背中を押されたこともFLUXへの入社を決めた理由の一つです。

ーーなぜ「FLUXが向いている」と言われたのでしょうか?

朝日新聞社にいたときから、周りからは「あんまり朝日新聞っぽくないよね」と言われることが多かったかな。メインストリームではなかったかな。どちらかというとアウトサイダー的な。そんなタイプの人間だったので、「あの会社はみんな若いしハングリーだよ」という評判を聞くこともあったFLUXのようなスタートアップの環境のほうが合っているように見えたのかもしれませんね。

想像を超えたスピード感と柔軟性

ーー柳田さん自身のFLUXでの業務について教えていただけますか?

基本的にはパブリッシャーと向き合う仕事をしています。FLUXをご利用いただいているお客様のサポートをすることもあれば、まだFLUXをお使いいただいていないパブリッシャーの方と商談をすることあります。

ーー入社前と入社後でFLUXへのイメージのギャップはありましたか?

特にギャップは無いですね。勢いのある会社だということは事前に知っていましたし、入社してみたらまさにその通りだなと。
強いて言えば、思っていた以上の加速度というか、スピード感は入社前のイメージを超えていました。半年で契約メディアの数が倍になりましたから。

あとは、FLUXの「変わることをおそれずに、常に今よりももっと合理的で良い状態にしていこうという姿勢と行動力」はとても好きなところですね。


ーーコロナ禍において業務体制にも見直しが必要になったかと思いますが、どのような影響がありましたか?

むしろ業務の効率化と生産性は向上しました。私の場合は、オンラインでの商談が可能になったことで移動時間を考慮せずにお客さんとのアポイントメントを入れられるようになりました。
今では1つの商談が終わったら、その瞬間別の商談が始まる、なんてことも当たり前になってきたので、お会いできるお客さんの数は圧倒的に増えました。オンラインなので提案資料もペーパーレスですし、商談ごとにかかっていた時間はかなり削減できるようになりました。
ただ、逆に生産性が上がりすぎたことと入社してすぐという気負いもあってか4〜5月頃に関しては少しオーバーワーク気味になったこともありました。今はペースもつかめ、限られた時間の中で生産性を上げていけるように取り組んでいます。

ーースタートアップならではと言いますか、スピード感のある対応ですね。状況に合わせて柔軟に対応していく。

そうですね。新しいツールもどんどん試して取り入れるし、本当に変化に柔軟に対応しているというか、そういうちょっとした意思決定にとにかく前向きな会社だと思います。今いるメンバーは、みんな合理的に仕事をしようとする意識が高くて、無駄だと思うことはできるだけやらない意志の強さを感じます。

柳田さんが考える「FLUXらしさ」とは

ーー柳田さんの仕事のモチベーションはどこから来るのでしょうか?

FLUXのお客様であるパブリッシャーのご担当者様の多くは、私がFLUXに入社する前からもともと知っている相手なので、彼らの仕事上で抱える課題や悩みは、昔自分が直面した課題や悩みなんですね。

自分もそれを乗り越えるために自分の力だけではなく、競合でもあるパブリッシャーの同業者の皆さんから惜しみなく与えられる知識や知見にすごく助けられました。今、自分が生業として、パブリッシャーの皆様を支える側にまわるということは、自分にとってとてもしっくりくるんです。もちろん、アドテク業界で急成長するスタートアップ企業に身を置くことはとても刺激的でもあります。

ーー柳田さんにとって、「仕事」とはどのような存在でしょうか?

昔の同僚には不満ばっかり言っているように見えたかもしれないですが、仕事は好きなんです。それこそ、明け方まで飲んで、そのまま仕事に戻って…みたいな”猛烈サラリーマン”を過ごしていた時期もあります。

ただ、10年前に結婚して子どもができた時に、仕事への考え方が大きく変わりました。長女が産まれた時に7ヶ月間の育児休暇を取得して専業主夫をやったこともとても良い経験でした。その後も育児や、育児を通じて広がる人間関係などからもたくさん影響を受けました。パラダイムシフトというとちょっと大げさかもしれませんが。私の価値観を大きく変えて、仕事だけではなくプライベートとの両輪で人生を豊かにしたいと考えるようになりました。

つれあいと一緒に取り組む育児や家庭のマネジメントを通して、特に「他者へのエンパシー(共感力)」が上がったように感じます。マネジメントに携わるときにエンパシーはとても重要な要素ですよね。


ーー最後の質問になりますが、FLUXにはどのような人材が向いていると思いますか?

変化やスピードに柔軟に対応できる人や、合理的・効率的に物事を考えて行動に移すことができる人は活躍する機会がたくさんあるかと思います。
あとは、やはりパブリッシャーやメディアがお客様なので、そういう相手への興味関心がなければモチベーションは続かないかもしれないです。パブリッシャーやメディアといったものに興味関心が高い人のほうがFLUXにはフィットできると思います。
逆にそこに関心が持てるのであれば異業種からの転職も大歓迎です。それまでアドテクに関わったことがなかったとしても、もしもFLUXに興味を持ってくださったら、まずはぜひ気軽にご連絡いただきたいですね。

この記事を通してもし少しでも興味を持ってくれる人がいたら、ぜひ話を聞きにきてください!

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