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創業メンバーに聞く、PIP-Makerが成長できた理由【インタビューvol.3】

現在、大手企業を中心に650社以上に導入されているPIP-Maker。今でこそ急拡大を続けていますが、創業時の苦労やPIP-Makerが作られたきっかけ、そして成長し続ける理由を語っていただきました!

加山(左):株式会社4COLORS 代表取締役
O(右):株式会社4COLORS テクニカルディレクター


代表の加山さんとテクニカルディレクターOさんに創業時の4COLORSやPIP-Makerができたきっかけなどを聞いていきたいと思います!4COLORSのスタートはどんな感じでしたか?​

〈加山〉
創業時は私が営業と企画、Oが開発という2人体制でスタートしました。当時からアバター技術に目をつけており、NYのあるベンチャー会社が''アバターがワンメッセージをしゃべる''サービスを販売していたため、それを独占契約して日本で販売したのがスタートです。ただ、アバターの品質が日本の文化と異なったため中々売れず、国内技術で日本のクオリティに改善して開発し直して販売をするようになりましたが、品質は改善しましたが今度は費用対効果が出なくて売れても解約になってしまったのです。

〈O〉
本当に売れなかったですね(笑)。そこからアバターに関連するサービスを作っては売ってを繰り返しましたが、なかなかヒットするものが作れませんでした。自分たちで作ったサービスが売れない、お客様の求めるものを作れていないという現実は本当に辛かったです。

〈加山〉
そうだね、今思い返しても辛かったね。自分たちは本当にいいサービスができたと思っていたので。ただ、当時から「人口が変わらないが世の中の情報量は増え続ける。“伝達市場はこれからも拡大する’’」と信じていたので、アバターサービスの開発を続けていきました。

試行錯誤を続ける中で、パワーポイントを講師(人)が説明しているのを見て「パワーポイントをアバターがしゃべったら面白いし効果が出るんじゃないか?」と思いつき、新たにサービスを作り始めました。それが今のPIP-Makerとなります。

〈O〉
加山からその話を聞いた時は確かに面白そうだと思いました。しかし、これまで作っても作ってもだめだった経験から不安の方が大きかったです。それでも、お客様に使ってもらえるサービスを作りたいという思いから寝る間を惜しんで開発し、プロト版から本番まで2週間で作り上げました。


たった1人で2週間、すごいスピードですね。

〈O〉
開発できるメンバーが私しかいないので頑張るしかないですよね(笑)。そもそも音声やアバター、動画といった複数の技術要素を組み合わせる必要があり、そこから使いやすいUI/UXを考えたり、インタラクティブ機能をつけたりと、自分のこれまでの経験をフル活用して何とか作り上げることができました。

〈加山〉
導入が決まった1社目はまだサービスが完成する前のデモ画面を見て決めてくれたので、間に合わせるようOにお願いして急いでもらったのを覚えています。非常に複雑な要素をうまく組み合わせ、サービスを作り出す姿はさすがという一言に尽きます。まさに“イノベーションが生まれた瞬間’’でした

その後も金融・不動産業界といったお客様への説明が必要なサービスを展開する会社からの問い合わせが多く、導入も徐々に決まっていきました。自分たちが作ったサービスをお客様に買ってもらえる喜びは今でも全く変わらず嬉しいですね。

〈O〉
本当にそうですね。自分が作ったものが使ってもらえている、評価されている状況は今でも嬉しく思います。



試行錯誤の連続によって世の中が求めているサービスを作ることができた。その結果、今のPIP-Makerがあるのですね!​

▼実際にPIP-Markerで作られた動画▼

PIP-Maker
Please click to play
https://www.pip-maker.com/?view=h6jr

〈加山〉
その後も徐々に導入社数が増えていったのですが、損保ジャパン様の導入から爆発的に会社が成長をしていくことになります。当時の損保ジャパン様は合併直後で、合併研修にPIP-Makerが活用され、約500本の動画が10万人規模の方に配信されました。

このころもまだ私とOの2名で全てを対応していたため、私が直接損保ジャパン様のオフィスへ行き、2,30名くらいの社員の前で使い方のレクチャーを行いました。レクチャーはこの1回のみでしたが、半年間で100本、2年間で500本の動画が作られました。

〈O〉
初期段階からシンプルかつダイナミックなUIを心がけていたからこそ、こちらからのサポートなしにあれだけの数の動画が作成されたのだと思います。マニュアルが無くても直観的に操作ができるかどうかという点を特に拘りました。私は元々海外に住んでいた期間が長かったため、海外寄りのビジネス感覚があったのだと思います。

〈加山〉
当時の日本のサービスには色々と詰め込んだ、1から10まで説明するようなサービスがほとんどでした。だからこそ、OのUIデザインはわかりやすく合理的だったので、お客様ご自身で次々と動画が作られていったのかなと思います。


日本のサービスでありながら、日本ぽくないという点もポイントだったのですね!

〈加山〉
現在は導入社数も600社を超え、作られた動画本数も10万本を超えるなど、価値あるサービスが提供できています。また、PIP-Markerは国内外の特許も取得しており、文字通り唯一無二のサービスへと成長しました。

〈O〉
多くの動画は0から作り上げていきますが、PIP-Markerは資料をそのまま動画化できる手軽さが最大の強みです。さらに、アバターや音声合成、3Dアニメーションで伝えたり、HTML動画にすることで軽くてインタラクティブな動画を誰でも簡単に作ることができます。

ただ動画を見るのではなく、動画内にクイズを盛り込んだり、目次から当該ページにジャンプしたり、自分の顔写真から営業アバターができたりと、''伝える''をより分かりやすく、手軽に行うための様々な機能を搭載しています。これからはAIを活用するなど、よりお客様の''伝える''のDX化を推進していけるように開発を続けていきます。

〈加山〉
お客様の【組織の教育習熟度の向上】【業務効率化のコスト削減】【営業支援による売上改善】、これを4COLORSでは3Valueと呼んで行動指針に盛り込んでいます。これから益々「どのように情報を伝えるか」ということが重要になっていく中、アバターが派遣社員ではないですが、人間の代わりに接客や応対をすることで労働者不足の改善にも繋がると考えています。''伝達市場のインフラ企業''となるべく、PIP-Makerのさらなる成長はもちろん、新たなプロダクト開発も行っていきたいと思います。


作ったサービスが売れなくても諦めずに試行錯誤を続けて​きたからこそ、
お客様の求めるサービスを作ることができたのだと思いました。​
創業時からの貴重なお話をありがとうございました!
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