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自分の”やりたい”を実現する。入社半年で新しいチームを立ち上げ、武内製薬で目指すモノとは【SNS広報室 室長・小林拓哉インタビュー】

10月より武内製薬の新たなチームとして「SNS広報室」が立ち上がりました。室長を務めるのは、これまでもPR広報の領域で活躍してきた小林。入社わずか半年で新チームの立ち上げを任された彼のこれまでの道のりと、今後の展望を聞きました。

プロフィール
小林 拓哉 SNS広報室 室長
2023年3月に武内製薬へジョイン。EC事業部にて主に自社商品のSNS運用を担当。
10月から新たにSNS広報室を立ち上げ、室長として会社全体の広報やSNS運用を担う。

「現在の自分の軸となった、PR広報との出会い」

ー武内製薬に入社される前はどういったお仕事をされていたのですか?

飲食店を経営する企業に入社し、主に担当店舗のSNS運用を中心としたリリースの作成や取材対応、メディアリレーションの構築など、メディアと消費者を両軸に置いた業務を担当していました。
ですがその後、新型コロナウイルスの流行により飲食業界全体のボリュームゾーンが下がってしまったことと、僕自身がやりたいと思っていたテレビ取材の獲得や、商品開発、販促PRなども全て経験できて、学ぶことはすべて吸収できたかなと感じたタイミングだったこともあり、PRの幅を広げるためにも次のステップへ進むことを決めました。

僕は元々ファッションが好きなんですが、ファッション業界のPR担当の方って世の中に結構多くて、飲食業界も結構たくさんいる印象がありました。逆にSDGsやサスティナブルの領域でのPRの方というのはあまり耳にしなかったので、その領域に挑戦してみようと思い林業系の企業に転職したんです。
その企業は建築資材販売が主な業務で、森林環境譲与税を使って公共施設を木造建築に建て替える提案や、子育て施設にもっと木材を使ってもらうための販促を行っていました。PRと言ってもメディアに対するアプローチだけではなく、顕在顧客への販促など幅広く経験させてもらっていました。

ー1社目からPR担当としてご活躍されていたんですね。小林さんがPRの仕事を選んだきっかけを教えていただけますか。

大学3年生の頃、何社かインターンに参加したんですが、グループディスカッションを何人かのチームで行うという内容が多かったんです。一週間同じメンバーで議論を重ねて、同じメンバーと飲みに行って、また同じメンバーに会って・・・というのを繰り返した時に「自分は一般企業に就職して同じ仲間とずっと一緒に仕事するのは向いていないな」と。(笑)
それと同時に、もう少し自分のことを知ろうと思ったんです。それから大学を休学して、自転車で日本一周したり、色々なことに挑戦していた中で、たまたま僕の周りにいる大人にPRや広報を仕事にしている人が多くて。最初、僕にはそういう仕事は向いてないと思ってたんですが、徐々にやってみたいという気持ちが強くなったんです。

その時にPRをやってみたいと伝えた人が所属していた会社に入社したのが最初だったんですが、その方が僕と入れ替わりで退職されることになって。しかもそのタイミングで結構大きなイベントがあったので、教わる先輩もいないのにプレスリリースや取材対応などを一人でやらなきゃいけないってなった時は結構焦りましたね。
基本的な部分はマニュアルに沿って進められたんですが、取材対応はその場面ごとに対応が変わってマニュアル通りに進まないことも多いので、右も左も分からない状態でもとにかく死ぬ気で頑張って、なんとか乗り切りました。すごく大変でしたが、その時に業務は一通り学ぶことができたので結果的に良かったなと思います。

ー小林さんが感じていたPR広報の楽しさ、やりがいを教えていただけますか。

飲食店の時は、リリースを書いてテレビ取材を取れたことが一番大きくて、それが僕自身の成功体験に繋がったと思います。店舗自体もともと話題性があって取材されやすいというのもあったんですが、テレビ局の取材を同時に2件獲得できて、その勢いのまま店舗の売上がものすごく伸びた時はやりがいを感じましたね。

2社目の林業系の企業はPR広報で入社したものの、営業や納品、発注、デザインも書いて・・・と結構幅広く担当していました。もちろんメインの業務はWEB上での販促でしたが、現場に出向くことも多かったので、子育て施設に商品を納品したり、お子さんたちが実際におもちゃを使っている姿や笑顔を見れたときが、やっていてよかったと思える瞬間でした。それまではネット上での反応や口コミでしか消費者の反応を得られなかったのに対して、そこでは直接人から感謝や嬉しいという気持ちを伝えてもらえたので、やりがいとして大きかったです。

「とにかく自分の感情と感覚に素直に従って動いた」

ーそのようなやりがいを感じていた環境から転職を考えたきっかけを教えてください。

当時、自分の中で「あと3年で30歳になる」というのがすごく大きくて、3年という長い先を見据えて目標や実現したいことを考えた時に、東京で働くということだけまだ自分の中で実現できていなかったんです。
僕は生まれも育ちもずっと関西だったのですが、1社目の研修期間中に3ヶ月間だけ東京に住んでいたことがあって。これはあくまでも僕の体感なんですが、東京は全てにおいてすごくスピードが早い感覚があって、大阪に戻ってくるとスピードが遅く感じていたんです。その体験がずっと忘れられなくて、純粋に今のうちに東京に行きたいなという感情を持っていたので、その感情通りに動いたというのが正直なところです。

そこから実際に上京して、最初の頃はフリーランスでやっていこうと思っていました。実際フリーランスでもある程度の収入は得られたのですが、俯瞰して自分の事を見た時に、フリーランスはその社会の隙間から仕事を取ってきているイメージが僕の中で漠然とあったんです。誰かが開けた風穴の隙間で仕事しているというか。案件数は多く稼げても、社会/業界に与えるインパクトには限界があるなと。自分一人の力では社会に風穴を開けられないなと感じて、もう少し自分の市場価値を伸ばそうと思い、フリーランスではなく企業に就職することを決めて転職活動を始めました。

転職活動を行うにあたり最初から一貫して、自分がその会社に身を置いたときに成長できるか、そしてそれを実感できるかという軸を大事にしていました。また、当時は一旦SNSやPRから離れたいという気持ちがあったので、建築デザインや空間デザイン、WEBコンサルなどをやりたいことの軸にして、前職とは全く違う業界を見ていました。

ですが、空間デザインの会社での最終面接で「今までずっとSNS・PR・広報の3つをやり続けてきたけど新しいことに挑戦したい」と話した時に、代表の方から「10年間同じことを続けた人が一人前になれる」という言葉を頂いたんです。それを聞いて、たしかにSNSやPR広報をやり切った感覚はあるけど、そうじゃないかもしれないという感覚も正直あるなと感じて。そこでもう一度考え直した時に、やっぱり自分の中でSNS・PR・広報の3つの軸は持ち続けようと思ったので、そこからやりたいことの軸を変えて転職活動を続けました。

「あえてゴールが分かりにくい環境で成長過程を楽しみたい」

ー数ある企業の中から武内製薬を選んだ決め手は何だったのでしょうか?

武内製薬は軸を変える前から見ていた企業のひとつだったので、最初はECモール運用のポジションに興味を持って応募していたんです。でも選考の中でEC事業部部長であり、今では目標としている鈴木さんに「君は広報に向いている」と言われて、広報ポジションでの面接に切り替わって。二次面接もランチ面談も終わって「もう内定だろう」みたいな雰囲気だったんですが・・・結果不採用だったんですよね。(笑)

その時はすでに他の企業から内定を頂いていて、不採用ということに対してはあまりダメージがなかったんですが、代表の小倉さんや取締役の塚越さんとの面談を通して「この企業ならもっと成長できそう」と、漠然と感じていたんです。直感ですよね。
というのも、内定を頂いていた企業では、 僕自身が得意としている論理的思考をもっと伸ばせるとか、今までやったことがない違う業界のSNSコンサルができるとか、進んでいくレールを明確に言語化できて。だけど個人的には、言語化される成長過程にはあまり魅力を感じなかったんです。そのレールに沿った成長をしていくと、最終的なゴールも見えてしまうじゃないですか。最初からゴールが分かっていることをするのが苦手なんですよね。
なので一番ゴールが分かりづらそうな、どんな成長過程を経験できるかを楽しみたいと思っていたし、それを実現できるのは武内製薬だと思っていたので、やっぱりここで働きたいと思ったんです。

その後、頂いた内定はすべて辞退して、代表の小倉さんに電話で自分の意思を伝えました。そしたら、広報じゃなくてEC事業部のSNSチームだったら、ということで再度面接の機会をもらって採用していただいたというのが僕が入社するまでの経緯になります。

ーまさかそんなストーリーがあったとは…!入社されてから半年ほど経ちますが、実際に成長したと実感できている部分はありますか?

前職までは基本的に一人でPRや広報をやることが多く、メンバーと仕事をする機会がほぼなかったので、最初はメンバーとのコミュニケーションが課題になりそうだなと感じていました。今までは自分主導で、自分で責任を持って仕事をこなすみたいな場面が多かっただけに、例えばSNS運用だったら運用自体はメンバーに任せて自分は数字を見て指示を出すみたいな経験がなかったんですよね。
ですが武内製薬に入ってからはあまり自分では手を動かさずに俯瞰する立場になったので、自分が指示をしてメンバーに実行してもらうとか、その辺に関してのコミュニケーションの取り方はすごく成長できたかなと感じています。

「消費者・メディアと関係を構築し、各事業部に貢献できるチームへ」

ー10月から新たに立ち上がったSNS広報室で室長を務める小林さんですが、現在は具体的にどのような業務を担当されていますか?

SNS広報室は、 ざっくり言うと元々あったSNSチームに外部広報の機能が追加された組織です。僕自身はSNS運用のサポートを全ブランドで行いながら、外部広報業務でもあるリリースの作成や配信、メディアリレーションズや各事業部でのメディア露出ができるような企画を立案・実行までを主な業務として行っています。広報機能についてはまだ立ち上がったばかりで体制的には整っていない部分もありますが、その中でリリースの改善であったり企画立案実行などを並行して行うことで、スピード感を持って業務に取り組んでいます。

ーSNS広報室としてのミッションと今後の展望を教えてください。

立ち上げた時から会社のM&Vに沿って決めたミッションがあって「武内製薬と消費者とメディアとの関係を構築、自走、継続する。」このミッションに沿って日々取り組んでいます。商品を購入してくれる消費者とはSNSで関係を作り、メディアとはリレーションズを通じて関係を構築する。それを自分たちで行うことができ、継続することができる組織でありたいと思っています。僕が考えたんですけど、我ながら良いミッションだなと思っています。(笑)

SNS広報室としての展望はやっぱり各事業部に貢献することだと思っていて、基盤となる自社ブランドや卸事業部、OEM事業部の売上貢献やリード獲得の貢献など。何かに特化して取り組むのではなく「全てを一つの情報源」として活用してSNSとメディア露出の2つの機能面から貢献したいと思っていて、それを実現できる体制にはして頂いたと思っているのでそこの期待に答えられるようにこれから頑張っていきたいです。

ー最後に求職者の方へメッセージをお願いします。

武内製薬は基本的にロジックがしっかりしていれば意見が通る、というところがひとつ大きな魅力だと思っています。ベンチャー企業と言っても、なんでもかんでも突拍子のない意見が通るわけではなく、そういった部分は役員や管理職のみなさんがしっかり管理してくれているので、もちろん意見は聞いてくれるけど筋が通っていなければちゃんと却下されます。だけどその時に、なぜ筋が通っていないと感じるのかとか、ここを改善したら?とか、フィードバックをしっかりとくれる環境です。
ベンチャー企業だから裁量権があるというよりは、きちんと理に適った案を出せばそれが通りやすく、結果自分のやりたいことが出来るという企業なので、そういった意味での裁量の大きさを求めている方にはぴったりだと思います。

SNS広報に絞って求める人物像をお話しすると、SNS広報は答えがないものなので、柔軟性を持ちつつ自分の意見もしっかり人に伝えられるというスキルがすごく大事になってくると思います。
例えばSNSを伸ばすためには、その人のセンスが若干影響してくることが多くて。ここで言うセンスは、可愛いとかではなく感覚値的な部分のことを指していて、例えば「自分は今までこういう化粧品を使ってたからこんな感覚がある」とか「このブランドの化粧品からあのブランドに変えた時、なぜ変えたのか」といった消費者目線の経験を持っていたり。そういう感覚のセンスが問われるところなんですが、それを一概には評価することができないんですよね。なのでその多様性や柔軟性を持ちながらも、他者の意見を聞けた上で、自分の意見もしっかり言える人がいいなと思います。少しでも武内製薬に興味を持ってくださった方は、ぜひ一度カジュアルな場でお話ししましょう。


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