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地元静岡にUターン転職。現場経験を生かして「製造に優しい設計図」にこだわる設計士

こんにちは!ナカガワFMTです。

今回は、ナカガワFMTで製造3年、機械設計8年のキャリアを持つ山内さんにインタビューを行いました。製造現場の経験があるからこそできる設計士としてのこだわりをご紹介します。

山内 聡

静岡県静岡市出身、焼津市在住。

工業高校の機械科を卒業後、印刷会社でオペレーターとして勤務。その後、自動車関連会社におけるワイヤーハーネス設計業務等を経て、2010年7月にナカガワFMTへUターン転職。

趣味はソフトバレー。仕事終わりに週3日のペースで約10年続けている。

└山内さんが、ナカガワFMTに入社したきっかけを教えてください

以前は宇都宮で自動車関連の会社に勤務していましたが、家庭の事情で実家のある焼津市にUターンしました。就職先を探している際、父がナカガワFMTの元工場長と知り合いで、今の職場を紹介されました。家族の紹介で入社するのはあまり乗り気ではありませんでしたが、面接で話を聞くうちに仕事内容に興味を持ち、ナカガワFMTにお世話になることを決めました。


└入社後の配属先を教えてください

まず、製造(機械組立加工)に配属になりました。現場で機械を製造することは「手に職をつける」感じが魅力でした。食品機械の製造は未経験でしたが、工業高校時代に学んだ専門用語や実技のおかげで、現場でも抵抗なく業務を行うことができました。たとえば、旋盤(せんばん)をはじめとする工作機械の扱い方を体が覚えていたことは嬉しい驚きでしたね。

実際の業務は先輩に教わりながら一つずつ覚えていくことができました。溶接なども行うようになって、自分の手で機械を作り上げていく工程にやりがいを感じていました。


└機械設計に異動されたきっかけを教えてください

設計部に欠員が出たからです。設計部にいた仲のいい先輩が病気で亡くなるというショッキングな出来事がありました…。入社から3年経って仕事にもだいぶ慣れてきた頃だったので、本当は製造を続けていきたい気持ちもありました。しかし、その先輩が生前に自分を推薦してくれたことを知り、設計に異動することを決意しました。


└現在の業務内容を教えてください

創業当初から続けている、蒲鉾や伊達巻、はんぺんなどの水産加工品の製造機械の設計を担当しています。それに加えて最近は省人化を目的とした自動搬送機械の需要が多く、調理加工後の食品を容器に詰めるところから出荷までを行う搬送装置の設計業務が増えてきています。

設計した機械が完成すると、仕事としては一段落してホッとする部分もありますが、まだ気が抜けません。納品前の試運転、納品先でのテスト生産、本生産とまだまだ続きます。自社で試運転を行うときは、うまくいくかどうか毎回期待と不安が入り混じった気持ちになります。試運転は納品前の最終確認をする大切なステップなので、この期間が充分に確保できないと大変ですね。納期に間に合わなければ、現地で試運転や調整を行うしかありません。場合によっては、製造技術メンバーと一緒に設計士も現地に出向きます。

設計の仕事は図面を描いて終わりではなく、納品までの製造工程を見守り、関わることができるのが醍醐味です。今でも製造現場が好きで戻りたくなることもありますけどね(笑)


└仕事のこだわりや大事にしていることは何ですか?

製造時の作りやすさを意識して設計することです。これは、製造現場を経験した自分の強みであり、こだわりです。通常は、設計図が完成してから製造フェーズで図面を微修正していくことがほとんどですが、今の製造メンバーは以前一緒に仕事をしていた仲間たちなので、図面を描く段階で「ここをこういう風にしてもいい?」と事前に相談したり、意見をもらうこともあります。

もちろんコストを抑えることと、お客様のニーズに応えることは大切ですね。この二つの両立は難しいことも多いですが、会社として求められていることだと思います。


└仕事のどんなところにやりがいを感じていますか?

一番はやはり機械が完成した時ですね。機械にもよりますが、製造期間は3~4ヶ月くらいかかるので、それぞれの機械に責任感と愛着が沸きます。

完成といっても色々な段階がありますが、商品のテスト生産後、現地で本生産が無事に完了した時は、安堵と達成感を感じます。直接現地に行けない場合は立ち会った製造メンバーから報告を受けるのですが、問題がある場合はすぐに図面の修正が必要になるので緊張の瞬間です。

作り上げた機械に対してお客様から「いいね」の一言をいただけると励みになります。


└ナカガワFMTの雰囲気を教えてください

みなさん仕事を親身に教えてくれます。最低限の礼儀はありますが、上下関係は厳しくありません。

数年前まで、お昼休みにみんなで外を散歩する習慣がありました。私も何度か参加してみたのですが、思ったより体力的にキツかったです。数年前に定年退職した人が始めたのですが、その人は20歳ぐらい年上なのに体力があるんだなと驚きました。

社員同士の交流は、休憩時間や飲み会が主です。最近はコロナ禍で飲み会はできていないですが、お互い誘い合って飲みに行くようなフランクな雰囲気です。


└これからの希望と展望をお聞かせください

本当の意味で独り立ちしたいと思っています。今はまだ先輩方の既存の図面を元にアレンジしているだけという感覚なので、ゼロから自分で設計できるようになることが理想です。

設計も8年目となりだいぶ慣れてきたので、新しいジャンルの機械づくりにも積極的にチャレンジしていきたいです。


└最後に、入社をご検討される方へのメッセージをお願いします!

機械設計は、未経験でもやる気があればできる仕事だと思います。自分には無理だろうと諦めず、興味があればチャレンジしてほしいです。私も含めてみんなでフォローするので安心して飛び込んできてください。

株式会社ナカガワFMTでは一緒に働く仲間を募集しています
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