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【ディレクターインタビュー】英語学習書籍100タイトル以上が使い放題!サブスクサービス「booco Plus」誕生ヒストリー

こんにちは! 2021年の10月からアルクインターンに参加している泉です!

アルクが2022年8月に開始した「booco Plus(ブーコプラス)」は、アルクの英語学習書籍100タイトル以上が使い放題で、TOEIC(R)対策や語彙習得に特化した学習機能も備えたサブスクリプションサービスです。

いったいどのような経緯で誕生したのか、開発に携わったディレクターの加藤愛美さんにインタビューしました。

booco Plusの開発秘話から、アルクでプロダクト開発する魅力についてまで、詳しく語っていただいたので、ぜひご覧ください!

何が画期的?「booco Plus」の魅力とは?

「英語の勉強を、もっと便利にする」をスローガンに、2020年4月にリリースされた英語学習アプリ「booco(ブーコ)」。

アルクの語学学習書籍の音声を提供するとともに、アプリ内で購入した書籍については「読んで」「聞いて」クイズ機能で「学習する」ことが可能となっています。

この「booco」をさらに自由に、思い切り使っていただくために生まれたのが、1カ月使い放題のサブスクリプションサービス「booco Plus」です。

アルクの出版した書籍100タイトル以上が読み放題・聞き放題となり、TOEIC対策や語彙習得に特化した学習機能も追加されました。

「TOEICのベストセラー書籍数冊を使って、Part 2だけを強化する」

「ビジネス英語の書籍数冊から必要なシーンを選んで特訓する」

といった使い方もできるので、自分の目的やレベルに合わせて学習プランを組むことが可能です。

出版社ならではの豊富なコンテンツを、スマートフォン1台で自由に利用できる「booco Plus」。どのような人が、どんな風に開発したのでしょう?

英語学習アプリbooco(ブーコ)
英語の勉強に使う本をすぐに見つけて、いつでも持ち歩ける。「booco」は、普段の勉強がもっと便利になるアプリです。
https://www.booco.jp/

「幅広いユーザーに届けたい」アプリゆえの難しさ   ~booco Plusの開発秘話~

ーー加藤さんがディレクターを務めたbooco Plusの開発のきっかけを教えてください!

母体となるアプリ、boocoは2020年4月にリリースされたのですが、そこから改善や新機能の開発を積み重ね、学習機能も徐々に充実してきました。

そこで、アプリならではの学習機能やコンテンツを展開していくために、サブスクリプションビジネスを立ち上げることになりました。

ーー加藤さんはアプリのディレクションを担当するのが初めてだったそうですね

そうです。サブスクの立ち上げの際は、開発の進行管理だけでなく、価格決めや全体のサービス設計など上流工程から関わることができたので、大変な面もありましたが、良い経験となりました。

チームメンバーと協力しながら、boocoのサイトのリニューアルやプレスリリース配信を行ったり、カスタマーサポートチームと連携して問い合わせの対応マニュアルを整備し、FAQサイトを立ち上げたりもしました。

新しいことに幅広くチャレンジすることができたので、経験や学びにつながったと思います。

ーー開発の中で一番大変だったこととは何ですか

UI・UXの設計です。

boocoユーザーの年齢層は幅広く、利用目的はさまざまです。

例えば、紙書籍を購入して音声を聞くために利用している方の場合、特定の書籍のみで学習することが多い傾向があります。

そのため、すぐに目的の書籍に辿り着く導線や、前回の続きから音声を再生できるようにするといった工夫が必要です。

一方で、アプリだけで学習を進めたい方に対しては、問題を解く機能を中心とした画面設計や、モチベーションを維持できるように学習時間や正答率を振り返れるような仕組みを導入しました。

さらに、一口に「英語学習」と言っても、TOEICや英検、単語、文法など幅広い学習ジャンルがあり、どのジャンルにフォーカスするのかもユーザーごとに異なります。

ユーザーの目的によって学習スタイルや使用する機能も異なるため、どのユーザーにとっても使いやすいUIやUXを設計することがとても大変でした。

ーー実際にUI・UXの設計はどのように進めましたか

まずは現在どのようなユーザーが利用しているかを把握するために、英語学習の目的や学習スタイルに関するアンケートを実施しました。

boocoを利用するユーザーの年齢層は10代〜60代と幅広いですが、アンケートの結果を見ると、社会人と学生では英語学習の目的や学習スタイルが大きく異なることが分かりました。

そこで初期リリースではペルソナ(サービスの典型的なユーザー像)を社会人と学生に絞り、ユーザーストーリーマップ(エンドユーザーに何を提供するのか、そしてその目的は何かを簡潔に書いて時系列に、優先順位順に配置したもの)を作成しました。

チームメンバー間でペルソナとユーザーストーリーの認識をそろえることで、プロダクトの方向性やゴールが見え、プロジェクトの進行もよりスムーズになりました。

ーー今後のbooco Plusの展望を教えてください

booco Plusはまだ始まったばかりで、改善や機能拡充をどんどん行っていきたいと考えています。

加えて、時代やユーザーの目的に沿った学習環境も提供していきたいと思っています。

もちろん、英語だけでなく、マルチリンガルでも。「語学」はコミュニケーションツールの一つに過ぎません。

語学学習を通じてユーザーの夢やゴールが達成できるようなサービスを目指していきたいです。

アルクだからできる、語学教育のノウハウを生かした企画開発の面白さ

ーー最後に、アルクでプロダクト開発をする魅力を教えてください

アルクは自社で語学教材を企画・制作してきているため、語学教育のノウハウをたくさん蓄積しています。

教材コンテンツを創出する編集部と連携しながら企画や開発をすることもできるので、より効果的な学習法や教材コンテンツをユーザーに届けられます。

私も英語学習が好きなので、ユーザーにどんな学習体験を届けたら目標が達成できるか?「より効率的に学習効果を上げるためにはどうしたら良いか?」など、アルクのノウハウと合わせて考えながらサービスづくりができるのが楽しいです。

自分自身の英語学習経験を企画や設計に反映させ、実際にユーザーに利用していただけることがやりがいにつながっています。

いかがだったでしょうか?

今回はサブスクリプションサービス「booco Plus」について、ディレクターの加藤愛美さんにインタビューし、開発秘話やサービス作りの面白さについて語ってもらいました。

語学教育のノウハウを持つアルクだからこそできるアプリの開発環境が、とても魅力的だと感じました。

この記事を読んでアルクのディレクター職に興味を持った方は、ぜひ以下までご応募ください。お待ちしています!

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