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サイバーエージェント出身の山崎が、スタートアップに夢中になる理由とは。

マーケティング支援を行うREHATCH株式会社で、COOの山崎のインタビューを実施しました。

もともと大手広告代理店出身の山崎がスタートアップを立ち上げ、「どんな風に仕事を捉えているのか」「大手とスタートアップの違いは何か」を語っています。ぜひご覧ください!

■ サイバーエージェントで身につけたスキルと、スタートアップで活きたスキル


サイバーエージェントでは、インターネット広告事業本部でアカウントプランナーとして勤務していました。お客様と日々コミュニケーションをとり、予算の内訳のご提案などもしていますが、広告運用そのものは、社内の広告運用コンサルタントの人たちに依頼をします。

でも、「広告運用コンサルタントに依頼して広告を運用していく」という方法では、お客様のニーズにスピーディに応えることは難しくて。サイバーって大手企業なので、お客様からニーズをいただいて、社内調整して運用コンサルタントに依頼し、実際に運用がスタートされるまで、最短でも1週間くらいかかります。

僕自身、アカウントプランナーという立場でありながら、広告運用コンサルタントと同じくらい広告運用のことも知っていたので、担当のお客様の運用も、自分でやらせてもらっていました。スピーディにお客様のニーズに応えられるという点で、広告運用を自分でもできることは、他のアカウントプランナーにはない強みだったと思います。

自分で広告運用できることで、ニーズに素早く応えられるだけではなく、レポーティングという、広告運用の振り返りの打ち合わせの際にも質の高いフィードバックをできていたように思います。「自分で広告運用をやる」ということはかなりこだわってやってたんですが、社内でも他のプランナーから相談を受けたり、そういうブランディングはできてたんじゃないかなと思います。

今のは専門的なスキルの話ですが、ポータブルスキルで言うと、「構造化する力」「動機付けする力」が磨かれたと思います。

広告運用って、ステークホルダーがめちゃくちゃ多いんですよ。自分の頭の中にあるゴールを達成するには、事象を構造化し、抜け漏れなく・ダブりなく、つまりMECEに考えて戦略を練り、それぞれの課題に対してあらゆるステークホルダーを巻き込んでいく必要があります。

実際にサイバーでも「MECEに考えろ」って言われたし、仕事を進めていく上で、どうやって周りの人に動いてもらうか?ということをかなり意識していたので、その結果、この力が磨かれたんだと思います。今、REHATCHでは、広告運用のスキルはもちろん、ポータブルスキルも、特に構造化する力はかなり活きているなと感じます。

REHATCHはいわゆるスタートアップなので、いろんなことがパラレルに遂行されていくため、様々な課題や取り組みを、MECEに捉えて動く、という形で発揮されています。

■ 同じ「広告運用」でも、視座が違う。


REHATCHも、メインの事業はマーケティングを手法とした顧客の課題解決ですが、サイバーエージェントとは全然違うなと感じます。(REHATCHの創業ストーリーはこちら!!)

違いは大きく2つ。

サイバーでは、お客様が比較的大手企業。そして、やるのはインターネット広告運用のみです。

大手企業のお客様が多いので、既にユーザー獲得に成功しているサービスだったり、もう伸びてはいるが、より伸ばしたいサービスのご相談が多いんです。

また、お客様の広告に対してどんな効果があったか?

どんな運用方法だったら効果が出るのか?

という限られた範囲でのご提案がほとんどです。

一方REHATCHでは、スタートアップや中小企業のお客様が多く、お客様に選ばれ続けるには、売上までちゃんと貢献できないといけません。一番お客様の売上伸長に効果があった施策はどれか?というフィードバックを、データ分析を通して根拠をもってお伝えできる。

これはREHATCHならではだなと思います。正直、サイバーでは「どうやったら広告予算をいただけるか」という考えがあったのですが、REHATCHでお客様と対峙する中で、「どうしたらお客様の事業成長に寄与できるか」という考え方になりました。

一段視座が上がったと感じます。

そして、社内メンバーも元経営コンサルや元人事ということで、それぞれが僕とは異なる視座・視点で物事を捉えているので、多角的な視点でのお客様へのご提案に繋がっています。そういう意味では、サイバーに負けない提案力を持っているなと自負しています。

■ REHATCHならではの手作り感がある


サイバーにいた時は、目標達成の意識を個々が強く持ちながらもチーム感が強いのが楽しくて。チームサイバーでお客様の期待に応える、できないことはできるまでやる、分からないことも分かるまで聞く、ということが徹底されているのがサイバーエージェントだったと思います。REHATCHでもそれは似ています。

ありがたいことに、お客様からのお問い合わせが増えてきているので、いろんな人との協働の上で、業務を進めています。そういう、いわゆる「働く環境」は似てるなと思いますが、仕事を楽しんでるポイントは異なります。

サイバーにいた時は、プランナーという立場の範囲で働いていたけど、REHATCHでは職種の枠を超えていろんなことをできるのが楽しいです。例えばREHATCHでは、メインのコンサルタント事業とは別にプロダクト開発も行っています。

Dashboard ONEという、マーケティングデータ分析ツールです。一部、導入いただいているお客様もいて、実際に使っていただいている声を、開発にダイレクトに反映できる。これは今のREHATCHだからこそ味わえる手作り感だと思います。

特に、CSというポジションは、お客様に一番近い立場なので、プロダクト開発に一番フィードバックできるポジションだと思います。社内のメンバーやお客様と一緒に、課題を抽出して、一つ一つ解決していく・・そういうサービスを作るサイクルを、特等席とも言える立場で楽しんでいます。

そして、お客様にスタートアップや中小企業が多いからこそ、お客様の事業成長の一助になった!という実感を得やすいのも、面白みだと思います。あとは、目標達成のお祭り化に挑戦してます。

具体的には、OKRというフレームワークを活用しようとしているのですが、どうやって進めたらREHATCHで活用されるのか、とか、具体的な活用シーンをイメージしながら調整しています。

また、REHATCHはまだまだ立ち上げフェーズなので、自分たちでビジョンやミッションを作り込んでいる段階です。もちろん、今も実現したい世界観ややりたいことはあるのですが、我々が何者で、何を旗に掲げていくのか?を深く理解しているところです。

僕自身も作り込みのところもやってますが、そこで理解したものを、どうしたらメンバーに浸透するか?

っていう部分もやっていて、ここで「動機付けする力」が活かされていると感じます。動機付けでいくと、今は全メンバーがフルリモートで、テキストコミュニケーションが増えて感情とかが伝わりにくくなってるなと思うので、毎週それぞれのメンバーへの感謝をあえて言葉にして振り返りをしてます。

こういう、小さなことの積み重ねから、REHATCHという組織の風土を作っていきたいと思ってます。

■ サイバーエージェントにいた自分と今の自分

僕が新卒でサイバーエージェントに入社して2、3年経つ頃に、新しくできることが増えていく成長実感がなくて、業務量はたくさんあるけど、ただそれをひたすら「こなす」になっちゃって。マンネリ化してしまっていました。

でも今は、サイバーで磨いた、広告運用のスキルとポータブルスキル。その両方を活かしながら、毎日学びや楽しさを感じています。学生の頃から、ゼロイチで何かを作ることや、新しいことを経験するのは好きなタイプでしたが、いつか自分で事業をやりたいと思っていたので、まさに今その挑戦をしているところです。

REHATCHのCSとしてやっていることは広告運用やマーケティング施策のディレクションですが、その先に見ているのは顧客の事業成長であって、実現したい世界観や、直近のところでいうとプロダクトもあるので、ただ広告運用をしてるつもりはありません。お客様の事業成長と、自社の事業成長の両方を見据えた視座で仕事をしています。また、組織そのものを作る、ということにも挑戦しています。

組織作りも、仕組みを作るというより、カルチャー・社風を自分たちの手で生み出しているので、既に作られた「社風」があるところに入るのとでは全然違うなと思います。最高の仲間と一緒に、こんなにワクワクする挑戦をたくさんできて、この楽しさを知ると、もう前には戻れないですね。(笑)

今、かなり仕事を面白がれているので、このまま突き抜けていきたいし、自分たちで作ったREHATCHという組織を、これからも育てていきたいですね。

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