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「個々が持つ能力を最大限に発揮して欲しい」徹底的に情報格差を排除し、組織の価値観をフルオープンにするCCS

メビウス製薬の価値観や社内ルール等が詳細にかかれている”CCS(Corporate Culture Standard)”。今回は代表の小野に、なぜCCSの作成を始めたのか、CCSがどう経営と結びついているのか等、CCSの概要から作成背景、理想の組織像まで聞いてみました。

社歴が長い人と短い人との間にあった”知識の差”。そのギャップを埋めるために作った。

━━では最初に、CCSがどういった資料なのかを教えていただけますか?

CCSとは”Corporate Culture Standard”の略で、仕事の判断基準を明確にして、個々の考え方や行動を統一することで、会社としての方向性を揃えることを目的としたものであり、メンバーの競争力を向上させ、より良い文化を作るためのツールです。

その内容は経営理念から始まり、事業内容・組織・社内の様々なルール・企業内の様々なデータといった多様な内容で構成されており、冊子として全社員に配布されています。

事業モデル、競争優位性、市場規模やポジショニング、マーケティングや商品開発の方針といった事業の深い内容もあれば、人事制度の成果基準や報酬既定といったところまで、会社のあらゆる公開情報/非公開情報を言語化して掲載していることが特徴です。



━━なるほど。そもそもなぜCCSを作ろうと思ったんでしょうか?きっかけを教えていただけますか?

一番の理由は、社歴の長い人と浅い人との間に”知識の差”が生じていたためで、そのギャップを埋めるためにCCSを作成しました。

私たちのようなベンチャー企業では、毎月のように新しいメンバーが入社してきます。その度に会社の様々なことを説明していくわけですが、入社タイミングによって知っていることがだんだんまばらになっていって。暗黙知ではないですが、ある事柄について、知ってる人は知ってる、知らない人は知らないといった知識の差が出てきてしまったんですね。

その知識の差が、なんとなく会社に会社に適合する・しないにつながりやすい、言い換えると活躍の差につながってしまうことに問題意識を持ち、CCSを作成をすることにしました。

能力はあるのに知っているか知らないかだけで、うまく会社で活躍出来ないというのはおかしいですよね。入社前からできるだけ組織の情報を公開し、各々が持っている情報量を揃えていくことで、入社の長短による情報格差をなくし、個々が持っている能力を最大限に発揮できるような環境に出来ればと思っています。



社員が自ら会社の価値観やルールを変え、深く浸透するサイクルが回るようになった。

━━CCSはどのように運用しているのでしょうか?

CCSの歴史はまだ浅く、2019年9月に初稿を発表しました。作り始めの時点で完璧なものを目指すのではなく、繰り返し改善をして良いものに仕上げてくことを前提にプロジェクトを立ち上げており、現在四半期ごとに改訂が進められています。

実は、私は直接改訂には関わっておらず、立候補した社内のメンバー3〜5名のチームによって運用されているんですね。チームメンバーが自ら判断して、その時々の会社の成長やステージ、時代の変化にあわせた内容へと改訂し、その内容を社内に共有・浸透させる、という流れになっています。

例えば、私は入社2年目のメンバーとともに、あるプロジェクトを進めていたのですが、そこで話した内容が、私が指示するのではなくメンバーの判断で次の改訂でCCSに追加されていたり、最近では新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、感染対策やZoomの使い方も追加されたりと、タイムリーにCCSが改訂されていっています。

1人1人のメンバーが「組織をより良くしたい」「新しい仲間に不便を感じさせず、活躍してもらいたい」という想いを持って改訂を進めているので、とても頼もしく感じますね。

━━CCS導入後の効果やメリットを教えていただけますか?

元々目的としていた、社歴が長い社員と新しい社員との情報格差をなくすという点はとても効果があがっているように感じます。

中途入社した社員のCCSに対する感想として、「ここまで徹底的に言語化されているのでありがたい。迷子にならない。」といった声をよく聞くようになりました。

自分が新しく入社した立場だと、誰に何を聞いていいのか分からない、どんな文化・ルールでこの会社・職場が動いているのかすごく不安だと思うんですね。

それに対して、かなり事細かにCCSに書かれていて、ここに書いていない”闇ルール”みたいなものがないので不安の軽減につながっているようです。もし何か公開されていないことがあれば、次回の改定の時にどんどん追加されますし、ここまでオープンにされていることに驚かれることが多いです。

あとは、社内に共通の価値観・カルチャーの浸透がすごく進んだようにも思います。「このデータってどこにあるんだっけ?」と私が社員に聞くと、「社長、CCSに載っていますよ。」といった内容を返されてしまうのですが(笑)、それくらい社内のことはCCSに聞け、という文化が浸透しているんですね。

そうなるとみんなCCSをよく読むようになって、共通の考え方・価値観がすごく早く浸透するようになったなと感じています。



CCSを基盤として、自走と自創を実現する組織に。

━━それでは最後に、CCSを通して、どんな組織を目指していますか?

よく私は社内で2つの”ジソウ”の話をするのですが、知ってるか知らないかといった格差をCCSで取り払うことで、情報を得て自分で判断して自分で走れる”自走”の組織、そして走りながら考えていたら、様々なアイデアが出てきて会社を変革する力となる、自ら創り出していくという”自創”、そんな2つのジソウがある組織にしていきたいと思っています。

これからは、AIなどで業務がどんどん自動化されていく時代です。人にしかできないことに集中して、どんどん自分の付加価値を高めていきましょう、という時代ですね。

そんな時代にあって、読めば分かることはCCSですぐにキャッチアップして欲しい、覚えて実行するだけならAIに任せたい、そして我々はさらにAIを使いこなせる人材になり付加価値の高い仕事に集中していく、ということが求められていくと思っています。その意味で、このCCSはこの変化の時代の組織の基礎となる重要なものだと位置づけています。

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